散歩の時に見つけた

東京都内を散策しますが、こんな所にこんな物がと再発見します。写真等を添えて記録します。

不忍池・弁天堂

2012-01-31 06:53:01 | Weblog
    

         

    

 上野不忍池へ久しぶりに弁天さまにお参りに来ました。昨年の東日本震災の影響かただいま

工事中でした。池には氷が張り、日かげには残雪といった風情です。弁天堂の前にあった琵琶

は倒壊したのか、南側の庭へ移動して資材で補助されています。

 この弁天堂は、天海僧正が不忍池を琵琶湖に見立て、竹生島弁財天を寛永初年に勧請して建

てたものといいます。本尊は八臂の弁財天で、特に芸能や福徳にご利益があるそうです。若い

頃に「彼女と二人でお参りすると、弁天さまがヤキモチを焼いて先行きいいことないから気を

つけなさいよ」と、町内のおばさんが教えてくれましたよ。

オペラ歌手・藤村梧朗の碑

2012-01-30 07:07:21 | Weblog
    

        

 御徒町公園西南入口の彫刻。銘文は以下のとおりです。「オペラの名手にして 大正期天下

の子女の血をわかせたる熱と義と愛の人 藤村梧朗1955・1・18ここに昇天す 即ちこ

の処より平和の歌声高らかにあがるしるし これ人間の 愛 愛 愛」です。   

 調べてみると、赤坂ローヤル館出身、旭歌劇団ではバリトンの花形歌手として活躍する。そ

の後も根岸歌劇団などに所属、震災後も復活した歌劇団で唄う・・とあります。

なんじゃもんじゃの木

2012-01-29 07:01:04 | Weblog
    

        

 御徒町公園に「なんじゃもんじゃの木」というのがあります。この木は朝鮮・中国にも分布

していますが、日本では本州木曽川流域と九州(対馬)に知られている珍しい木で、昔は代々

木青山練兵場にあった木より株分けして、台東4丁目の荒沢治郎氏が大事に育てたものとい

われます。木の高さは10mを超え、4、5月頃には、雪が降り積もったような花を咲かせま

す。(説明板の写真参照)  

 珍しい木であるため異称が多く、ロクドウボク(六道木)、・アンニャモンニャ・フタバノ

キナタオラシなどとも呼ばれています。(台東区説明板)

御徒町公園の八幡神社

2012-01-28 06:36:53 | Weblog
   

        

 東京メトロ仲御徒町駅の近くにある公園です。公園の北西側から入ると八幡神社があって、

その向こうに街中ではあまり見ない池があり、立派な鯉が10匹ばかりいます。ここは江戸時

代伊予大洲(おおず)藩加藤家の上屋敷だったそうで広さは約7300坪。この八幡神社は大

洲八幡神社から勧請されたものです。現在は公園と御徒町中学校になっています。

 大正時代までは加藤家の屋敷があったといいます。大洲藩加藤家の藩祖は、あの賎ケ岳七本槍

の加藤嘉明でしょうか。さて江戸留守居役の日記が伝えられ、文政9年(1826)5月14

日の夜、藩邸に賊が入り女中部屋のタンスをこじ開けて8両盗まれたといいます。それがあの

ネズミ小僧であったと伝えられます。本当でしょうかね。

吾妻橋1丁目から眺める

2012-01-27 07:29:49 | Weblog
     

         枕橋

 駒形橋を東へ渡って進むと、吾妻橋1丁目交差点からスッキリとしたスカイツリーがみえま

すね。こんなにスッキリと見るのは久しぶりです。道路標識にあるように、ここから北へ進む

と枕橋から墨堤通り、白鬚橋、水神大橋へと進む。  

 634メートルの東京スカイツリーがいよいよ今年5月開業となる。東武鉄道業平橋駅の乗

降客もいくらか落ち着いたらしいですね。先日の雪が凍りついて、それが落下して近隣の住民

を心配させているとニュースで報じていたけれど、どうでしょうかね。ツリーの真下へ行くよ

りも、ここいらあたりの距離が一番の眺めだと思いますが。

 

塩地蔵・水子地蔵(回向院)

