千住市場の守り神とされ、祭神は倉稲魂神(うかのみたまのかみ)、商売繁盛、
出世の神様、また食べ物の神様とされます。天保元年(1834)の神道厨子二基
は、精巧を極めた彫刻がほどこされ、足立区登録文化財になっています。
江戸時代の社殿は戦災で焼失し、現在の権現造りの社殿は昭和41年に完成した
ものです。境内には明治39年に建設された、千住市場開設330年記念碑があり
ます。また、社中の千貫神輿は足立区内最大を誇っています。
また、市場の問屋43軒が檜樹を奉納した記念に「誓いての あとのたのみや
夏木立」の句碑がありますが、この句を詠んだ人が不明で、「知っている方は教え
てください」と立て札があります。