散歩の時に見つけた

東京都内を散策しますが、こんな所にこんな物がと再発見します。写真等を添えて記録します。

シーボルト胸像(あかつき公園)

2012-06-30 06:18:33 | Weblog
    

        

 中央区明石町のあかつき公園にあります。正式にはフィリップ・フランツ・フォン・シーボ

ルトといいます。オランダの商館医員として文政6年(1823)長崎に到着し、診療の傍ら

長崎の鳴滝に塾を開くなどして活躍しました。文政9年に江戸に来て、江戸の蘭学者に面接指

導し大きな影響を与えました。しかし同11年のシーボルト事件が発生し追放されましたが、

安政6年(1859)幕府顧問として再来日しています。  

 彼の指導は江戸蘭学発展に貢献すること大でありました。この地が江戸蘭学発祥の地である

こと、彼が長崎でもうけた娘「いね」が築地で産院を開業したこともあり、この地一帯が外国

人居留地が設けられていたことから、ここに彼の胸像を建て、日蘭の橋渡し役としての功績に

報いるものであるとしています。(中央区教育委員会)

 

佃大橋(明石町~佃1丁目)

2012-06-29 06:32:14 | Weblog
    

          

 隅田川テラス散歩大好き人間ですが、勝鬨橋と佃大橋の中間の聖路加ガーデン辺りからの眺

望は素晴らしいと思いますね。隅田川もこの辺になると川幅も広く、水面を滑る水上バスも姿

がいいですよ。この船はリバータウン号かな。  

 この橋は「佃大橋通り」とも呼ばれる、東京都道473号新富晴海線を通す橋で明石町から

佃1丁目に架かります。隅田川最後の渡船場で320年続いた「佃の渡し」の位置に架けられ

ました。東京オリンピック開催に備えた関連道路の一部として、戦後初めて隅田川に架橋され

されたものです。竣工1964年8月で長さ476m、幅25m。佃島の歴史にはたいへん興

味を持っています。5年振りに橋を渡りますか。

トイスラー記念館(明石町)

2012-06-28 06:30:14 | Weblog
    

        

 昭和8年、トイスラー記念館は隅田川畔の明石町19番地に聖路加国際病院の宣教師館とし

て建設されました。平成元年に解体工事が行われ、平成10年2月に聖路加国際病院敷地内に

移設復元されました。この建物は昭和初期の住宅建築には珍しい鉄筋コンクリート造一部木造

の二階建てで、ヨーロッパの山荘を思わせる重厚な風格ある建物でした。  

 この建物は、聖路加国際病院の歴史を物語るとともに、築地居留地時代から引き継がれてき

た明石町の歴史の一端を伝える貴重な文化財とされています。

 

発祥の地(中央区明石町)

2012-06-27 17:09:40 | Weblog
    

        

 地下鉄築地駅から聖ルカ通りを東南に進みますと、左側に「女子学院発祥の地碑」がありま

す。この碑は創立130周年を記念して1999年に建てられました。女子学院は1870年

(明治3年)に築地居留地に開設された「A六番女学校」がルーツで1890年(明治23)

には、他の女子校と合併して現在の校舎のある千代田区一番町に移転し、校名も「女子学校」

になっています。  

      

 立教学院発祥の地 立教学院創立125周年記念事業のひとつとして「立教学院発祥の地」

記念碑が、聖路加国際病院の敷地内に建立されています。これは2000年(平成12)に、

卒業生である彫刻家の三坂制氏により制作され、1月28日除幕式が行われました。立教大学

は1918年(大正7)現在の豊島区池袋に移転して現在に至ります。

濡れた傘に注意(東京メトロ)

2012-06-26 06:38:48 | Weblog
     

 東京メトロのマナーポスターです。「なぜ車内で濡れなきゃいけないの」と少年が迷惑顔を

しています。たっぷり濡れた傘のしずくで困っていますね。  

 梅雨どきの様子が分かります。濡れた傘の取り扱いにご注意ください ホントニ。

水琴窟・放生池(心城院)

2012-06-25 06:45:05 | Weblog
   

        

 心城院の境内には水琴窟と放生池があります。手水鉢の水を黒砂利の中央に落とし、耳を澄

ませて下さい。聴きづらいときには脇の聴き竹に耳を添えてください・・とあります。手水か

らしたたり落ちる水が、地中に埋めた甕の中で反響し、あたかも琴を奏でるような音が聞こえ

てきます。昔の人はなんとも風雅なことを考えたものと感心しました。  

   

