お茶の木様と町の人々に親しまれている茶の木神社。御祭神は倉稲魂大神で、伏見系のお稲荷様で
す。この土地は、徳川時代には3000坪に及ぶ下総佐倉の城主堀田家(十八万石)の中屋敷であって
周囲に巡らされた土壌芝があり、その上に丸く刈り込まれたお茶の木が植えこまれていて、その緑が
見事といわれたと伝えられます。
この屋敷内と周囲の街にも火災が起こらなかった為、だれ言うとなく火伏せの神とあがめられまし
た。堀田家では、年一回初午祭の日には開門して一般の参拝を自由にしたので、「お茶の木さま」の
愛称で人々の評判も上々だったようです。