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最初はSAH

2000.11にくも膜下出血(SAH)発症。無事後遺症もなく生還。今興味あること:脳のこと,教育のこと,テニスのこと

あさイチ「脳動脈瘤が見つかったら(仮)」で取材を受けました!

2014-04-29 15:10:05 | くも膜下出血

NHK「あさイチ」(有働アナとイノッチが司会をしている番組)で、

「脳動脈瘤が見つかったら」というテーマ(実際はどんな題になるか分かりませんが…)の番組を

制作するということで27日(日)取材を受けました。

最初、私が本を出したりホームページを作ったりした時に

ネットでお世話になった間中信也先生という頭痛の権威の先生から、

あさイチという番組に私を紹介しても良いかと連絡があってビックリ

OKしたら、あさイチのディレクターさんから電話がありました。

電話取材と言うことでしたが、おしゃべりな私は、電話口でくも膜下出血のことや脳動脈瘤のことを色々しゃべりました。

その後しばらくして、結局、色々取材した結果「脳動脈瘤について」番組を作ることになったので、

私もくも膜下出血罹患者で、未破裂脳動脈瘤経過観察中の人として映像取材も受けてもらいたい依頼されました。

テレビ東京「主治医が見つかる診療所」には2度取材されて出たことがありますが、NHKは、初めてです。

(「主治医が見つかる診療所~くも膜下出血~」)(「主治医が見つかる診療所~脳卒中スペシャル~」

 

指定された収録場所は、家からくるまで10分ほどのところ。駅からすぐのところでしたが、

住宅地なので、「いいのかなぁ~?」思いつつ歩いていったら、着いたところはプール付きの豪邸。

普通の住宅でしたが、居間はすっかりスタジオになっていました。

どなたか個人の家だったそうですが、今はドラマの撮影やこういった取材などに使われているそうです。

 

収録は私の他2名の方が一緒でした。

一人の方は大阪からいらしていて、大きな脳動脈瘤が複数見つかって3回も難しい手術をして生還した方。

もうひと方は5ミリ(4ミリ?)で見つかって、4年くらい経過観察して7ミリくらいになってコイリング手術を受けた方でした。

あさイチリポーター中村慶子アナが我々に質問して答える形でしたが、

その合間に他の人の話したことに自由に思ったことを述べていいといわれたので、座談会のようになりました。

 

帰り道、今日話したことを考えたら、

脳動脈瘤が見つかって、どんなに悩んだかを主に聴かれて、それに答えている様子ばかりが強調され、

まるで、脳動脈瘤が見つかると精神的にも生活も大変なことになる恐怖だけが放送されるのではと不安になって、

ディレクターの方に今、脳動脈瘤を持っている方に不安を増幅させるような番組にだけはしないでほしいとメールしてしまいました。

だって、お二人とも見つかってとても辛かったでしょうが、手術して今は安心して暮らせるようになったのですから、

脳動脈瘤が見つかったことで命拾いしたとも言えると思うのです。

私は、くも膜下出血になったとき、脳動脈瘤があることもそれが破裂してくも膜下出血になったことも知りませんでした。

幸い運良く破裂しても、こうして無事後遺症もなく生還できましたが、こんな例は本当に少ないのです。

今、未破裂の脳動脈瘤があることが分かって、血圧コントロール、食事、運動、睡眠確保など

自分でできる破裂リスクを減らすことをすべてやって、定期的に経過観察を受けています。

いちど破裂を経験しているし、家族歴も濃厚であるから、観察していて急に大きくなったりしたら、5ミリ以下でも手術するつもりでいます。

脳動脈瘤は破裂率は、5ミリ以上で1.1%であり、手術の後遺症の確率の方が高いので脳ドックなど受ける必要はないという

意見がありますが、これは全体の率で個々の破裂リスクは、大きさの他、場所、形、家族歴などで大きく違います。

 

安易に脳ドックを受けることはよくない!でも、自分はどうなのか、よく知って検査を受けることは有用なことと思っています。

 

取材を受けたお二人とも、発見されて大変だったけど、脳動脈瘤があることを知ってよかったと言ってらっしゃいました。

 

