手話などのコミュニケーション勉強会第2回目「手話言語条例の必要性について話そう」でした。全議員に呼びかけて行なっていて、私は呼びかけ側のひとりです。
小金井市登録手話通訳者協会と小金井市聴覚障害者協会からお越しいただき話を伺いました。印象に残ったことがいくつかあります。いくつかピックアップすると、
●手話や手話通訳に対する理解が低い。たとえば、聴覚障がいのある人がいない状況で手話通訳をしていると「無駄」と言われることがあるが、聴覚障がいのある人がいつ来ても大丈夫な状況にしておくことが必要。
●千葉の台風被害の際、停電になったことで、TVも見れず、暗い中で手話で話ができなかった。
● 勉強会などで、「手話通訳を必要な方は事前申し込みを」ということがある。キャンセルする時も連絡を入れる。聞こえる人には不要な手続きを取らねばならなく負担。
● 簡単な手話でも、たとえ少し間違っていても、手話で話しかけられると安心する。
●”通常の”学校では「聞こえないから○○できない」と”できない”ことを教えられた。子ども達の夢を潰していく。ずっと手話を使って育ち、生きてきた。ろう学校では、手話が第一言語。手話は表情、表現含めた豊かな言語である。
もう2年ほど前になるけれど、「静かで、にぎやかな世界~手話で生きる子どもたち~」というTV番組をみて、手話という言語の豊かさ、美しさ、そしてろう学校で学んだ子ども達が、生きていく力をつけていく姿に感銘を受けました。
小金井市には、”障がいのある人もない人も共に学び共に生きる社会を目指す小金井市条例”がありますが、コミュニケーション手段ではなく言語としての手話の大切さを尊重していくために、より良い方法を探っていきたいです。
手話講座の時間もありました。
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関連する話として。
以前、千葉県での障害者差別解消条例の制定に尽力された野沢さんのお話がとても印象的でした。初めてお話を聞いたのは西東京市でしたが、その後、小金井市のイベントにもお越しくださいました。(西東京市でのお話は、坂井ブログ内「手話通訳は誰のためのもの?手話を使わない手話通訳」で)