三筋北陸・ワインダー(糸捲き機)の専門機料店

繊維産業のウラ話に迫る、メンテナンスのお気楽日記。

メンテお気楽日記 12月16日 間違い電話から半自動機械?

2014-12-16 | メンテナンスお気楽日記
               ミシンモーター駆動の四つ枠捲き。綾振り装置(綾崩しも)付き

携帯電話の名簿検索。「サンコー」を押したつもりだったが、
「ご無沙汰してまーす。」「???」「エッ!」「あれっ?」

安中の「蚕糸館」に掛かったみたい。明るい声が返ってくる。
そう、ごぶさたでした、もう一年以上は連絡することもなく、お互い忙しく?過ごしている。

着信に「三筋北陸」って出るにしても、第一声から昨日合ってた様な、気楽な会話。
まずは、間違い電話をお詫びして、お互いの近状確認。つい、うれしくなってしまう。

「北陸の雪はどうですか?」「小松は金沢より雪の少ない処、テレビに映る新潟の様な事もないョ」
「仕事のほうは、どうですか?忙しそうですネ」「いゃ、相変わらず手間ばかり掛かって、なかなか
思う様には行かないし、最近は工房さんの問い合わせが少なくなり、企業相談が多くなった。」

「じゃ、私の欲しい機械ってなかなか出ないですょネ、手仕事を楽にする様な」「はい。」

座繰り器や手機織機なら、骨董品?や新しく趣味で製作する人はいる。しかし、次の段階の
手仕事を、能率よくこなす機械(装置)となると、なかなかお目に掛かれない。

座繰り器の四つ枠の自動綾振り装置や、シャツトルを紐で操作する手機機構など。
綛揚げ機も5綛か10綛ていどの小型機を探して欲しいと、二軒から依頼されている。

出て来るのは、モーターのスイッチで動く、機械じかけの産業機ばかり。けっこうな年代物だが・・
多分、新型機械?の設備投資の際、破棄されたのだろう。なんせ、高度成長時代だったもの。


機械には機械の役割があるが、機械に使われる様になってしまえば、ものづくりの成長は無い。
その為には、機械を道具として使う、人間の技量が欠かせない。人間がモノを創る。

「からくり」とはちょっと意味が違うかもしれないが、動きによって能率を上げる。扱うのは人間。
だから、技量のあるものづくりをしようと思えば、半自動機の方が最適なのかもしれない。

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