最初はSAH

2000.11にくも膜下出血(SAH)発症。無事後遺症もなく生還。今興味あること:脳のこと,教育のこと,テニスのこと

奈良の高一、放火殺人事件

2006-06-25 14:52:54 | Weblog

外はどんよりとした梅雨空。


またしても、子どもが親を殺し、幼い兄弟まで…

6/4日のMyブログ「子どもに何を期待するか?」

でも書いたが、

この事件の背景を見て、

あまりにも身勝手な父親の自分自身の気持ちが

この子を押し潰したように見える。

この父親の医師はいったい自分以外の人間が、

自分の行動や言動でどんな心理状態になるか

考えたことがあるのだろうか?

離婚したときも兄弟別れ別れに引き取っているということだし、

その後、再婚した妻との間に2人の子供が生まれたということだ。

そのことを見ても、彼を取り巻く人々が

とても難しい、複雑な感情を持っていることは想像がつく。

息子が将来の進路について思い悩んだり、

大人になる前の揺れ動く時期、

我が子がどんなことを考え、どんな悩みを持っているか

耳を傾けようとしたことがあったのだろうか?

この父親が医師であることが信じられない。

きっと患者の心理などみじんも考えられない医師であるにちがいない。


山口・光市母子殺害事件でも、事件当時18才だった少年の父親が

インタビューに応じていたのが信じられない。

18才とは我が息子の年。

万、万が一 我が息子がそんなことをしでかしたら、

自分に責任が半分(いや半分以上)あると思うにちがいない。


人を殺したりしたら、厳罰に処する。やり直しはきかない。

私はそれでいいと思う。

しかし、犯罪者は作り出されている。

作り出している部分を改めない限り、

少年犯罪は、本人を厳罰に処してもなくならないと思う。

コメント (2)
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