江戸の昔の史蹟・遺跡を見る時に必ず出てくるのが明暦の大火です。霊巌寺が越
前堀から深川に移転したのも明暦の大火です。1657年の大火で焼失して、移転
のために隅田川沿いの湿地を埋め立てて、寺を建立することを許されましたが、た
いへんな難工事を強いられました。その頃、近江三井寺の不動堂住職期妙の夢の中
に、本尊の不動尊像が現れて「手助けをしたいので江戸に連れて行くように」とお
告げがあったと言い伝えられています。
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霊巌寺の工事をしているところにお堂を建てて安置したところ、工事は順調にす
すみました。後に不動寺に安置された上人から「出世不動」と命名されたというこ
とです。関東大震災後に長専院と合併し、以来「出世不動尊」として信仰を集めて
います。境内には大きな梵鐘がありますが、これは釣鐘でしょうと思いますが何故
か置いてありますね。安置してあるのでしょうか。
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