坂井えつ子の市議会ホーコク

2015年補選で初当選。2021年本選で三選致しました。市議会ホーコクや日々のことを発信しています。

8月3日 厚生文教委員会を傍聴 財政をうみだすための公立保育園 民間移譲?施策に関わることですが市長答弁は少なめ。

2017-08-03 | 日々のこと

午前中は、市内団体の現場見学とヒヤリングをさせていただきました。オモテ(議場)では、まだとりあげていない案件ですが、初当選直後から気にかかっていた事であります。

 

午後から市議会厚生文教委員会を傍聴。 20時半に終了。

注目すべきは、保育業務総合的な見直しということでの報告。

 

公立保育園3園を、民間移譲するということ。

職員団体と協議を重ねてきたところ。8月1日付けで合意をした。
2020年4月~くりのみ保育園、さくら保育園。わかたけ保育園は年次は未定。

2020年4月の2園 民営化にあわせ
①民営化を行わない小金井保育園、けやき保育園において障害児保育の定員拡充や、民間保育園との連携支援などのサービス拡充を行う。
②保育課において保育士等の資格職を配置し、サービス拡充の連携支援や指導検査の対応を行う。

民営化にあたり
①児童保護者の不安ないよう必要な引継ぎ期間を設ける。
②民営化後も、保育課に配置する資格職員が民営化園への連携支援を行う。

これまでの経緯を踏まえて丁寧に対応。公立保育園運営協議会をはじめ保護者の方々へのご説明からはじめることを考えている。

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質疑において、市長答弁を求める場面でも、担当職員が答弁することばしばしば。(求めることはできても、誰が答えるかは行政側の判断。)市長答弁の書き起こしを貼り付けておきます。

厚生文教委員会H29.8.3 15:34-17-32(←Youtubeへとびます)

1:45 (今後の進め方について)
まずは代表者の方々とお話をまずはさせていただいて、これからの進め方でありますとか、保護者の方々との意見交換、ご意見を伺うということも大切な姿勢としながら、関係者の方のご理解をいただけるように丁寧に進めて参りたいと考えております。

29:27 (今後の進め方について)
理解が得られなければ、スケジュール通りにいかないかという理解、でございますが、その通りだと思っております。従いまして、ご理解を頂けるように丁寧に話し合いを進めて参りたいと思っております。(理解を得るだけの)材料があるのかということでございますけれども、話し合いはこれからになりますので、代表者の方と話し合いをしながら、意見交換をしながら考えて参りたいと思っております。

 

47:28 (今回の政策判断について
部局と議論を積み重ねて参りました。最終的には、わたくしの判断で方向性が決まったということであります。その理由について、小金井市の公立保育園の今後の在り方については、この間答弁をさせていただいている方向性、そして今般、労使合意に至った方向性、こういった方向性が小金井市にとっては必要だと総合的に判断したからでございます。

1:00:00 (ですが59:00あたりからの方が雰囲気が分かります) (今回の政策判断について
子育て環境の充実、向上させていくために、行政として様々なことに取り組んでおりますし、わたくしが目指している子育て環境とは、子どもを生み育て、子育ちに携わるすべての方々を支援するまち全体の総合力であり、そのことが、このまち全体の総合力を向上させていきたいというのが私の思いでございます。ひいては、小金井市の未来にとって非常に大きな意味を成すという風に考えてございます。先ほど、委員から、もともと小金井で育った方々いま帰ってきているというお話を伺いましたけれど、私にとりましても市民にとりましても嬉しいありがたい事象だと思っております。

なお、保育の総合的見直し、労使合意を経て、今日この厚生文教委員会で初めてその状況についてご報告をさせていただいている訳でございますけれども、いまここで撤回をすることを申し上げることはできません。

この間、わたし達は、小金井市の公立保育園が抱えている課題などにつきまして、ホントに議論を積み重ね、労使でも長い間議論を積み重ね、わたくしが市長に就任する以前からですね、この保育園の在り方については長い年月ずっと課題となってきたことであります。そういう状況のなかで、H32年4月からですね、新たな展開を迎えることで、運営主体のわたし達行政としての考え方が労使でまとまったということでございますので、この方向性をわたくし共としては、実現できるように努力して参りたいというのが、現在のわたくしの率直な思いであります。

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質疑を聞いたところでの坂井の理解としては
▼ 公立園の維持管理は、一般財源のため市の負担が大きい。ゆえの民間移譲。
▼ サービス維持確保についてはこれから。
▼ 公立保育園運営協議会や保護者には説明し、意見をきく
▼ 理解が得られなければ、スケジュール通りにいかない(←市長答弁)

ここにきても、サービス維持確保が後回しになっていますが、坂井の感覚では、それでいいのか?と疑問に思います。子育て施策の中で切り詰めたものをまわしていく。その枠を取っ払えないものでしょうか。

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ほか、気にかかった案件をふたつピックアップ。

議員提案の条例案 学校給食費の補助金の交付に関する条例 → 否決
賛成3(田頭・片山・森戸) 反対4(岸田・白井・遠藤・紀)
 さきの給食費値上げ分を補助金で補助しようという条例提案。これに対応するには1800万の財源が必要。(※小金井市では提案議員が2名いれば条例の提案、改廃、修正ができます)。本来は、給食は無償であるべき(※小金井で実現しようとすると毎年4億の支出)と考える委員が多いようですが、市の財政状況や施策の優先順位で態度がわかれました。

行政報告 障害者差別解消条例制定時期の見直しについて
現在条例内容のとりまとめに一定目途がついたところ。事務局の自立生活支援課と庁内関係部署の調整に時間を要す。10月に条例施行は困難。今年度中の制定を目指し鋭意進めていく。




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