メンテお気楽日記 ５月１９日 問い合わせ品は製造中止品

　　　　　　　　　　　　　　　　小径用リカバー装置。コーンの先に取り付けて使用。特に
　　　　　　　　　　　　　　　　糸の停止時に効果あり。ちなみに後ろは外径ループテグス

土曜日にも関われず、問い合わせが三件ありました。でも、すべて製造中止品ばかりです。

二件は「猫毛ペッグ」ですが、昔？の丸編み機には使用していましたが、現在は見かけ
ません。編み機メーカー？のグロッツさんには「コーンサポート」といって同じ役割を
する製品がありますが、錘数×単価の商談になると客先から良い返事がもらえない。

他工場からも「探して来い」なんて？指示は受けているのですが、中々巡り合いません。
大半はもう処分済み。試験用の備品も、純毛？の猫毛がバサバサで抜け毛状態でした。
テストに際しては、バネの上にモップ生地を張り付けて、代用改造で対応しました。

紙管用のリングキャップリカバーも機料店で手に入ると思い、注文を掛けましたが、
帰ってきた返事は「メーカーにも在庫無し。作ることは出来るがロット５００以上」でした。

今回のことに限らず、以前は当たり前にあった部品・機器が製造中止になっています。

どんなに必要な部品でも、便利な機器でも「数が出なければ商売には成らない！」
メーカーの問題もあるが、まず下請けの委託製造工場がネを上げてしまう。
特に、その為にだけ作った部品や機器なので、代用品すら探すのは困難な状態です。

確かに今の世の中、同じ様な部品を作ってくれる工場もあることはある。
単価価格が多少？高くなることはガマンしなければならないが、問題は使い勝手。
長年積み重ねてきたノウハウを形だけで捉えることはゼッタイに無理がある。

メーカーには製造指示書が残っているとは聞いているが、長年の製造工場が変われば
品物は別物と思った方がイイ。

矛先を変えれば、糸商も撚糸屋さんを育てる気がなければ、大変なことになるョ～。

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