Rosa Guitarra

ギタリスト榊原長紀のブログです

朝顔日記 2016 vol.5

2016-09-04 | ギターの栄養


一連のライブが全て終わり
この先のソロライブに向けて集中が始まる手前の
今日はほんのつかの間の休息日


たっぷり朝寝坊して起きてベランダに出ると
朝顔が25個も乱れ咲きしてた











日光が透けた薄い花びらの彩が
なんとも可憐で溜め息が出る
































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贈り物

2016-09-04 | 榊原長紀 「キミと僕」





雲の上まで突き抜けた煙突


何もかも知っているのに知らぬ顔の太陽























雲の中をどうどうと流れる河と

勇ましく進む帆船


そして雲の波間に疎らに浮かぶ
そこに住む者の家々





















雲の切れ間の向こうまで伸びた線路

この線路はきっと永遠に続いている


刃物のように細い三日月と
粒子の尾を引きながら飛ぶプロペラ機




















白い鳩が少年を運んでゆく




















まだ見ぬ未来への期待と怖れから頬を紅潮させながら




















。。。

















夏の終わりの穏やかな日曜日

とても嬉しい贈り物が届きました































僕のソロアルバム「キミと僕」の銅版画の原画を

作者である小田 啓介さんが贈ってくださいました








自筆のメッセージが添えられてありました

















出来上がった後
作って良かったのか悪かったのかも解らなくなってしまうほど
自分の深い部分から抉り出そうと試みたこの拙い作品は

聴く人に届いたか届かないかも解らないほど
微弱な息づかいをしながら
この世界の片隅に存在させて頂いています


その 僕の
病的とも言えるまでの自分勝手な深みにはまったこの作品の
ジャケットをお願いした小田さんが
応えてくださったメッセージは
曼荼羅ともいえる心情風景描写でした





僕と小田さんは
ほとんど言葉を交わしません


それは
一般的な社会では不躾な行為にもなるのでしょうが

僕と小田さんは多分
言葉、というツールでは
対話が成り立たない世界で関わってしまったのです



余分な事は何も語り合いません


それがお互いへの最高の誠実だと感じるからだと
僕はそう思っています






















僕は
家の中の一番良い場所にこの絵を掛けました


僕がこの世界から居なくなる日まで
毎日この絵と共に生きることが出来るように




















小田さん


ありがとう






































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