
昨夜の芦屋から直接帰京せず
体力温存のため途中の名古屋に泊まった
夢も見ず深々と眠ったようだった
起きると昨日あんなに辛かった体の凝りが
だいぶ楽になっていた
夕べのうちに「あんぽんたん」飲みながら
溜まってた後記も全部アップしたしな
今日は本番が無い、という解放感から
朝からすっかりリラックスモード
まっちゃりしながら抹茶ラテを飲んでます

今日の透け三角さんたちは
出発前にきっと名古屋の食べ物屋に寄るのだろう
そういえば夕べ解散間際に
透け三角さんの片方が
「また【たから】にリピートしますか?今度はバター持参でっ!」
なんて言ってたような気がする
果たして
透け三角さんとあんぽんたんの御一行は
【たから】にリピートするのでしょうか
(コーンと替え玉とチャーシューも持参しなきゃならない)
でもお腹空いたので
朝から珍味を食べてます
抹茶ラテ飲みながら
フグ、エイヒレ、イカを食べてます

13時出発ということだが
少し手前にロビーに降りた
まだ誰も来てないのでロビーのソファーで一人
昨夜PCを開くと知らない男性からFB申請が来ていた
何処かの会場でリブラを聴いてくださった方だろうと承認した
時間帯は明け方だったのに
承認して間もなくメッセージが届いた
よく遊んだ小学校の時の友達
S君からだった
学校時代の友人と繋がったのは初めてだった
プロフィール写真の現在の彼をまじまじと眺めたが
当時よく遊んだ彼と、すぐにはイメージが重ならなかった
彼は確か...
低学年か中学年くらいで引っ越してしまったのだ
高学年まで一緒に過ごせば顔付きも
多少大人びてくるから記憶に残るのだろうが…
S君のプロフィールの顔を
さっきから頭の中で何度も反芻している
口元 目元 鼻筋
高かった身長など…
「Uくんとは今でも会っている」と書いてあった
ロビーでしばらく彼らの事を考えていた
子供時代のS君には平和が宿っていた
S君のお母さんは公平な人だった
そしてガキ大将だったU君には正義が宿っていた
僕は当時、理屈では説明出来なくとも
ちゃんとそこを感じて彼らと仲良く遊んでいたのだ
ということを思い出した
「機を見て連絡するから皆で会おう」
ということだった
再会したら
自分の深い部分の何かが根本から組み直されるようで
怖いくらいにドキドキしている
13時過ぎて全員合流
友人の面影を辿るのは一旦休止

車に乗り込むなり和泉さん
「すいませ~ん大須観音の【たから】までお願いしま~す」
中村pがニヤニヤしながら「承知~しました~」
やはり御一行様は
味噌煮込みうどん【たから】へのリピートでありました
ホテルから5分程で到着
透け三角さんたちは
たからと同じブロックにある中太ちぢれ麺の猿にも惹かれている



店内有線からは高橋真梨子の桃色吐息
…と思いきや
徳永英明であったか…
前回普通の味噌煮込みうどんを頼んだが
小振りな量だったので
今回、一人半というのを注文した

ホッカホカに温まって外に出ると
冷たい風が気持ち良かった
今夜本番が無いのがこれほど解放感を感じるのは
やはり大衆の面前で
何か一芸を披露することのブレッシャーたるや
多大なものがあるのだろう
そこで弱気になりそうな自分の勇気を奮い立たせ
はたまた逃げ腰な心を宥めすかし
そして更に冷静に演じることが出来た分だけ
演者の格は上がるというものなのだろう
そしてもうひとつ暑苦しいお節介を言うなら
誰もが自分の人生の主役を演じる演者だ
ということなのだ
14時半
名古屋ICから東名に乗る

15時
ぼんやり考えるともなく考えごと

15時半手前に新東名に入る
今日は飛行機雲がやけに多い

和泉さんが
どっかの民族が日本の国力を衰えさせるために
何か薬品を散布してるという説があることを説く
あり得る事かもしれないが
自分に何が出来る訳でもない
生きてる間に思い切り
音楽の道を真っすぐ進むしかないのだから
飛行機雲をただ美しい風景として眺めた

昨夜の芦屋Left Alone終演後に
初めてお顔を拝見するお客様が声を掛けてくださった

音楽の仕事をしてらっしゃるようで
何らかの理由で音楽を続けるか辞めようか迷って
苦しい葛藤をしておられたようですが
我々の演奏を聴いて
また頑張ってやろうと思えた
と
人生を変えるほどの体験をさせたもらった
とまで言ってくださる
和泉さんの楽曲の持つ力に加え
最近グッと演奏内容が濃密になってきてることも
加味されてのことなのだと思うが
こういう場面に遭遇するのは決して初めてではない
そして遭遇する度いつも自戒することがある
一旦弾き手の心身から放たれた音は
もう弾き手の所有物ではない
聴き手のものなのだ
一旦放たれた音は
弾き手の意図とは違う部分で
受け取り手の望む夢を叶えるために力を発揮してゆくことになる
そしてどんなに聴き手を感動させたとしても
弾き手は決して神にはなれない
神から与えられた音楽という光を伝えるためのシャーマンでしかない
ただ
シャーマンたるための精進が無ければ
神と人を繋ぐ媒体にもなれないが ...
そのお客様は
ご自分で求め
アンテナの感度を上げておられたから
たまたまリブラの演奏を媒体として
昨夜、神様からのメッセージを受け取られただけなのだ
真のクリスマスプレゼントを受け取られた
ということだろう
きっとこの先
素晴らしい場が増えて行くことと思う
16時50分
新清水で大きな富士を見た

そして17時
富士を左に見ながら日が暮れた

うとうとしたようで
気付いたら18時15分
東名を降りた

この4連チャン
たった4日だけとは思えない濃さだった
不思議といえば不思議な感覚だった
1日1日身体は疲れてゆき
かつて無いくらいまで疲労したように思うが
演奏内容は逆に充実して行った
演奏内容が充実すると当然
脳内にモルヒネのような快楽物質が分泌されるから
疲労は麻痺してしまう
演奏を離れるとモルヒネ効果は切れて
睡魔に襲われ、すぐに眠ってしまう
そして目が覚めると
動けないほど身体が疲労していたことに気付く
そしてまたその日の本番で
快楽物質が分泌されることをイメージしながら
心身を覚醒させて行き
また本番でモルヒネ状態の中で
無意識に極限近くまで演奏エネルギーを使う
音楽の持つ可能性は未知数であり
可能性を一つ見出だすことは一歩
神に近付くことと同じだ
神というのは人間がどんなに近付いても
決して成ることは出来ない絶対的な存在を言う
決して到達は出来ないが
そこに1ミリでも近付くことを僕らは
幸せとか充実とか呼んでるのだろう
だからこの4日間
嘘偽り無く本当に幸せだった