 放生池 元禄の昔から病気平癒などの祈願で、縁起の良い亀を放し、「亀の子寺」として親

しまれていました。久保田万太郎はこの池の亀を眺めて一句「きさらぎや 亀の子寺の畳替」

と詠んだそうです。なるほど旧暦のお正月ですね。

心城院・湯島聖天

2012-06-24 07:04:13 | Weblog
    

 湯島天神の男坂の坂下にあります。5代将軍綱吉の時代(1694)に、湯島天神の別当寺

であった喜見院の住職が、菅原道真が信仰していた聖天様を比叡山から勧請して湯島天神境内

に祀りました。慈覚大師作と伝えられます。この聖天さまは湯島の聖天さまとして江戸っ子か

ら篤く信仰され、あの紀伊国屋文左衛門も帰依したといわれています。 

 江戸時代の喜見院は、明治維新の神仏分離令の影響で廃寺となりましたが、もともと喜見院

の弁天堂であった現在の心城院(しんじょういん)が、運よく廃寺の難を逃れて寺名を心城院

と改め、建立当時の経緯から天台宗に属し現在に至っています。  

    

        

 本堂の手前左手には柳の井があります。江戸時代の文献に「この井は名水にして、女の髪を

洗えば如何ように結ばれた髪も、はらはらとほぐれ垢落ちる。気晴れて風新柳の髪をけずると

云う心にて、柳の井と名付けたり」と記されています。古来より水枯れもなく、関東大震災の

時には、湯島天神境内に避難した多数の罹災者の命を守った唯一の水として、当時の東京市長

から感謝状を受けているそうです。

 

青和バラ公園(足立区青井)

2012-06-23 06:24:48 | Weblog
    

        

 つくばエクスプレスの青井駅から徒歩2分、住宅地の中にあるこじんまりしたバラ園です。

 勇んでバラの花を観賞に出かけましたがちょっと遅かった感じですね。約100種類920

株の色とりどりの花が迎えてくれます。  

    

 石畳やドーム風のバーゴラ、大きなカナリーヤシが洋風の花壇を演出しています。平日の日

中で静かでした。老婦人がベンチで「どうぞお掛けになりませんか 足腰に加えて身体中が弱

って・・・」などと話かけられました。秋は10月中旬から11月中頃が見ごろになると聞き

ましたので、大いに期待しようと思います。

東武浅草駅新装開店

2012-06-22 05:54:37 | Weblog
      

 綺麗になりましたね。東京スカイツリーが完成したのに合わせて、80年前の開業当時の姿

にリニューアルしたものです。80年前の重厚なネオ・ルネサンス様式の壁面が復活し、屋上

の時計台も綺麗になりました。松屋浅草店も営業中ですよ。  

 伊勢崎線で馴染んだ呼び名も、東武動物公園までは「東武スカイツリーライン」と変わりま

したね。この駅ビルは1931年(昭和6年)完成の地上7階、地下1階で、東京大空襲で内

部が焼けたがビルは残りました。今回、1974年(昭和69年)の改修時に外壁を全部アル

ミ材で覆ったのを撤去して一新したというものです。1931年の壁面が復活したと言います

が、なかなか斬新ですね。一つ目の駅が東京スカイツリー駅です。

飛不動の羅漢さま

2012-06-21 06:34:18 | Weblog
    恵比寿さま

        羅漢さま

 飛不動の正寶院の境内に、下谷七福神の恵比寿神の社があります。その傍らに羅漢さまと洗

心童子を見ました。「羅漢」は「阿羅漢」の略で、古代インド語サンスクリットの「アルハッ

ト」が語源だそうです。これは、人々から尊敬・布施をうける資格のある人の意で、悟りをひ

らいた高僧をいう・・とあります。お二人で何か語り合っていますね。  

    

 山門を入って右側に六地蔵さんが並んでおいでですね。お地蔵さんは、大地が全ての命を育

むように、苦悩の人々をその無限の大慈悲の心で包み込み、救うところから名付けられたとさ

れますね。一般的には「子どもの守り神」として信じられ、子どもが喜ぶお菓子などが供えら

れていることが多いですよ。