坂井えつ子の市議会ホーコク

2015年補選で初当選。2021年本選で三選致しました。市議会ホーコクや日々のことを発信しています。

”保育の質”の学習会。

2019-05-19 | 日々のこと

午前は勉強会。「保育の質を守り、向上させるために」。上之原会館にこんなに人が集まっているのを久しぶりにみた!という位、参加者が多かったです。

”子どもの「元気」と「勇気」を育むために、大人も「元気」と「勇気」を持ち続けよう”と話す、元世田谷区保育課長の上村さんが講師。

世田谷区は先進市
2015年に「保育の質ガイドライン」を策定。保護者、保育者、事業者、行政など保育関係者の共通した意識・認識としてまとめられたものです。先進市、に位置付けられます。

小金井市でも、策定中。
小金井市でも、まさにいま「保育計画策定」(計画という名称ですが、将来目標と保育の質のガイドラインを策定するもの)を策定中なので注目案件なのです。

坂井視点で、ざっくりまとめるならば、
 ◆いま生きている子どもを大切に。権利の主体は子ども!
 ◆保育園の質を守りながら量を確保する
 ◆ガイドラインだけでは一朝一夕にはよくならない。一人ひとりの努力で、保育は良くなる。
ということ。ごもっともです。

 

以下、概要は箇条書きで

◆子どもの権利条約(児童の権利に関する条約)が国連で採択されたのは1989年。日本は1994年に批准しています。国内法では、1948年に児童福祉法が施行されており、「児童の最善の利益が優先して考慮されるよう」明文化されています。

◆世田谷区でのガイドライン策定の背景には、2004年に起きた区立保育園児が亡くなるという痛ましい事故があった。

◆保育士、看護師、栄養士などで編成した専門チームが、認可保育園、認証保育園、保育室保育ママなどを訪問し、具体的な事例を中心に論議しながら、保育の改善事例を積み上げてきたという経緯もある。「巡回指導」ではなく、「巡回指導相談」と呼んでいる。

◆待機児童は、経済政策がうみだした都市問題であるという上村さんの考察にもなるほど、でした。長時間労働の状態化や、人を育てる余裕ない企業が即戦力を求めていること、非正規雇用増大など労働就労環境の変化など。

◆公立保育園への、国の補助金制度が変わったのは2004年。世田谷区では2006年から2010年にかけ、各地域1園、計5園の民営化を実施。区立保育園は55から50に。当時は区民から反対の意見も多かった。今は民間園も増えてきてるので空気や変わっているが、公立園の維持、民営化についても最終的には区民の意見が大切。

というところ。公立園の民営化も小金井市で進められている注目案件です。おっしゃるように、子どもの権利という視点にたって、保護者の声を聞きとり、反映しながら話しあうべきですね。

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さて。最後にご案内です。小金井市での保育計画策定委員会の第3回目が5月22日に開催されますので、ご都合つきましたら傍聴にお出かけください。

以下市HPより引用

第3回小金井市保育計画策定委員会を開催します(←小金井市HPにとびます)
更新日:2019年5月15日

 市では、保育を希望する家庭及びその子どもが等しく保育サービスを受けられ、子どもが健やかに成長できるよう、保育の質のガイドライン(保育の質の維持・向上に関して市全体で共通し得る枠組みをいう。)を検討するとともに、今後の保育施策として取り組むべき方向性を示すため、小金井市保育計画を策定するに当たり、市民、関係団体等から多様な意見を聴取し、検討等を行うため、小金井市保育計画策定委員会を設置しています。

第3回小金井市保育計画策定委員会を下記のとおり開催いたしますので、傍聴される方は直接会場にお越しください。

開催日時
令和元年5月22日(水曜) 午後7時から


場所
小金井市役所第二庁舎8階 801会議室

注意事項
当日保育を希望される方は、あらかじめ下記問合わせ先にお電話にてお申し込みください。

お問合わせ
保育課保育係 
電話:042-387-9846
FAX:042-386-2609(複数の課で共用しているため、保育課宛とご記入ください。)
メールアドレス:s050799(a)koganei-shi.jp
 (坂井注:@を(a)に変えています。メール送信の際は、(a)を@に変えてください)

 

 

 

 

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