Rosa Guitarra

ギタリスト榊原長紀のブログです

10/10

2018-10-10 | ギターの栄養


















コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

10/6

2018-10-06 | ギターの栄養


ひとつ





メダカもほとんど餌を食べなくなった




コオロギとか
いろんな虫が鳴いている

本格的な秋








Duo・le concert と西ツアーのセットリストが出揃い
昨夜全部の譜面を用意しファイルに入れた

譜面がファイルに入ると
半分は仕込みが整った気になる

あとは本番までに使える時間に
出来る限り体に入れるだけ

うんざりするほど反復練習し
反復に気持ちが膿まないように
1音1音の音色や余韻を楽しむようにする

この先そのことだけに生きるのである








コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

神具

2018-10-05 | ギターの栄養


哲学を持った若い命は
迷うことはあっても信じる力に揺るぎが無い


迷い、というより
信じるものを具現化するための
現実的な方法を模索している
というだけの話なのだ


彼に哲学を伝授した1番の張本人は
音楽の神様だろう




神の子は
音の配列を考えるより
脳内に特別な分泌が起こることを研究する


家庭の愛があるから
決してドラッグには手を出さない
そこがかつての伝説的なサイケデリックスター達とは
違うところだ




己のイマジネーションのみ使って
スペシャルな分泌を促し
肉体の機能を、
そして元々命の持っているスキルを、
究極な状態にまで押し上げ
神に近づこうとする


要するに
彼のプレイは神に捧げる儀式である

だから信じる力も揺るがない





儀式には彼にしか作れない
手作りの神具を用いる



ギターを奏でるための1道具である「ピック」なるものは
通常、先が尖っている角を弦に当てるが

神の子はその儀式に於いて
常軌を逸した忘我の中
激しい舞踏を繰り広げるため
ピックの角はすぐに磨耗してしまう

神の子は「どうやっても削れちゃうから
丸いまま弾けるようになったんです」と言い
どこにも角がなくなった真ん丸のピックを捨てることなく
むしろ儀式に最適な神具として使い続けているという


「鉄のピックなら削れないでしょう?」

と私が尋ねると
彼が財布から出して来た鉄のピックも
角が丸くなっていた


私は爆笑した

これらの神具を机の上に並べて
昨夜私は腹がよじれるほど笑い転げたのだ

あまりにも愉快で
あまりにも正義だったから





昨日私は
この青年を介して語りかけてくる音楽の神様と
12時間近く
音と言葉の両方で語り合った

そしてこの集いが終盤に差し掛かる頃
私は酔った勢いで
「35歳年上の僕はキミより先にこの世を去るだろうから
その後この中の好きなギターを1本持って行ってよ」
と言っていた


一晩寝て
今思い返してみるに

私が亡き後、私の道具も彼の神具として
この世の功徳のために使って欲しかったのだろう
と思うのだ

























コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

10/4

2018-10-04 | ギターの栄養


ベランダ水やりのバケツにお客様がくっついてた








今日の気温はかなり肌寒い

朝顔はちゃんとした花は1輪
あとはもう貧弱な花が2つだけ

今年たくさん咲いてくれたけど
ホントにそろそろ終わりの時期









今日は音楽畑の来客有り

ベランダのハーブを少し摘んで
自分の中のもてなしの気持ちを整えてみた












コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

演奏とトイレ掃除

2018-10-02 | ギターの栄養


数十年前からそうだが
演奏での本番を経ると
風邪や微熱くらいの病気はすっかり治ってしまう


最初は不思議だと思ったが
何十何百と体験するので
今では当たり前に思ってしまっているが

数日前に
ふと
思い当たったことがある


この治癒力はどこから来るものか、と







楽器は人間が思うように扱うものではなく
その楽器1個体毎に
一番良く響く扱い方、というのは決まっている

弾き手は己の俗なるエゴを捨て
楽器の気持ちを汲み取ることに全力を注ぐことが
良い演奏に直結する唯一の道であり
良い演奏は聴き手の心のみならず
弾き手自身の心をも潤す






