明治6年、前年に制定された「国立銀行条例」に基づき、日本最初の銀行である
「第一国立銀行」がこの地に創立されました。当時の建物は、三井組が建てた「三
井組為替方」を譲り受けたもので、海運橋のたもとにそそり立つ、壮麗な和洋折衷
建築として有名だったそうです。(三井組ハウスと呼ばれた)
現在は、みずほ銀行兜町支店の外壁に「わが国銀行発祥の地」という銘板がはめ
込まれているだけになっています。なお、当時、第一国立銀行頭取であった渋沢栄
一邸は、この第一国立銀行の構内とも言うべきところにあったといわれています。
通りかかった女性がプレートを見ていますね。