三筋北陸・ワインダー(糸捲き機)の専門機料店

繊維産業のウラ話に迫る、メンテナンスのお気楽日記。

メンテお気楽日記 3月8日 創意工夫

2016-03-08 | メンテナンスお気楽日記
「ワキシング装置がありますか?三筋ワインダーに付けるんじゃないけれど。」

織機を専門とする機料店?これまでは、取引は無かった。
せっかくナビを頼り訪ねてもらえば、三筋製ワキシングを「ハィ」って訳にもいかない。

相談は「織機の横糸にワックスを着けたいが、ワキシング巻き返しのワインダーも無ければ、手間?も無い。
出来れば、織機の給糸の際、直接ワキシング装置を通すことが出来れば、作業を一工程簡素化できる?」

問題点はすぐに「ピン」と来た。北陸の機料店からも何度か相談は受けている。

織機の横糸の場合、糸がスーッと走る訳ではない、シャクリと言うか給糸スピードの変化が大きい。
横編み機でさえ、スプリングワイヤーのテンサーがなければ、編み目は均一化しない。

一番の問題は、ワキシングジスクの空回り。糸が止まってもジスクは惰性で回転する。次の動作で
ノーテンションとシャクリが発生。もっと悪ければジスク芯棒に糸が絡みついてしまう。


みんなココまでは解っている?。後はその問題にどう対処すれば、「改造?」まで漕ぎ着けるか?
プランは色々あっても、織り機を知らなければ提案も出来ない。専門機料店の「創意工夫」頼り

失敗したか?成功したか?も定かでもない。もし成功したとしても、表に出る機会は極めて少ない?


創意工夫「あったらイイな」「出来たらイイな」誰もが一応に思い、希望もする。
だけど、「無い」から希望する訳で、スーパーや量販店、まして専門店にすら無いから希望する。

その為には、自分で考えなければならない。作らなければいけない。知識や情報、そしてアンテナを
総動員して「こうなる、こうする為には、どうすればイイか?」身体を動かして、実践が必要。


只、言えることは、「出来ないから無い?」事も多い。でも、決して「あきらめて」もいけない。
他社では、やっていない、出来ない事だからこそ、チャレンジでありチャンスでもある。

「創意工夫」好きな言葉です。出来ないから考える。出来れば歴史が一つ変わります。

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