演奏の本番に臨む時
人それぞれいろいろな想いで臨むだろう


誰かの力になりたい

世界を良くしたい

音楽で一発当ててお金持ちになりたい

格好良い演奏をしてワーキャー言われたい

下手をして恥をかくのは嫌だから頑張って演奏する

等々


ピュアな想いであっても虚勢であっても
きっかけは何であれ一旦演奏に突入すれば
素敵な演奏をするためには俗な己を捨て
楽器の心を聞き取り
無我夢中に滅私奉公する時間
ということになる


音色や音階による心の反応もあるが
音楽の根源はそこよりも
「無我夢中に滅私奉公する」というところにあるように思うのだ


他の芸術には類を見ない
リアルタイムで効果が現れる治癒力は
無我夢中の滅私奉公に起因するのではないかと思うのだ




もし
或る音楽療法士がクランケに対し
無我夢中の
そして滅私奉公な療法をしていないのなら
その場に治癒力は現れないだろう

言いたいところだが...

それも多分違う


怠けた音楽療法士の元でも
受け手が無我夢中に音楽を受け止めれば
そこには強い治癒力が宿るのだ


その逆もある
演者が無我夢中の滅私奉公をしても
受け手の心が頑なにクローズしていれば
その場に治癒力は発生しないだろう


そういう多面的なところが
僕が
音楽の神様が存在してるように感じる所以だ





もし自分が
とても汚くされた公衆トイレを
無償で
全力で掃除したら

無我夢中に滅私奉公したら


演奏本番をやったと同じように
風邪くらい治ってしまうだろうし
多分
何の病にもかからないのだろうな
と思う













コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ブルース

2018-10-02 | ギターの栄養



ブルース ≒ 不干渉








過去に人間関係の中で理不尽な想いをした


そういういつまでも浄化されずにあるものが
たまに顕在意識に浮き上がって来るが

その事について改めて考えるのも
今となっては億劫なだけだから


結局、人それぞれの人生
道選びなんだから

笑って放っておく


奥の方で少しだけ痛む傷口を感じながら
笑って放っておく


それが

僕のブルース











コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

10/2

2018-10-02 | ギターの栄養

徹夜で練習した夜明け

気温はかなり寒い

今日は3つだけ














秋空

















コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

10/1

2018-10-01 | ギターの栄養

起きると外が眩しい




台風がスモッグを吹き飛ばし
雲ひとつない空で
今日の太陽はギラギラしている





強風の小さな爪痕




メダカは無事







昨夜、夜更けに窓を開けて
外の様子をしばらく眺めていた

強風に木々の枝はワシャワシャウネウネ激しく動き
まるで生き物のようだった

高圧電線の高い鉄塔にぶつかり切断された風は
悲鳴のように鳴き続けている

上空の広い空間で風と風がぶつかる低音が
猛獣の唸り声のように響いている

我が住居はコンクリートの集合住宅であるから
全く崩壊の懸念がないところに自分の身を置き
自然の猛威の膨大なエネルギー量に感動していた







昨日、車の点検にディーラーに行った時
道路に面した一面ガラス張り越しに低い街路樹の上を
クロアゲハがずっと飛んでいるのを眺めていた


クロアゲハはその色と形が大変美しく
この世のものとはちょっと思えない
まるで魂が飛んでいるようだ


そんなふうに思いながら眺めていると
ガラス越しの足元に1匹が留まった


目を合わせ 少しの間 対話した




あのクロアゲハは
昨夜の強風でどこへ流されて行っただろうか...


強い突風に吹き飛ばされ何かに激突し
黄泉の国へ還っただろうか

本来の彼の住処へ












。。。。。。








夕方





















昨夜の暴風にも飛ばされなかった夏の残像



昨夜からずっと雨宿りのまま





ふと思ったのだが
ある日突然土の上に現れる毒キノコというのは
大地の吹き出物、デトックスなのではないかしら






まだ少し強さの残る風だが
昼間の高湿度は収まり心地が良い




ポストにはまた今日も狸からの手紙









。。。







24時半

狸からのPart2
















コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする