現在の橋は昭和52年(1977)の竣工で、長さは170mの斜張橋です。
最初に新大橋が架けられたのは元禄6年(1693)で、隅田川の橋としては3
番目に架けられました。「大橋」と呼ばれた両国橋に続くものとして「新大橋」と
名付けられました。この新大橋は20回以上も破損、流失し、幕府が維持管理をあ
きらめましたが町民の嘆願で、維持費は町方が負担することを条件に存続すること
になったものです。
明治45年(1912)に鉄橋が架けられ、市電も開通する立派な橋でした。貴
重な建造物として愛知県犬山市の博物館明治村に部分保存されています。
関東大震災や大空襲のときは、隅田川の橋がことごとく焼け落ちるなどしました
が、唯一この橋は被災せず、避難の道として多くの人命を救ったため「人助け橋」
と称されています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_en2.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_en2.gif)