山とランニングの日記(旧ブログ goo)

山やランについてのブログです。メインサイトはhttp://asakaki.blogspot.jp/で毎日更新しています。

今年も花見に行けました

2009-04-07 12:30:42 | 元気印、元気や勇気の出る話題

今朝は神戸も朝からとても暖かいです。出張に出る前に慌てて用意をして、元気印の娘を連れて、20分だけの花見にでかけました。

今年の神戸はずっと気温が低かったので、桜はまだ7分咲き、でも出張から帰る週末には散ってしまいそうなので、この日にしました。

ここは隣町の小学校前の桜並木、わたしが時々使うランニングコースです。ランニング始めるまでは、こんな場所まったく知りませんでした。ランニングしながら見つけたきれいな桜並木を娘に見せたくなり、3年前に突然始めた我が家の恒例行事です。車いすを使えなくなってからは、なかなか外に連れ出すことは難しいのですが、この日だけは特別。

いつもとっても短い時間ですが、今年もみんなで桜を見れたことに感謝します。


【FunClimb通信】二子山西岳中央稜登ってきました

2009-04-07 00:00:37 | FunClimbクラブ通信

4月4日に、秩父の二子山西岳中央稜を登ってきました。高度感があり、落石も少なく、マルチピッチをとっても楽しめました。

このルート、昨年から一度登ってみたかった、公称6ピッチ(実際は7ピッチ)のマルチピッチ・フリールートです。ルート全貌の写真が撮れなかったので、登山道の途中にある案内図を掲載します、図の左のスカイラインが中央稜になります(他のブログで、全体の見える写真を見つけました)。図中の赤いラインは下山に使った上級者向け登山道。



今回は、FunClimbクラブうりうさんと二人です。うりうさんは岩登りを本格的に初めて半年程度でしょうか、でも、もう「つるべ」で登ることが出来るようになりました。まだ、ビレイのセット等でぎこちないところはありますが、彼の希望で核心部のある3ピッチ目を含めた奇数ピッチをうりうさんが、私が偶数ピッチを登りました。つるべのパートナーが出来るのはうれしいことです。
 

 
中央稜の取り付きはハードフリーの「祠エリア」を通り抜けます。
二子山って、こういった難しいルートばかりで、わたしが登れるルートって中央稜以外数少ないのですよ。

 
 
中央稜の取り付きには、赤いドラム缶があります。1ピッチ目開始です。
取り付きのルートは、複数あって、資料によっても記載はいろいろ。多くの方が登る浅いルンゼのルートは最新の本ではⅢ級になっていましたが、過去の本で5.6、WebではⅣ級と記載されることが多く、おそらくそれが正解でしょう。資料を見ていると左の方にⅡ級ルートなんていうのもありますのでいろいろ情報が錯綜しているみたいです。いずれにしても二子山ではこういった簡単なグレードは重要視されていないので、適当なんでしょう? とにかく1ピッチ目はⅢ級には見えなかったので、それなりに「慎重に」と、声をかけてスタートしました。


  
左は2ピッチ目(公称5.8)をリードするわたし、右は、つるつるの2ピッチ目上部を登るうりうさん。
このピッチはカンテ沿いに登るようなことが本に書かれていましたが、後続の人を見ていたら、カンテの途中から右に隠れている凹角を登ると簡単だったようです。わたしはカンテを直上してしまったので、上部はランニングビレーが十分にとれず、つるつるのスラブを登ることになりました(5.9程度ですが、ビレーが取れないのでとにかく怖い)。毎回、こういうのやってしまいます。

 
核心の3ピッチ目(公称5.8)をリードするうりうさん。
核心部に向かう途中であまりビレーが取れません。クラックも大きく通常の大きさのカムではセットできません。他の方は、ここはどこにビレーをとっているのでしょうか。どこかに1本隠れているのかもしれません。ただ、核心部(右の写真)はビレーがしっかり取れて安全です。この部分、わたしは右のフェースから意外に簡単に抜けることができました。


 
4~6ピッチ目からはⅣ級前後で、高度感を楽しみながらすいすい登れます。7ピッチ目で二子山西岳の縦走路に出ます。
ちなみに、ここは城山の西南カンテと違って浮き石も少なく、落石のことまで気を回す余裕のないことが多い初心者を連れて行っても安全ではないでしょうか。


 
中央稜の横にあるローソク岩。
中央稜を登っていくと、隣に見えるローソク岩が写真のようにだんだん小さく下に見えるようになっていきます。この高度感がマルチピッチルートの醍醐味ですね。


  
西岳ピークからの下山は上級者登山道から(左の写真)、ここがかなりの岩場で神経使いました。普通の登山者では無理なような?
中央の写真は登山口で、ここにも赤いドラム缶があります。駐車場もありますが、路肩にクライマーの車がいっぱいです。
帰りは、うりうさんに西部秩父駅まで送ってもらって、酔い良い気分で、特急「ちちぶ」(右の写真)に乗って鉄道の旅を楽しみ、池袋経由で神戸まで帰りました。

PS.
今回トランシーバを初めて使ってみました。慣れない機器で途中通じない状態になったりしてしまいました。通信ができれば非常に簡単に意志が通じ合えました。ボタンのロック、ホワイトノイズのフィルター機能の調整など操作をマスターして使いこなせるようにならないと。次は五月に三つ峠で試します。