2012-01-26 06:45:45 | Weblog
    塩地蔵

 回向院と庶民信仰の関わりを示す像として地蔵菩薩像があります。右手に錫杖、左手に宝珠

を持たれており、参詣者が願い事が成就すると塩を供えたことから「塩地蔵」と呼ばれて親し

まれてきました。腐食がひどく年代など判明しませんが、古いもので「東都歳時記」所載の江

戸東方四十八ケ所地蔵尊参りには、その四十二番目として数えられています。

    水子塚

 陽の目をみずに葬られた水子の霊を供養するため寛政五年(1793)、時の老中松平定信

の命によって造立されたもので、水子供養の発祥とされています。江戸市民に知られていたこ

の矩形の板石の塔は、正面に小作りながら端正なお顔の地蔵菩薩像が浮彫りされ、その下には

「水子塚」と刻まれています。

猫の恩返し(回向院・猫塚)

2012-01-25 06:58:01 | Weblog
   

        

 聞くも涙の物語「猫の恩返し」です。猫をたいへん可愛がっていた魚屋が、病気で商売がで

きなくなり、生活に困ってしまいました。すると猫がどこからともなく二両のお金をくわえて

来て魚屋を助けます。ある日猫は姿を消して戻ってきません。ある商家で、二両くわえて逃げ

ようとしたところを見つかり、奉公人に殴り殺されたのです。  

 それを知った魚屋は、商家の主人に事情を話したところ、主人も猫の恩返しに感銘を受け、

魚屋とともに遺体を回向院に葬りました。江戸時代のいくつかの本に紹介されている話ですが

本によって人名や地名の設定が違っています。江戸っ子の間に広まった昔話ですが、実在した

猫の話として貴重な文化財の一つに挙げられています。

馬頭観音堂(回向院)

2012-01-24 07:06:00 | Weblog
     

        

 回向院の開創間もない頃、将軍家綱公の愛馬が死亡し、上意によってその骸を葬ることにな

りました。その供養をする為、回向院二世信誉貞存上人が自ら鑿をとって刻した馬頭観世音菩

薩を安置した馬頭観音堂です。このお堂の前には犬猫供養塔、唐犬八之塚など、様々な諸動物

を供養する石碑などがあります。

     

 日当たりのよい石畳の上では、猫が一匹のんびりと昼寝でしょうか。



今朝は雪が積もっていました。昨夜からの予報とおりでしたが、都心で4㎝積雪は平成18

年以来だそうで6年振りだそうです。雪の降った年は豊作と聞きましたが、今年の実りの秋が

待ち遠しいですね。  

稀勢11勝、琴奨8勝

2012-01-23 07:11:03 | Weblog
    

        

           稀勢の里・NHKテレビ

 大相撲1月場所は把瑠都の初優勝で千秋楽を迎えたが、昨年秋から新大関2人が誕生して、

場所中5回の満員御礼が出ました。その新大関・稀勢の里は琴欧州を降して11勝を上げ、先

ずは合格でした。琴奨菊は、7勝7敗の千秋楽に日馬富士を寄り切って勝ち越した。大関2場

所目はむつかいと言われたが、なんとか面目を保ってかたちです。  

 把瑠都のお母さん、奥さんも観戦して拍手をおくっていたが、奥方に「いつもいつもつらい

時に有難う」と感謝、満場の拍手を浴びた。おめでとう。

老女弁財天(浅草弁天山)

2012-01-22 07:04:52 | Weblog
    

 浅草寺本堂の東南、弁天山と呼ばれる小高い丘に建つお堂にお祀りする弁天さまは、白髪の

ため「老女弁財天」と呼ばれています。小田原北条氏の信仰が篤く、「江の島」(神奈川県藤

沢市)、「布施」(千葉県柏市)とともに関東三弁天の一つに数えられています。  

 縁日の「巳の日」にお堂の扉が開かれて、法楽が営まれるとのことですが、私がお参りした日

は「巳の日」に当たらなかったので、一度も拝見したことがなく残念です。お堂は鉄筋コンク

リート造りで、昭和58年(1983)3月に再建されました。弁天山公園は子供たちにとっ

ても格好の遊び場所ですね。