ディレクターの方からはお返事が来て

「未破裂脳動脈瘤の不安を煽るということは自分の良心が許すものではない。

くも膜下出血が今の医学では完全に克服できていない今、

大切なことは、どのように正しく恐れるかということではないかと考えています」と書かれていました。

きっといい番組をつくって下さると思ってます。

放送は5月14日(水)の予定だそうです。

 

おみやげにNHKから、ぶたまんシールとぶたまんスポンジとお茶をもらいました。

 

 

 

 

 

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小林カツ代さん死去

2014-01-29 11:31:05 | くも膜下出血

今朝のニュースで、料理研究家の小林カツ代さんが23日、多臓器不全で亡くなったことを伝えていた。

小林さんは2005年にくも膜下出血で倒れ、療養を続けていたが、

ついに社会復帰は叶わなかった。

9年近く、後遺症で本人も周りも大変だったに違いない。

倒れた時に、ブログに書いたが、息子の小学校で講演していただいた時の、

あの食生活について熱く語る彼女の顔が思い浮かぶ。「小林カツ代さん、くも膜下出血」

彼女が倒れた後、同じ道(料理研究家)で活躍されていた、長男ケンタロウさんも

オートバイ事故で重傷を負い、その後復帰していない。

事故のことは彼女に知らせていないと当時書いてあったが、「アクセス急上昇」

結局、息子の事故のことを知らずに亡くなったのだろうか?

本当に心痛むおもいです。 くも膜下出血のやつめ!

 

先週、私はインフルエンザになって近所のクリニックにかかった。

ドクターが予診票を見て、「くも膜下出血にもなってるんですね!無事でほんとに良かったです」

と言ってくれたが、幸運な自分を改めて確認!

 

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くも膜下出血を一度は無事乗り越えても

2013-12-06 11:35:05 | くも膜下出血

「患者を生きる」 脳と神経 くも膜下出血4 (朝日新聞2013.12.6 朝刊より)

一度、重症くも膜下出血になって1年2ヶ月リハビリを終えた。右側の視野が一部欠け、ことばはすぐに出ないという後遺症が遺ったものの

日常生活に支障なくなり、完治したと思って、定期的検査を受けなかった60才の女性。

それから、1年7ヶ月後に、再びくも膜下出血を起こして、再び手術。

何とか、今回も乗り越えたが、もし、定期的に検査をしていれば、二度目の発症は免れることが出来たかもしれないと悔やんでいる。

という記事が載っていた。

手術して、落ち着くと病院の医師もたいてい

「3ヶ月後とか1年後とか(1年後になるとその場で予約でなくなることも多い)にまた来て下さい」

というようになる。

手術後は造影検査などで、他に脳動脈瘤がないか調べるので、複数もっている人でない限り、

脳動脈瘤の心配はなくなったと思ってしまう。

しかし、確率的には低いものの、脳動脈瘤は血管の分岐部に圧が懸かって風船のように膨らんで出来るのだから、

また、新しい脳動脈瘤が絶対に出来ないと言うことはない。 

Q:いったん治療が終われば二度とクモ膜下出血にはならないのですか?
A:残念ながらそうとはいえません。ひとつの動脈瘤を持つ人が他の動脈瘤を持つことがあります(多発動脈瘤)。また、いったん治療がうまくいっても治療が行われた部位やほかの部位に新たに脳動脈瘤の発生がおこることがあります。

日本インターベンショナル・ラジオロジー学会>・脳動脈瘤において知っておきたいこと より

ンターベンショナル・ラジオロジー(IVR)とは日本語訳として一般的に「放射線診断技術の治療的応用」という言葉が用いられますが、「血管内治療」、「血管内手術」、「低侵襲治療」、「画像支援治療」もほぼ同義語として使われています。(と書いてありました)

私も、手術後に小さな脳動脈瘤が見つかって経過観察中です。

定期的に検査は、受けましょう!

