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昔、今の多聞寺辺りは隅田川の河原の中で、草木が生い茂るとても寂しいところでした。そ
こに「牛松」と呼ばれる松の大木があり、その根元の大穴に妖怪狸が住みつき、人々をたぶら
かしていました。そこで和尚さんと村人たちは、お堂を建てて妖怪を追い払う作戦をたて、松
の大木を切り倒し、妖怪狸の穴をふさぎました。
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すると大地が轟き空から土が降るなど、妖怪狸のいたずらは一層ひどくなりました。和尚さ
んの夢枕に大坊主が現れて脅迫する始末です。和尚さんは一心にご本尊を拝みました。すると
毘沙門天のお使いが現れ、妖怪に向かって「おまえの愚行は お前自身を亡ぼすことになる」
と戒めました。翌日の朝、二匹の狸がお堂の前で死んでいました。村人たちは狸がかわいそう
になって、供養のために塚を築きました。これを狸塚と呼ぶようになりました。
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