三筋北陸・ワインダー(糸捲き機)の専門機料店

繊維産業のウラ話に迫る、メンテナンスのお気楽日記。

メンテお気楽日記 9月15日 共に喜ぶ

2016-09-16 | メンテナンスお気楽日記
「美味し~い!」テレビのタレントの言葉をしらじらしく感じ、営業だからと冷めた目で見てしまう。
いくらそれが、美味しそうと思っても、テレビ情報はしょせんテレビの情報の中で終わってしまう。

旅先でもたまに、吉野家の牛丼が食べたくなって飛び込むのだが、それなりの?味でしかない。
確かに、次から次へと客は来店しているが、個人客が笑顔で食べている姿は見たことがない。
あるとすれば、グループ連れか家族の子供の笑顔ぐらい。話題が楽しいのか、料理が美味しいのか?

やはり、人と一緒に食べること、話題を共有することが、美味しさのポイントなのかも知れない。

と、言うのも、現在自分は独身生活です。嫁が母親の介護のため実家に行っています。
昼は外を飛び回っていれば、何とでもなりますが、夜の食事は晩酌付き?なので、車での外出は出来ない。

料理も嫌いではないから、一人でスーパーで買い物をして台所にも立ちます。一人分なので気楽は気楽なの
だが、これが旨いのか?まずいのか?感覚がない。只、作ったものを腹に押し込む味気無さだけが残ります。


料理人はお客に「美味しい」って言ってもらいたくて食事を作る。職人だって客先から「ありがりう、ご苦労様」
の言葉を聞きたくて、汗を流す。世の中の大半は、相手の笑顔があるから働ける、仕事ができる。

「ものづくり」だって、そうです。この製品を作れば、誰かが便利になる、喜んでくれる。
けっして独りよがりの製作ではなく、他人を想うことから「ものづくり」が始まると思います。


いつものようにパソコンに向かってはいるが、次の文章がすらすらと出て来ない。
集中時間が極端に短い感じ、おっくうにさえ・・・・や~めた。

メンテお気楽日記 9月12日 一年前のブログ記事

2016-09-15 | メンテナンスお気楽日記
事務所に帰れば、まずメール確認。アナログ人間を自負していた自分には、考えられない変化。
まだ?、スマホ対応は躊躇しているものの、ガラケイで充分。こっちの方がベストとも考えています。

油まみれや、うるさい?工場作業中に着信音が鳴っても、出るに出られず気をもみます。
便利なようで厄介なのは、相手はこっちの状況を解らず連絡して来ること。すぐに出てあげたい気持ちが
あっても、気もそぞろでは、まともな対応も出来ない。もちろん、その時は時間をズラしての連絡。


事務所でパソコンに向かう時は、そんな心配は一切ない。椅子に座っての操作だから画面に集中出来る。
まずメール確認をしての対応?日報・工料売上伝票もその日のうちに記録、欲しい情報があれば検索。

それから、仕事のことや、街を走り回って感じた事を「お気楽日記」としてブログに書き込みます。
自分勝手な?思い込み日記を、何人もの人に共感してもらえる事は、やはり励みにもなっています。


で、gooからの重要メール?として「一年前のブログ記事」が、わざわざ?案内されます。
これが、けっこう多くて、お仕事メールの中に表示されます。邪魔は邪魔だが、気にもなります。

開かないと、いつまでも「未解読」として残量数として表示されます。そのためポンポンとクリックして
解読済とするのだが、やはりタイトルは見てしまう。

そんな中に、下記の2点がありました。自分ながらに「よく書いてるナー」とも思いました。
それ以上に、現状のちょっと「熱」の冷めている自分も発見し、ちょっぴり反省もしています。

★ 2015年9月9日メンテお気楽日記 「ピンクのネクタイ」

★ 2015年9月10日メンテお気楽日記「機能性繊維」

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メンテお気楽日記 9月7日 手間工料

2016-09-08 | メンテナンスお気楽日記
                          節取り装置の二重チェック。誤動作を防ぎます。

そりゃ、機械はスタートスイッチを入れれば、何時間でも文句も言わず、動いてくれる。
でも、そのままって訳にもいかず「見守り」って作業も、必ず必要とされる。

まず、「委託加工」をお願いするって事は、加工機械を「レンタル」すると考えなければならない。
自分では出来ない作業を、他社工場の施設や機械をつかって加工する。もちろん、人件費も。


例えば、レンタカーを借りるとするならば、2時間と丸一日では、当然、料金が違ってきます。
それを、移動距離だけで試算しようとするのが、現在の、「ものづくりの加工委託料金」です。

高速道路でとなり街へ移動するのと、林道を山越えするのでは、これも当然、車や時間も違ってくる。
それを、郵便料金や宅配料金で換算されれば、その「手間」を誰が請け負うかという事です。
条件が違えば、料金が変わってくるのは当然です。郵便・宅配ですら、距離・重さの違いはある。


「ものづくり」延いては「品質管理」に一番大切なポイントは「ひと手間」にあります。

この「ひと手間」あればこそ、製品としての価値が作られます。決してボタン操作だけでは成り立ちません。
機械を選び、部品をセットする。作業中も動きに目を凝らしての確認、仕上がれば発送前の点検・検査。

品質を自分の責任ととらえ、手間を惜しまなかったのが「日本のものづくり」だったかも?