 

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主治医が見つかる診療所~脳卒中スペシャル~

2013-11-26 20:39:50 | くも膜下出血

昨日、テレビ東京の「主治医が見つかる診療所」 あなたとあなたの家族を脳卒中から守る 2時間SP で、
先日取材された私のくも膜下出血からの生還について、詳しく放映されました。

番組は若くて美しい女子アナ 大橋未歩さんの脳梗塞発症とその対応が詳しく紹介され、
スタジオで無事復帰して、後遺症も全くない様子にとても感動があり、
脳卒中を発症したその時、命を守る重要なキーワード「FAST」(どちらかというと脳梗塞発症の時かな?)も
多くの人に伝わったと思います。

私の取材された発症の様子、及びその時の対応も、とても丁寧に放送してくれて、よかったです。

発症の時は、忘れもしない2000年11月1日、世田谷の海音寺潮五郎記念館で叔父と談笑していた時です。
起こったことは下の写真の通りで
す。







これを見ただけでは、救急車を呼ぶほどだったとは思えないかもしれませんが、
確かに、絶対に普通ではない頭の衝撃と耳と目の異常だったのです。


開頭クリップ手術後病室で






上の二つの場面⑬⑭は再現ドラマでした。⑦は発症当時の母の写真ですから、
もう少し若作りにしてほしかったです(笑)



父が亡くなったのは、60歳の時でしたので、
私も60歳になったら気を付けなければと思ってました。
でも51歳の時に発症しました。
大橋未歩さんも35歳で脳梗塞を発症してます。
脳卒中は、老人の病気だと思っていてはダメです。
命に関わる病気だし、たとえ命が助かっても後遺症の軽重は、人生を大きく左右します。
発症の症状、対応の仕方を知ってふだんから心構えしておきましょう!
病院にたどり着いた時の症状が軽ければ軽いほどいい状態で治癒出来ます。
病院までは自分や周りの人の対処法にかかっています。
詳しい番組の内容は↓をクリックしてみて下さい。

「主治医が見つかる診療所」
~あなたとあなたの家族を脳卒中から守る2時間SP~

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主治医が見つかる診療所 11/25 脳卒中スペシャル

2013-11-21 17:51:06 | くも膜下出血
更新を怠っていたら、あと6日でテンプレートが切り替わりますなんて、出てしまいました。
どうも、ネック(首痛)がネックで、書こうと思って写真を撮っても
日が過ぎてしまうと書く気が起きず、こんなに空いてしまいました。

さてこれは書かなくてはっ!!!


こんどの月曜日、11月25日、19:54~21:54
テレビ東京で「主治医が見つかる診療所」冬の突然死を防げ!脳卒中スペシャル
が放送されますが、私と私がくも膜下出血発症時に居合わせた母(故人)と叔父が
どんな行動をとったかについて取材され、放送されます。

私はインターネットも使ったことがなかったのに、
くも膜下出血を発症して、ホームページ「しぶとく生き残るためのヒント」を作ったり、
同名の本を出版したり、このブログを始めました。
それは、自分がくも膜下出血を発症しながら、何故こうして後遺症無く、
病前と同じ生活を送れているかを考え、分析した結果、
くも膜下出血をはじめとする脳卒中という病気をよく知って、
発症しても、その時どうすればいいかを知っていれば、
命が助かる率も、重い後遺症を遺さない率もうんと上がることを確信して、
多くの人にそれを伝えたくて始めたわけです。

取材では色々話して、伝えたいことは言ったつもりでしたが、
言い忘れたこともいっぱいあります。
さらに編集されて、ほんの少しだけ放送されるのだとは思いますが、
言いたかったことを少しでも伝えてくれればと思ってます。


ぜひ見て下さいね!
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脳動脈瘤破裂リスク

2012-07-18 18:05:59 | くも膜下出血

6月28日(木)の朝日新聞夕刊に


「脳動脈瘤の破裂7ミリ超リスク大」の記事が出ていました。


脳動脈瘤は成人の5%程度にあるとされている。


破裂すればくも膜下出血となって、3分の1は亡くなるという、突然死の代表挌病になるもの。


この記事はアメリカの有名な医学誌に発表されたものだそうです。


5720人に見つかった計6697個の瘤の追跡調査(すごい数!


