よく晴れた田舎の風景
片側1車線の国道から1本、中に入ると
そこはもう唐突に海だった
岸からほんの少し沖へ出たところに2軒
家が見える
海抜0メートル
海の上に浮かんでいるかのように建っている
太平洋側なのだろうか
水平線まで船も島も何一つない
翡翠色の凪いだ海が広がっている
満ち潮や台風でも来たら
この家の住人はどうするのだろう
と
怪訝と興味を抱きつつ
その辺の問題が安全だというのなら
こんな家で暮らしてみたいと思った
深い海だと思っていたが
実はかなり沖までの遠浅だったと知り
海水に靴を濡らしながら家の前まで近づいた
海水で家の土台は腐ってないか
裏側に庭はあるのか
など
見てみたかったのだ
すると急にその家の奥さんらしい髪の長い女性が現れたので
慌ててきびすを返し陸地へ戻ろうとすると
遠浅だったはずの海は
海面ギリギリに平均台のように細い道があるばかりで
その両側は深淵なる海の底が広がっていた
家から出てきた女性から不振人物と思われたくない自分は
早く陸地へ戻りたいのだが
細い平均台の上をゆっくりしか歩けない
という夢を見た
出て来た長い髪の女性の顔を思い出したいのだが
どうしても思い出せない…
そして今日は米倉さんのRH