白髭橋西詰を少し南下すると たくさんの幟があります。このお不動さまには布
袋尊もお祀りしています。天平宝宇4年(760年)に開創されたもので、現在は
比叡山延暦寺の末寺となっています。
江戸時代には武家の尊信をも集めており、明治末年の大火、関東大震災、そして
昭和20年3月の東京大空襲の際にも、不動院を中心とした橋場の近辺は災禍をま
ぬがれたことから、霊験あらかたな橋場不動尊として、広く庶民に尊信されていま
す。現在の本堂は、弘化2年(1845年)建立のもので、小堂ながら江戸時代の
建築様式を保ち、美しく簡素な佇まいをしめしています。