見つかった患者の平均年齢は62.5歳、3分の2は女性、瘤の大きさの平均はは5.7mm。


この記事を見ると未破裂脳動脈瘤が見つかった患者を最長8年経過観察して全体の破裂率は年間0.94%。


全体としては脳動脈瘤が見つかっても破裂することなく、一生を終える人が大部分なのだと思う。


でもまた細かく見ていくと、


3~4mmだと0.36%、5~6mmだと0.50%、7~9mmだと1.69%に跳ね上がり、


10~24mmでは4.37%、25mmだと33.40%。


岐阜大学病院脳外科医の吉村紳一先生のウェブサイト「未破裂脳動脈瘤」の症状のところを読むと


この年間破裂率にその人の余命をかけた数がその人の生涯の推定破裂率になるということだそうです。


もし、50才、女性で7~9mmの脳動脈瘤が見つかったら、平均寿命85才くらいですから、


1.69%×35=59.15%


がその人の生涯の推定破裂率となるそうです。


5~6mmだと


0.50%×35=17.5%


ですから、確かに記事の見出し通り、7mmを越えるとリスクは急に増えるということですね。


とはいえ、自分に関していえば、破裂する か 破裂しない かのどちらかしかなく、


いくら率が低くてもその破裂するに入ってしまえば、くも膜下出血になってしまうし、


反対に7~9㎜だって40%位の人は破裂しないで生涯を終えるわけです。


まぁ、大きさの他に家族歴、体調、性格など、色々考慮すべきことはあると思います。


とにかく、見つかった場合はよく相談に乗ってくれるドクターと治療方針を決めることが大切かな?


 


 

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主治医が見つかる診療所~くも膜下出血~放送されました

2012-06-26 15:24:40 | くも膜下出血
 

「主治医が見つかる診療所」、昨日放送されましたね。御覧になりましたか?

生還者100人のアンケートを元に創ったというだけあって、とてもリアルで良かったと思いました。

私もしっかり映っていました。記念館で撮した分だけで、テニスはカットされてましたね。(事前通告はありましたが…)

やはり、おばさんテニスは絵にならないし、番組はしっかり、くも膜下出血の症状や手当、未然に防ぐ法などでしたからね。


私のしゃべった部分でカットされてしまったけど、、ちょっと放送してほしかった分は、発症の瞬間です。

「大声で笑った瞬間、頭に衝撃(
飛行機やエレベーターで感じるような、気圧の変化が一ぺんに来たような衝撃)を感じて、

耳が遠くなり
、目の前の景色が縮んだような感じがした」 としゃべったのですが、赤字の部分がカットされてました。

耳が遠くなったような感じがしたっていう方は、私の周りで結構多かったからです。

でも、私がHPやブログで何回も書いた、「バットで殴られたような激頭痛」ではない発症の瞬間が、

結構多いというのは、ちゃんと言われていて、良かったと思いました。




 

とにかく、突然(何時何分かわかるほど)経験したことのない激しい症状で、くも膜下出血は発症するって思うのが一番。

また、発症前の異変は、よく「頭痛」が言われるけど、半数の人は無かったと言ってるし、

頭痛の人は19人と少ないことがわかると思います。 私も何もありませんでした。



とにかく、発症が疑われる時は、なるべくそっと動かさず(気道確保は大切ですが)専門病院に運ぶことが大切です。

遺伝、高血圧など高リスクの人は脳ドック(頭痛の不安などでいけば保険で調べて貰える)を受けましょう。


いい番組だったけど、私みたいにとても興味がある人には2時間も良かったけど、

そうでない人は最後まで見てくれたかな?って感じもありました。
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「主治医が見つかる診療所~くも膜下出血」

2012-06-15 21:48:31 | くも膜下出血
くも膜下出血を罹患しながら、後遺症無く生還した人として、
テレビ取材を受けた話を書きましたが、放送日が決まりました。


「主治医が見つかる診療所」スペシャル
あなたとあなたの家族を突然死から守れ!
6月25日(月)テレビ東京 夜8:00 

です。

百人にアンケート取材って言っていたけど、
予告編にもちょっぴり映っていたから、
ちょっと映るかも
お見逃し無く

先日もテレビで、浅野ゆう子さんの交際相手といわれている田宮五郎さん(故田宮二郎さんの次男)が
4月にくも膜下出血で倒れ、現在も闘病中であることを報じていた。
田宮五郎さんは45才。くも膜下出血は、決して高齢者の病気ではない。
働き盛りにおこることが多い。
昔に比べて救命率はうんと高くなったが、
未だ発症すると、約三分の一が死亡、三分の一が重い後遺症といわれている。
社会復帰できた三分の一の人たちもすっかり、元通りとはならない場合も多い。
後遺症はその人の人生を大きく変えてしまう。

