Rosa Guitarra

ギタリスト榊原長紀のブログです

宇宙人捕獲

2016-08-05 | ギターの栄養


















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命の礎(イシズエ)

2016-08-05 | ギターの栄養



今朝、朝顔に今年初めての花が咲きました




大きく見えるけど直径3センチくらいの可愛い花です

うれしいなぁ
1年ぶりの再会



ほんの少し黄色が混じったこの薄い青色が
朝顔の色の中で一番好き



昨年少しだけ穫れた貴重な種を今春植えて
発芽したのは1株だけでした

枯れはしないかドキドキしながら
今年初めて摘心というのしました


心配と裏腹に摘心は驚くほどの効果を見せ
今ではこの1株はえらいことになりました







先月くらいで既に
鉢に立てた支柱(結構高さがあるんですが)からはみ出してしまうので
伸びてしまった蔓先を解いて
支柱の下の方に手で卷き直したりしてましたが

やってもやっても埒が明かないので
しかたなくゴーヤの網の近くに鉢を置くと
みるみる網を伝うようになり
今では網のてっぺんまで到達しています



2階のお宅にご迷惑がかからぬよう
網より上に伸びた分はカットしていたのですが
気付かぬ間にエアコンの室外機を辿って
ベランダ屋根まで行ってる蔓が1本あるのを今朝気付き来ました
切るのは忍びないので解こうとしましたが
固い蔓でがっちり巻き付いていて無理でした
凄い生命力







唐突ではありますが...

最近、死ぬ事は怖くない
という感覚が自分の内部に育って来てるんです


生を疎かにする意味ではなくね
生を営むために死を考える、というだけの話しなんですが


一昨日のRHで僕の一回り年下のメンバーに
「最近死ぬ事が怖くなくなって来たよ」とちょっとふざけた態で言ったら
「サカキさん、それはまだ早過ぎますよ」と笑われたが
まんざらジョークではないのですね 僕


ただ…
最近になってなんでそんな感覚が急に育ち始めたのか
理由を探してましたが
明確なものが見つからなかった

気付かぬうちに病に犯され肉体的な死が近づいているから
そんなことが過るのかとも考えてみたが
身体からの信号に別段そういう気配は無いし

50代半ばという単に年齢的なこともあるでしょうが
もう少し...
生きる事の意味について
何か大切な事に気付きかけている気がしていました


生きる意味

老いて行く意味

人生でするべき事

幸せにもう一歩近づける思考


なんていうようなことを…







。。。。





インターネットの目覚ましい普及で
著作権が無法状態になって音楽業界もダメージを受けましたが
その件は今は一旦脇へ置かせてもらいつつ

某外国サイトで昔ヒットしたドラマや映画を
観ることが出来るのを最近知って
気分転換に少しずつ観てるのですが
自分が泣けることに種類があることに気付きました


演者が泣いている場合
もしくは
演者が想いを強く放出しいる場合
もらい泣き的に自分も泣きます

つられ笑いと同じ
別に泣きたくない時でも
強引に琴線を揺さぶられ泣くので
ある意味後でちょっと疲れてる

厳密に言えば
強引に泣かされることに理不尽を感じてるから
後で疲れが残るんですね


もうひとつは
泣いている事にさえ気付かぬまま
静に涙が流れている時がある


これは
演者が想いを内に留め
他者の歓びを優先している時

この静かに流れる涙が
僕は一番好きです


誰もが持つ他者に勝ちたいという想いは
人類の生存をかけた本能でしょうから
捨て去る事は出来ないでしょうが
捨てる事が難しいからこそ
勝つ事を放棄した人の姿は清々しく
そこからの人間は急に立ち位置が逆転し
むしろ生きることの勝者へと羽化するのではないか…
などと考えていました



そんなお朧げな考えと
RHで言った「死が怖くない」ということは
どこかで繋がっている事も感じていたのです


 

。。。








ちょっと一旦、話題変わりますが



今年の始めにここに越してから
いろんな生き物に遭遇するようになりました


なんといっても我家の立役者はゴーヤに住み着いたカマキリ君


最初の登場ではこんなチビ助だったのに...




最近はずいぶん大きくなって
観るといつも同じ定位置にいることがほとんどなのですが
最近定位置から出張して狩りをするようになりました

体がデカくなって来たので
お腹が空くのかな、と思うんです


携帯カメラ向けると凄い意識して嫌がるんです







(あ…また俺の事撮ってる…)



(嫌になっちゃうなぁ、、、もう、、、逃げよう)



(しつこいねアンタも、まだ撮ってるの?)



(どっこいしょっと、、この葉っぱの当たりで隠れてみるか…)



(隠れたつもり)







夜になるとこんなのも来ます








そうそう
夕べは玄関の外にこんなのも来てました



ゴム人形じゃないですよ

撮ってみたら暗かったので携帯の撮影ライト点けたら
鎌首持ち上げたので、ひぇ〜っと退散しました






以前載せたけどこんなカッコいいのも



ゴーヤの花にはこんな子も



もはや蠅も可愛く感じる






窓の外では毎日
蝉が鳥に補食されるドラマが繰り返されてます



鳥が猛スピードで窓の外を横切ったりすると
カモシカを追うピューマを連想してしまう

蝉が痛々しくて
鳥よりもっと早く飛べたら良かったのに
などと思う



蝉は掴まるとジジジジジジジジジジっというので
視界に見えなくても掴まった事が判る

食物連鎖なのだから仕方ないと思おうとしても
30秒くらいは胸が痛い


毎日ジジジジジジジジに遭遇し続けていると
30秒の痛みが積算されて行き遂には
何故生物の進化では
食物連鎖などの仕組みが基盤になってしまったのか、と
こんな仕組みではない別の進化の仕方は無かったのか、と
憂いに包まれて来る



蝉は樹の表皮の隙間に管を差し込みながら卵を産んでいる

地表ではカラスが木の上を見上げて
蝉が飛び立つのを虎視眈々と狙っている…

カラスも食事をしなければ自分の命を繋げない

皮肉なまでに命を弄んでいるかのような
この世界の仕組みの一端を毎日垣間見ている










網戸に留っていた蝉
木の上よりむしろ安全なのかもね
人間の気配がするここならカラスは来ないから




飛ぶ力が萎え
プランターに落ちた蝉




だいぶ鳥達に追われたのか
それとも飛ぶ力が萎え何度もコンクリートの壁にぶつかったのか
羽の先がボロボロ…
人間が作ったコンクリートの建物が無ければ
樹々だけならぶつかったってそんなにダメージ受けないよね
カラスに補食されてもされなくても
もうすぐこの子は今生を終えるのだ








。。。







半月ほど前からゴーヤの下の方の葉が黄色く変色し始めていた


何か植物のかかる病気かと懸念したが
他所の家のゴーヤも下の方が枯れていたので
そういう仕組みなのだろうと思った






1つの株、1つの根っこから吸い上げている栄養には限りがある

上部の若い葉に栄養を送るために
日当りもイマイチな下の方の葉は
自分が栄養を摂る事を放棄し自ら枯れる

下の方に生った実も
大きくなる前に黄色くなり自ら枯れようとしている



全ては若い葉に栄養を送るためなのだと気付いた








人間も年をとるに連れ
若い者に生きるエネルギーを送るような生き方をするのが
自然の摂理に添っていると気付かされる


死をいつまでも恐ろしいものだと目を背けず
死を見詰めて生を正しく生きる事だと思った


下の方の葉がいつまでもデカく茂り栄養分を欲しいままに独占し
太陽からの恵みを受け取り命を繋ごうと上へ伸びる若い葉が
枯れて行くような光景をこの自然界で見たことなどないだろう

そういうことをするのは人間だけかもしれない

というか
生物としての知能の発達は
死への恐怖、というハッキリした概念を持つ事になる

カマキリに食われるまで蠅は死を意識していない
いや
食われながらも死を意識していないかもしれない
ただのZEROに還るだけなのかもしれない


知能の発達した人間は死を「怖れ」として意識化し
死の手前に死から逃れる方法を模索した

そのために下の葉がいつまでも茂り続けるような
間違った解釈も生じたのだろう


知能の発達には
同時に正しい倫理を添えねばならない、ということなのだろうが
本能に任せていてはそれは育たないだろう

偉大な指導者の存在と正しい教育の元にのみ
それは可能かもしれないが…




息苦しさを感じたなら
自分の人生をこの自然の摂理に当てはめるだけで良いと思うが
大勢の人間の集まる場所には皮肉な事に
それを見せてくれる自然の風景は少なくなり過ぎている


自分も
意味も解らぬまま死を怖れ続けるなら
若い葉に栄養分を回さず
自分がいつまでもしがみついて行くことになるのだろう

意味も解らず死を怖れる者は
自分を生きれてないのだろう

いくら刺激を求めて出歩いても
自分の声は外には無い

内に在り深い場所から微弱な信号を送っていることに
自分が気付くしか無い






朝顔日記とはだいぶ逸れてしまったが
最近、死ぬ事が怖くなくなって来たのは
こういう一連の想いからなのだ、と思う





































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