迷宮映画館

開店休業状態になっており、誠にすいません。

8 1/2

2009年03月31日 | は行 外国映画
最初にフェリーニの映画を観たのはなんだったっけ??
定かでないのだが、なんだかよくわからず、ついついうとうととしてしまい。夢見心地で見終わったような感じだった。

うーん、これはまずい!と思って、映画大好きおっさん(職場の先輩)に「いやーー、なんだか寝てしまって」見たいなことを言った。
そしたらば「フェリーニの魅力は、その夢ともうつつつもつかないあやふやで、眠たくなるところだから、そのふにゃふにゃしたのを堪能すればいいのだ」と言われた。

そっか!無理して、この話は!!とか、力を入れて見るもんじゃなく、ほにゃほにゃした状態にふわふわと身を委ねてればいいのだ・・・・。

はい、寝ていた弁解です。
いや、なんとか頑張ってみてたんですよ。『頑張る!』ということ自体が、フェリーニには合わないと思うのですが。

抗いがたい・・・吸い込まれていくようなほにゃららした空気。まるで催眠術にかけられているような画面から発せられるオーラ。堪能しました。

マストロヤンニは、本当にハンサムでしたねええ。

『8 1/2』

監督 フェデリコ・フェリーニ
出演 マルチェロ・マストロヤンニ アヌーク・エーメ サンドラ・ミーロ クラウディア・カルディナーレ


最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
最高傑作!? (圭一朗)
2009-04-01 02:16:45
 やっと見ました!
この“映画史に燦然と輝く最高傑作”を・・・

 最初の「車」のシーンから、空へ舞い上がって、バンジージャンプで落ちてくる夢の画面に釘付けになりましたが・・・

この現実と夢が交錯する内容は、ふんわかふにゃふにゃで 実は僕も眠くなってしまったのです。(はい、少し寝ました。アハハ)

 でも、計算され尽くしたカメラワークと、奥行きのある画面構成はさすがこれが“最高傑作”という名に恥じないもので、これはやっぱり見ておくべきでした。

そして、何と言っても全編貫くニーノ・ロータの音楽は最高で、あの楽隊の軽快な演奏は、お手々つないだシーンと共に忘れられないものとなりました。

 終わってからの山大のグリンダ先生の解説は、あまりよく解りませんでしたが(ゴメン)、フェリーニに懸ける熱意はひしひしと伝わってきました。

 もう一回見ると、また違った印象を得られそうなので機会があれば「DVD」でも見てみたい“最高傑作”でした。

 僕は、若いクラウディア・カルディナーレがすっげえ美人で好かったです。
(桜井先生とは男と女の違いですかねぇ(笑))


 
返信する
>圭一朗さま (sakurai)
2009-04-01 20:12:44
やっぱりあたしはストーリーの重々しい映画が好きなんだなあ、ということを再確認しました。
いや、映像は素晴らしかったし、音楽も本当に見事。二ーノだけじゃなく、ちょっと前に聞いた「ワルキューレ」もいいとこで使われたりして、耳にとっても良かったです。
でも、あの抗いがたい眠気にどうしてもうち勝てませんでした・・・。

やっぱそっち!
今のクラウディア!!すごいですよ。
なはは。
返信する
なるほど~ (miyu)
2009-10-21 21:39:27
ふにゃふにゃを堪能ですかぁ~。
なるほどなぁ。
眠くはならなかったのですが、
結構ぼけ~っと観ていたかもしれません(´▽`*)アハハ
返信する

コメントを投稿