おはよう
おはよう
おはよう
蚊取り線香を点けて
水槽にメダカを移して今は空っぽのはずのこちらに
メダカの赤ちゃんを数匹発見
先日水を換えて赤玉土を敷いた後に
気付かなかったけど金魚藻に付いてた卵が孵化したんだ
小さくて可愛いなぁ
そして水槽にタニシの卵も発見
魚の糞などの沈殿物は
赤玉土の中の微生物が分解し
土は養分の多い状態になってゆく
太陽の光で光合成した水草は
水中の酸素を豊かにし
酸素の多い水中で魚は元気に微生物を食べ糞をする
赤玉土と水草と魚とタニシと太陽の光で
この水はずっと浄化され続けて行くのだ
ゴーヤ1番蔓は驚異的なスピードでてっぺん到達
あっ!
全く余談なのだが…
ラブヒゲなどでのタカシさんの連発する駄洒落に
憧れを抱いて来た僕なのですが
僕の思考回路には駄洒落を生み出す回路が無いらしく
タカシさん駄洒落には毎度意表をつかれ
笑いのツボに引きずり込まれるのです
メンバーが笑ってないようなしょうもない駄洒落の時も
僕一人がバカウケしてたりします
そして例えば身体の重たい日でも
気分が上がってない日でも
笑わされているうちにどんどん気分が上がって来る
駄洒落は愛だ
僕も駄洒落を思い付く思考回路が欲しい
お金は要らないから
駄洒落思考回路を僕にください
と
天に何度お願いしたことか
それが
「ゴーヤ1番蔓は驚異的なスピードでてっぺん到達」
と文字を打ち終わった瞬間に
脳内で「松本」という声が聞こえた
松本…?
到達松本?
ガッツだぜ?
もしかして
遂に僕の脳は
ささやかな駄洒落思考回路をゲットし始めたのかもしれない
ということは…
愛をゲットし始めたのかもしれないっ!
しかし何故?突然に?
あ…
多分
昨夜のライブがハッピーだったからです
きっと何かが開いたんだ
そうだそうだ
きっとそれだ
今日も梅雨らしい重たい曇り空だが
昨日の朝とはずいぶん違う良い気分だ
そう昨日の朝はなんだか重たい気分だったのです
(昨日の事)
朝から何故か気分が重かった
本番日なのにね
それはどんより重たい雲り空のせいでも
ましてや誰のせいでもなく
自分の心の管理が下手だからだと考えながら運転した
なにを操作し間違えたかなぁ
昨夜はご機嫌だったんだけど…
などと考えながら会場へ向かったのだった
厚い雲が垂れ込めて大気が重かった
都心へ向かう気忙しい車の流れの中だから余計重たい気分になる
僕は都会の喧噪が好きではない
栄えた街々の賑やかさも要らない
会場へ向かう車の中でいろいろ考えた
もしこの次人生の大きな転機が訪れたとしたら
瀬戸内海の島に引っ越そう
週に2回くらいしか船が出ない小さな島
もしくは本州側の尾道とかも良いな
住む人が居なくなった古い農家の戸建てなんかを激安賃貸で
野菜を育てながら半自給自足の生活に入るのだ
あとは
ネットを使っての音楽の仕事があればやるし
無ければ近所で気張らない程度のバイトをしながら
花とか星など自然の景物の名を曲目にしたギター曲を作りながら生きて行くのだ
いっそ森の中に住むのも良いが
森にはグリズリーや血を吸うヒルが居るからな...
解決法はヒルの生息しない地方の森で
熊と友達になりながら暮らすことと
森に生息する毒キノコを見分けられるようになることかな
しかし年齢のいったサバイバル素人が
森に住むなど危険極まりないだろう
まずは合気道などの門戸を叩くところから始め
体幹を整え野性の嗅覚を磨かねばならない
サバイバルに関しては
ダチョウ倶楽部のネイチャー寺門ジモンに弟子入りせねばなるまい
重たい大気と都心嫌いが
僕をどんどん現実逃避へと誘い込んでいった
1時間前に到着
近隣のコインパ近くの路肩に停め時間調整
昼間の銀座はまだ眠った街に観える
通行人の半分はアジア系外国人だ
外人も旅行者も全く嫌いなのではないが
彼らを眺めていると自分の心がソワソワと不安感を起こしてくる
その理由は旅行者が
旅の恥かき捨て的に振る舞っている横暴な気配を発している事と
そこからお金を捥ぎ取ろうとしている日本人ビジネスの思惑がひしめいているからだ
繁華街とは狐と狸の化かし合いだ
もし繁華街で自分が楽しみたいと思う時は
狐狸に騙される事まで楽しむつもりで行く事だ
そういう粋を知っている者だけで構成されるなら
繁華街もさぞや夢の地だろう
まぁ僕は
狐狸化かし合いのような世の中からは距離をとって生きよう
他所のお宅へお邪魔したら礼を尽くさねばならない
そして迎える側も礼を尽くすのだ
僕が今日
お客人をお招きする僕の家とは
僕の今日の演奏そのものなのだ
入り時間が来て搬入
銀座らしい高級感のある店内
RHでちょっとバタバタしたが
本番前の時間で心も調整して臨む事が出来た
楽屋にモニターがあった
客席が暗いのでわかりづらいが
どうも…何人か知っている方のお姿が写っているように思われる
業の道の途中のギタリストよ
今日のお客人にしっかり礼を尽くすのだ
楽屋には明るい照明付きの本格的なドレッサーがあった
さすが銀座である
鏡には2種類ある
どう見ても自分の顔が変な顔に見える鏡と
どう見てもシュッとして見える鏡
どちらが本当の顔なのか...
