迷宮映画館

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聖☆おにいさん

2013年07月09日 | さ行 日本映画
いまや、猫も杓子も映画化で、アメリカ映画界の節操のなさには、あきれ果てますが、日本の映画界も、いろいろネタ探しに苦労してるんだなあ~と思うことしきりです。面白い!といわれた本は、すぐさま映画化。さすがに世界に誇る日本の漫画界からは、引きも切らずに続々と映画化されておる始末です。

「ブッダ!お前もか・・」ではありませんが、【聖☆おにいさん】まで映画化?の話を聞いたときには、どうなるなじゃ?と、ちと懸念。しきりに本の中で、イエッサが、「映画化の時にはジョニー・デップに!!」と切望してましたが、そりゃ無理っす。一歩ゆずって、瑛太君あたりかなあ。だとブッダは、龍平ちゃん?まほろになっちゃう・・・。

と、配役まで悩む必要はなく、アニメと聞いて、なんとなくほっとしたのでありました。声はどちらもゆるっとした感じのお二人。ここは、もうちょっと明確な違いがあってもよかったような気がしました。なんだか区別ができない。

お話は、下界にバカンスに来たイエスとブッダの日本でも一年をたどるもの。無理やりエピを作ったり、だらだら話をつなげるではなく、春夏秋冬に分けて、様子を追っていくというなかなかまとまったものになってたのが、よかった。この桜が素敵。




多分、映画館に足を運ぶのは、マンがを読んだことある人だろうと思われます。だらだらと余計な説明をつけるでもなく、マンがのもつゆるっとした雰囲気はそのまんま。実はそのまんま過ぎて、既視感ありありだったのですが、あのゆるっとしたテイストを無理やり変える必要はないか。ブッダと、小学生キッズとの対決が、メインな感じになっておりまして、ブッダの優しさがにじみ出てました。

率直な感想は、わざわざ映画にする必要はあったんだろうか・・・と言うものでしたが。

◎◎◎

「聖☆おにいさん」

監督 高雄統子
声の出演 森山未來 星野源 鈴木れい子


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1 コメント

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Unknown (mariyon)
2013-07-16 09:33:11
>わざわざ映画にする必要はあったんだろうか・

そそ、まさにそれ。
観て、楽しんで、やっぱ好きだなこの2人、と思ったんです。でも、漫画でいいじゃんって。。。(-_-;)

でも、sakuraiさんもアップされてる、桜並木の風景。
日本の普通の町の普通の景色が、アニメだとほんとうにしみじみと、しみこんできます。
タチカワってのが個人的にそそられるだけかもですが(笑)
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