三筋北陸・ワインダー(糸捲き機)の専門機料店

繊維産業のウラ話に迫る、メンテナンスのお気楽日記。

メンテお気楽日記 9月5日 もっと仕事がしたい!

2012-09-06 | メンテナンスお気楽日記
9月に入っても繊維の低迷は続く、発注指示がなかなか出ない感じ?
だから、各工場には原糸や加工糸のパッケージが山積み。流れが止まっている。

メンテナンス依頼の電話も入るが、三筋の場合、大抵は30分仕事?、出入りを入れても1時間。
一日2~3件を回っても、日当が稼げない。もちろん?部品は中古使用。これじゃ~。

待機時間にはコツコツと中古機械(小型機)の整備。
仲間からは「これだけ手を掛けているのだから・・」と言われても、自分のコスト計算が出来ない。

機械が売れれば、それなりの売り上げが入ってくるが、手間工料まではとても付けられない。
「趣味のモノ(機械)づくり」と言われても、客の笑顔を見てしまえば、自分で納得してしまう。

そもそもメンテナンス(職人)がモノを売ってはイケナイのだろうか?

最近は、農家や漁師さんをはじめ、色んな生産現場での直販施設がある。
仲買さんに出していた時には見えなかった、顧客の声や顔を肌で感じることも出来る。
やりがいも出るし、新しい商品の開発・挑戦にもつながる楽しい仕事。

でも問題は価格。同じ品でも業者を回ってくれば、それなりの「定価」ってものが付く。
直販が新鮮さや低価格を武器にすれば、流通経済が壊れてしまう。経費産業が成り立たない。

流通や販売を生活の糧にしている人も多い。反対に「ものづくり産業」が希少になりつつある。
世の中は「つながり」によって回っている。「餅は餅屋」餅屋が多ければ多いほど世の中も回る。

話しを戻して「直販の弱点」。
仲買さんに1000円で卸していた品を、同じ価格でお客さんに買ってもらえば
喜ぶのはお客さんだけ、自分の儲けは変わりはないが、仲買さんには大きな迷惑。

迷惑どころか価格破壊。すべての商品には梱包経費・運搬経費・販売経費などがあっての「定価」
それを畑の横で商売する様なことをすれば、対面販売?物々交換。もう○○産業とは言えない。

生産品を販売価格で売れば、確かに儲けは多くなるかもしれない、しかしそれが勘違いの始まり。
「直販」だけで生活できると思ったらやってみろ!「ものづくり」は人と人のつながりが大切。

多少の儲けはけっして儲けと思ってはいけない。「開発費をいただいた」そんな自覚が大切かも?

あ~もう、疲れてきた。
メンテナンスは因果な商売。お客さんからは「いないと困る」と言われるし、お客さんからすれば
しよっ中来てもらっても「困る」。その為には顧客の数を確保しなければ、とてもやってられない。

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