散歩の時に見つけた

東京都内を散策しますが、こんな所にこんな物がと再発見します。写真等を添えて記録します。

宝井其角住居跡(日本橋茅場町)

2007-05-08 07:52:01 | Weblog
 

 

 宝井其角(たからいきかく)は、芭蕉門下第一の弟子といわれています。江戸下

町で、医者竹下東順の長子に生まれ、後に芭蕉の門弟になりましたが、かなりの放

蕩児だったらしいです。「闇の夜は吉原ばかり月夜かな」「暁の反吐は隣の時鳥」

などの句からも、その様子がしのばれます。この放蕩や酒が災いしたのか、47歳

の若さで他界しています。

 父親が近江の出であったので上方文化に通じ、上方を訪れた機会に知り合った人

たちを芭蕉門下に誘うなど、一門の繁栄にも努めたといわれます。また、赤穂義士

の俳人・大高源吾との交流も伝えられています。

 芭蕉の死後、日本橋茅場町に江戸座を開き、江戸俳諧の一番の勢力になったとい

われます。