頭蓋骨から自分の目玉を引っ張り出して
ひっくり返して自分を見てみない限りわからない
だからシュッとする方を信じてれば良いのだ
今日のは後者のようだから気分が良い
シュッとしてる
せっかくだから撮っておこう
1部
すいすいの声も自分の音もふくよかに聴こえている
演奏しながらどんどん指が調整されて行く
情感は勝手に生まれて行く
無理して描く必要は無い
このまま想いを繋げる事にだけ集中し
行けるとこまで深い音を紡ぎ出そう
。。。
良かったんじゃないかな…1部
聴く人によっては静かな演奏かもしれないけど
自分としては解像度が高い演奏だった
右手のフォームも
コードによっては暴れるが
半分くらいは整っている
整っているフォームだと
全く力みのない状態で音が輝きを放ちながら飛ぶのだ
休憩中
またシュッとした自分を撮るナルシスト
記念にすいすいも
バイオリンのエリちゃんは
お酒を一杯振る舞われに客席にお呼ばれして不在
どれ…👀
バイオリニストくんの譜面
歌ものをやる際の奏者が
歌を良く聴くことは大変良い事だ
お〜
ここでも聴くか
ここもか
歌聴いてんなぁ
今回初顔合わせだけど
すいすいが気に入っていることも良く解る
ミュージシャンはよく自分だけのメモを譜面に書き込んでいる
お客様には見せない裏の世界の一端
或る仲良しのミュージシャンは
表記が複雑なコードを「いつものやつ」とメモしておくと
間違えないと言っていた
客席から戻ったバイオリニストくんに
「お酒飲める方なの?」と聴くと
「飲めなくはないです(ニヤッ)」
2部手前にまたしても自撮りのナル男
2部
演奏した側の人間が
「演奏が良かった」と言ってしまうのはおこがましいし
聴き手の耳は様々だから良くなかった人も居るはずだ
でも2部も良かった
と言ってしまう僕
僕がカポするのを忘れて
低いキーで歌い出したすいすいが音程が取れなくなる
といったとんだハプニングもね
あったんですが
でも良かったんです僕
本編でハケて
アンコール僕以外の二人で1曲
で出てって3人でもう1曲
終演後もお客様と話したり楽しかったし嬉しかった
朝の重かった気分はすっかり解れ
ハッピーになっていました
重たい気分から
ドタバタせず自然体で抜け出す意識で演奏したことが良かったのかな
やはり演奏って1ミリも諦めない事だ
そして
演奏以外の時間から既に演奏は始まってる
人生を生きている事が演奏だ
ライブという時空は
弾き手と聴き手は
音楽を通じて共に人生を生きているのだ
なんと素晴らしい贈り物だろうと思う
(昨日の事はここまで)
(ここからは今日の事)
今日も重たい曇り空だがとても良い気分
金魚やメダカにおはようしてから植物に水やりをする
ジョウロで茂った上の方の葉にも水をかけると
朝露に濡れたようなベランダの風景が出来上がる
てっぺんに到達した朝顔蔓は
もう情け容赦なくどんどん摘心しているが
むしろ生命力を増して行くようだ
根をしっかり張った生物は強い
奏者としての自分の人生もこれを見習いたい
全体像が画面に入りきらなくなって来た
こちらの朝顔もてっぺん越えはバンバン摘心
緑の基地が着々と出来上がりつつある
鬱蒼としたジャングルの中に居るような気分にもなる
このミニチュアの大アマゾン湿地帯に
次はフィギュアでも置きたくなって来た
例の小さいおじさんのフィギュアか
小人図鑑の小人フィギュアか