その大切な「手間経費」をカットしてしまったのが、「低価格加工料金」です。
材料費はもちろん落とす訳にはいきません。機械を稼働させれば電気代。維持部品も必要です。
他にも、必要経費は色々とあります。必要経費です。経費として数字に出ないのは「手間」だけです。

言い訳は?「海外で作った方が安くなる」確かに、人件費は比べ物にならないのも解る。
しかし、製品に「意欲」「手間」があるかと言えば、疑問を感じざるを得ない。形ばかりリッパな?
製品は幾多と見てきた。安くさえ作れば買ってもらえるという、安易感かも知れない。

それに危機感を持った商社は「手間」をマニュアル化しようとしている。もちろん自社利益の為の行動。
しかし、「何のために、何が必要で、何をどうする」を理解しなければ、猫の耳に念仏?馬?


「手間加工」は他人を想うから・製品を想うからこそ出来る、ひと手間です。
その手間を認めてもらえない状況は、やる気にも大いに影響します。やる気だけで済めばいいのだが・・・


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メンテお気楽日記 9月3日 お客様の意向

2016-09-05 | メンテナンスお気楽日記
「ワキシング装置」の注文です。と、言っても、中古部品として「ないか?」ってことです。

三筋ワインダー用としては、12錘単位で必要な訳だが、中古在庫が揃わない。もちろん新品組み付け
として、揃えることは出来るが、設備投資の額で二の足を踏んでしまう。

さらに、客先では仕上げ機に村田ワインダー用のワックスを使用しているので、それを使用したいとのこと。

三筋タイプと村田タイプでは、ワックスの穴径がまったく違う。11mm径と20mm径。
その為には、村田ワックスのジスク部品が必要となる。さいわい?ジスク在庫だけはあった。

でも、それを三筋テンション装置の上で回転させなければならない。もちろん取り付け金具など無い。
糸道ガイドもそろえなければならない。なければ、考えて・作るのが三筋の常。


いつも通り?ホームセンターの金具売り場の前で、試行錯誤します。これをこうすれば・・こうなって・
プレートを何枚か買ってきて、ビス穴をあけたり、鉄板を折り曲げたり。カタチだけ?は出来ました。

でも、部品には「効果」と「使い勝手」が重要となります。

ワキシング装置では、ただワックスが回るだけでは効果がありません。糸のスピードと回転スピードを
ズラす必要がある。それがワックスの付着率に大きく影響してくる。それがブレーキ機構です。

いくら中古ジスクの在庫があったとしても、後は寄せ集め?と加工で対処しなければならない。
ワキシング装置のために作った部品は無いのだから、サイズ合わせの座金調整も微妙です。

使い勝手の方も、糸道を考えれば、大体、想像はつくが、ピッタリのガイドが揃うわけでもない。
あるモノで作るのが、中古製作?だから、新規購入は極力?控えなければならない。


で、納品目安は出来ました。新品価格3,800を1,000円に抑えることが出来ました。
お客様の意向?は「なるべく経費を抑えて仕事がしたい」でも、三筋の努力は計算されていません。

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メンテお気楽日記 9月1日 難しかった、問い合わせ。

2016-09-01 | メンテナンスお気楽日記
「絹糸で、紐を作りたいのですが、中古ブレーダー機か、又は加工していただける処ありませんか?」

せっかく、国産絹糸を手に入れたが、東京の繊維試験所のブレーダーが破棄されてしまったの事。

石川県のかほく市は「製紐産業の産地」色んな企業が色んな技術で、技を競っている。製紐部会も活発に
活動してるのが見える。畑違いであろうと、加工先を見つけるのは、簡単と思った。
もし、絹にこだわるとしても、三重県には絹糸専門の組紐企業もある。他にも、情報の道はある。

まず、能登方面の製紐工場を何軒か当たったが、平織りのニードル織機やゴム糸加工が多い。
ブレーダーと言ったら、ボビン給糸の組み紐で丸編み(組み?)紐を作るが、意外と情報が入って来ない。

それならば、紐専門の商社を訪ねればイイ、紐見本から加工先を探せば、話が早いハズ。
でも、ここでも「ゴム入り加工紐」が多い。やはり専門技術産地は集中するのだろうか。


で、ここで一旦報告。ところが、客先の思いが違うことが判明。ブレーダーとニットブレーダー?
電線内膜や産業用ロープ紐を作るボビン組み紐装置をイメージしていたが、ニットブレーダーは針で編むと言う?

じゃ、リリアーン? でも横編み機のネット編みとも違うらしい。編み糸が絡みあって解けないらしい。
丸編みはゲージの数こそ違え、一本の糸で編みあげていく。それも、何本かの糸を使うらしい?
機械はおろか、紐のイメージすら湧かず、頓挫したまま情報を探す。

第一のヒントは丸編み工場で「別糸のストライプの入った丸編みや、ボーダー柄もあるらしい。」とのこと。
でも、まだ、イメージが出来ません。何を探せばイイのかも解りません。


答えは、意外に早かった?大阪の圓井さんです。中古ワインダーの問い合わせがありました。
圓井さんでは「卓上型紐編み機」も製作しています。特注装置には心強い企業です。

「丸編み紐のストライプはどうして入れるの?」「それなら、縦編み式ニットチューブマシンのことダね。」
生地生産機は色々とあるが、紐づくり用の装置は日本製は無いとのこと、海外製も3社程しか知らない。

圓井さんでも、試作機は作った事はあるが、まだ?販売には至っていないとのこと。
銅線やステンレス線を編んだ、特殊加工は見たことがあるが、まだ、知らないことの方が多い。

ともあれ、機械は無理と報告し、国内加工所を紹介してもらうことをお勧めした。これ以首を突っ込んでも
知らない事までお世話出来ない。ま、今回は、いい勉強をさせてもらった。満足している。

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