NY心霊捜査官

内容を何にも知らずに鑑賞。R-18だったのがネック。怖いものが嫌いな自分がなぜに見る？との懸念があったのですが、それほど怖くはなかったというのが、率直なところ。私の苦手なのが、スプラッター系、ホラー系なんで、これは精神性の怖さなんでしょうか？その辺は全く大丈夫。純粋に怖さを求めてる人にはどうでしょうか。

元NY市警の警察官が、実際に体験した心霊事件をもとにして作ったのが今作。いわゆるエクソシストもん。イラクに行った軍人が遭遇した恐怖が、帰還した後に超常的なもんをおびき寄せ、ぼろぼろになっていく。子供をライオンの檻に投げ捨てた女、塗装した地下室から見つかった死体、DVが起こった家・・・何の関係もないかと思われた事件が、徐々に結びつき、そこに共通した謎の言葉を見つける。

捜査している警察官も、精神的に追い詰められ、家族も事件から発せられてるような闇に覆われていく。必要なものは信仰心なのか、神を畏れぬ勇気なのか、悪霊の存在を認めることなのか？？？

てなことで、いろいろあった事件の裏には、悪霊に憑りつかれてしまった軍人たちがいると。何かをイラクで見つけ、それを持ってきてしまったのでした。で、それに立ち向かうのは霊感の強い警察官。でも、信仰心は薄れている。さあ、どうする？と。

うーん、たぶん実際に本当にこんな事件が起こって、信じられないような超常現象が起きてるんだと思います。それを客観的に見ている人もいる。その超常現象を巻き起こしているのは、悪魔？それとも超能力者？実際にあった・・・って言われても、この目で見なければどうにもしようがありませんです。「エミリー・ローズ」の時に感じた、しゃっきりしない気持ちを思い出したのですが、同じ監督だったのですね。

何はともあれ、自分にはかけらも霊感がなくてよかった、よかった。見なくていいものを見る気はないです。霊感強い人…がいるってことは、霊もいると考えないとならないのでしょう。いる人にはいる、見えない人にはいないってことでどうでしょう。

んな怖い思いをしているんなら、おかあちゃん、子供と一緒に寝ようよ！映画見ていて一番感じたのがそこでした。

◎◎◎

「NY心霊捜査官」

監督　スコット・デリクソン
出演　エリック・バナ　エドガー・ラミレス　オリビア・マン　クリス・コイ　ドリアン・ミシック