三筋北陸・ワインダー(糸捲き機)の専門機料店

繊維産業のウラ話に迫る、メンテナンスのお気楽日記。

メンテお気楽日記 3月3日 !!!!。工場がからっぽ。

2015-03-01 | メンテナンスお気楽日記
           速報!!手に入れました。電動・50cmタイプ。これから整備が始まります。

ことの始まりは「機械式カウンターでモーターを止めたい」との依頼からでした。

三英測器やホクヨーのカウンターにはリミットスイッチが内臓されているタイプもあるが、
お客さんが持ち込んだのは、満捲カッターの作動タイプでした。あるものを利用して考えます。

レバーの動きを別スイッチに連動させれば、事は簡単と思っていましたが、機械には押しボタン
スイッチやマグネットスイッチが組み込まれていて、自分なりに配線図を考えてみても、解らない。
新たなリレー回路は必要とは思うけれど、押しボタンスイッチとの関連がわからない?


解らない事は、人に教えてもらうか、同じタイプの回路をマネすればイイ?
で、思い出したのが、同様の機械を使っている工場。配線を見れば解かるかも。

さっそく工場を訪ね「あんちゃん、居るか!」「仕事に行ってる」「???」
ばあちゃんとの話がかみ合わない。「配達か?」「いいや仕事に行ってる」

工場の前で話を聞けば、もう半年も前に廃業したとの事。確かに一年以上のご無沙汰。
メンテにとって「ご無沙汰」は平温の証し、困った時だけのお仕事だから。

ともあれ工場内を見せてもらう、見事に何にもない。撚台も準備機もワインダーも何もかも
きれいさっぱり!残っているのはベークボビンとダンボールの山。洗濯物の干場になっていた。

「機械は買ってもらえなかったから、解体業者が持って行った。」「機械が鉄クズか・・」
「何で、声を掛けてくれなかったん?確かに今は撚台を欲しい人は少ないと思うけど、自分には
ワインダーに付いてたカウンターなんて、お宝級だよ。欲しい人も紹介出来たのに。」

「後の祭り」しかし悔やまれる。多分、廃業のさなかワインダーのメンテの事なんて考えないよネ。
もう半年も前の事だから、もし、どっかに残っているって情報も探しようがない。


ところがギッチョン、見覚えのある別の「お宝」を見つけました。「三筋製 電動式検撚器」です。

事務所の棚の上にホコリまみれではあるが、確かに三筋製の検撚器です。本人がいない為、確認も
出来ないが、たとえ壊れていても自分にとっては充分価値がある。余程の事がなければ直すことも
出来るから。

譲って欲しい!イヤ手に入れたいのだが、肝心の本人と、なかなか合える期会がつくれない。
手に入れば、ピカピカ?に整備して、また誰かに使ってもらう事もできるのだが・・・ぜひ。

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