雲の上まで突き抜けた煙突
何もかも知っているのに知らぬ顔の太陽
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/b1/f2b665548df76d7822c68210ab290992.jpg)
雲の中をどうどうと流れる河と
勇ましく進む帆船
そして雲の波間に疎らに浮かぶ
そこに住む者の家々
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/ec/dc91f1aacdd59af5995cd3cf8d8b2e1f.jpg)
雲の切れ間の向こうまで伸びた線路
この線路はきっと永遠に続いている
刃物のように細い三日月と
粒子の尾を引きながら飛ぶプロペラ機
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/86/78773f9be9f5b82e482a49c391d923e9.jpg)
白い鳩が少年を運んでゆく
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/53/2df1fcdd0405d7ee2a2e866834f26850.jpg)
まだ見ぬ未来への期待と怖れから頬を紅潮させながら
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/f7/84d866a4413ee8beba5877371175a801.jpg)
。。。
夏の終わりの穏やかな日曜日
とても嬉しい贈り物が届きました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/d6/420c12e8366ebad50a48aed5aa33e6e0.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/3d/546a2312625cba441403c17be0e10961.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/85/fc5e5ddb97c94700cfad90ff1873198b.jpg)
僕のソロアルバム「キミと僕」の銅版画の原画を
作者である小田 啓介さんが贈ってくださいました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/80/9a9f1c9c92884c6fec674be5d80a9a67.jpg)
自筆のメッセージが添えられてありました
出来上がった後
作って良かったのか悪かったのかも解らなくなってしまうほど
自分の深い部分から抉り出そうと試みたこの拙い作品は
聴く人に届いたか届かないかも解らないほど
微弱な息づかいをしながら
この世界の片隅に存在させて頂いています
その 僕の
病的とも言えるまでの自分勝手な深みにはまったこの作品の
ジャケットをお願いした小田さんが
応えてくださったメッセージは
曼荼羅ともいえる心情風景描写でした
僕と小田さんは
ほとんど言葉を交わしません
それは
一般的な社会では不躾な行為にもなるのでしょうが
僕と小田さんは多分
言葉、というツールでは
対話が成り立たない世界で関わってしまったのです
余分な事は何も語り合いません
それがお互いへの最高の誠実だと感じるからだと
僕はそう思っています
僕は
家の中の一番良い場所にこの絵を掛けました
僕がこの世界から居なくなる日まで
毎日この絵と共に生きることが出来るように
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/20/6a9721b7fe7061dc1e03bca213baae2a.jpg)
小田さん
ありがとう