突然死の代表といわれながら、やはりどういう病気か詳しく知る人は意外と少ない。
知っていれば、もう少しいい状態になれたのではないかと思われる例は多い。

原因となる未破裂動脈瘤の治療法、また不幸にして発症してしまったときの処置の仕方など
きっと教えてくれる番組だと思います。
是非ご覧下さい!
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「主治医が見つかる診療所」取材

2012-05-15 13:08:51 | くも膜下出血
ブログの更新を怠って、コメントつけて下さっても返事も書かずにごめんなさい。
見たら約三ヶ月空けてしまったのですね。

義母の介護も相変わらず大変ですが、夫もとても協力的だし、色々工夫してだいぶ慣れてきました。
息子の就活もいくつもお祈りメールをもらってはらはらして血圧も上がって「まずいな!」と思っていたら、
ゴールデンウィークの谷間の2日の夜、無事内内定の電話をもらって一安心です。

さて、このブログを始めたきっかけは、ブログのタイトル「最初はSAH」が示すとおり、
2000年11月1日に発症した「くも膜下出血」ですが、
テレビ東京の「主治医が見つかる診療所」という番組の特集で「くも膜下出血」を取り上げるということで、
体験者を捜していたら、私のHPを見つけたので取材させてほしいと連絡がありました。
HPもブログも少しでも多くの方にこの病気を知ってもらって、
くも膜下出血で亡くなったり、重い後遺症で悩む人が少なくなったらいいと思って始めたことですから、
もちろんOKしました。

最初に電話の取材があって色々話したのですが、
「テレビに出ることもOKですか?」と訊かれたので、
「ええ、かまいませんよ」と答えたのですが、しばらく連絡がなかったので、
もうボツになったかな?と思ったら、先週の金曜日の夕方電話で、
日月火曜あたりで取材させてもらえないかと連絡があった。
「後遺症無く、今ではテニスを楽しんでいる」ということで撮りたいので、
テニスをしているところもと言うことでびっくり!
私の通っている「武蔵野テニスシティー」というテニススクールに連絡したら、
月曜なら、レッスンの空き時間があるので、かまいませんと言ってくださったので、
昨日、発症した「海音寺潮五郎記念館」と、「武蔵野テニスシティー」で取材を受けました。

テレビ取材と言われたら、服は何を着て出たらいいかしら?とか、
うまく答えられるかしらと急にそわそわ…
土日とも忙しかったので、服も新調できず(いい機会だったのに残念
「ああでもない、こうでもない」少ない服の中でコーディネート。

昨日は午前中記念館で、午後スクールでテレビ取材を受けました。
スクールでは練習してるところがいいといわれ、
Tコーチとちょうど、レッスンが終わったNさんにも一緒に出てもらいました。


沢山撮ったようで、編集されたら
「どこに出てたの?」って言われちゃうことが多いので、どんな風になるのかは分かりません。

特集で2時間番組にする予定だそうですが、放映日はまだ決まっていないそうです。
また、決まったらしますね。
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病院

2011-09-09 16:26:48 | くも膜下出血
昨日、外来診察で、先日の未破裂脳動脈瘤(9/5にCT検査を受けた)の成長ぶりを教えてもらってきました。
結果は“セーフ”です。大きくなってはいないということです。
前に破裂した脳動脈瘤とちょうど対称の位置です。
小さいながら、素人目にもはっきりと分かりました。
年令からして血管もだいぶくたびれてきていますから、血圧管理をしっかりしても、
これからが危なくなってくるということでしょうか?

ドクターに
「年取って、手術しなければならなくなってきたら、血管内治療がいいな!」
と言ったら、
「でもここ(中大脳動脈瘤)はちょっとアプローチが遠くて普通はコイルより、開頭をすることが多いんですね」
って言われちゃいました。
「まぁ、今のところ大丈夫!」
だそうです。
あまり先回りして、心配しても仕方ありません。

私はこの脳動脈瘤の経過観察を久我山病院という地域の中規模病院でしてもらってます。
家からもそう遠くないし、明るくて、スタッフも親切で気に入ってます。
家の目の前には浴風会病院という老人専門病院があります。
義母は肋骨骨折以後この病院にかかっています。
以前、義母は浴風会病院に行くのをいやがっていましたが、
骨折して救急で運ばれた病院は、あまりに混雑していたので、
今や家の前の母の足で歩いても10分からないで行かれる浴風会病院がいいといってます。
通っていれば、何かのことで入院もできるので、我々としても便利です。

私も、もうそろそろ浴風会病院をMy Hospitalにしようかと思っていました。
でも、二つの病院を比べてみると。、久我山は産科や小児科もあって若い人たちが沢山いて、
活気があって、病気になっても前向きになれるかと思うけど、
浴風会病院は、特養(浴風園の中に3つあります)やグループホーム、その他中の施設の人だけでも、
本当に動けないようなお年寄りであふれていて、やはりどうしても暗い雰囲気です。
もう少し、年取ってからにしようかなって思っちゃいました。
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造影剤 頭部CT検査

2011-09-05 15:15:14 | くも膜下出血
今日は、義母がデイサービスに行く日。
毎日、
「明日は行くの?」
「まだまだ 行くのは月曜日
と言う会話があって、待ちかねた月曜日。
家の前ですから、雨の合間につくことができました。

今日はゆっくりして、ヘアカットにでもいこうかと思いつつ、
朝、薬をピルケースに入れていったら、
アダラート(降圧剤)が、今週分しかない。
「あれっ!CT検査は来週だと思ったけど…」
と思って、予約票を確かめたら今日でした。
義母の物忘れを笑えません。

あわてて美容院にきいたら、午前中もOKということなので、
美容院に行って、買い物して、昼食を食べて、
病院に行って、あの身体がカーッと熱くなる造影剤を入れてする、
CT検査を受けてきました。
検査が終わって、
「気分は悪くないですか?」
と訊かれ
「はい大丈夫です」
と言ったものの、カーッと熱くてちょっと気持ち悪かったので、
飲み物を、自動販売機で買って、少し飲んだらだいぶ良くなったので、
車を運転して帰ってきました。
あの造影剤はヨード造影剤らしいけど、結構きついものです。

結果は木曜日の外来診察でわかります
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甦りの会

2011-05-10 12:57:53 | くも膜下出血
←娘の母の日プレゼント

連休も終わって、夏が近づいてきたと感じます。

土曜日、娘の小さい頃からのママ友で、30年つきあっていて、
3年前、突然別れて会えずにいた友人と再会できて感激しました。
彼女の上の息子さんとうちの娘が小学校の同期で、児童館のボランティアをずっと一緒にやってきて、
すごく仲良くしてきたのに3年前の冬、ご主人が脳内出血になって片マヒになってしまって、
ひどく落ち込んでいたけど、突然ご主人の郷里福島に転居してしまって、
最後に近くのレストランででランチをしたきり、会えずにいました。

転居して、何度もメールしたのにちっとも返事をくれず、
どうしているかずっと心配していました。
昨年秋、近くのスーパーで共通の友人に会って彼女の話になったので、
そのことをメールに書いて送ったらやっと返事が来ました。
すると、何と彼女自身が卵巣癌になって手術と抗ガン剤で治療しているというではありませんか!
びっくりしました
その後、メールのやりとりが再開しました。
かなり大きくなっていたそうですが、抗ガン剤で小さくなって、
今年の1月、2度目の手術をしたそうです。
暖かくなったら会いましょうと約束していたのにあの地震!
メールでは大丈夫と書いてありましたが、どうなったか心配でした。

連休明けに最後の抗ガン治療で東京に来ると書いてきたので、
連絡を待っていたら金曜日(6日)
「明日から2泊3日で行きます」
と連絡が来たので、すっ飛んでいきました。

去年のメールで、「すごく痩せて、私と分かるかしら?」なんて書いてきたので、
弱っている彼女を想像して、病室に行ったら、ぜんぜ~ん前と変わりなく元気な様子でした。
2度目の手術からすっかり体調もよくなって、
「もうここで止まってほしいと思ってるの」
というほどちょうどよい体格でした。髪の毛だけはなくなってましたが、
今回で抗ガン剤治療は一応終わりというので、きっとまた元通りになるでしょう!
福島の生活も彼女のおおらかな性格で、楽しく過ごしているようで安心しました。
話は尽きず、病室なのに夢中になって話してしまいました。
あの元気さなら大丈夫と安心しました。

そして、昨日は去年の2月に未破裂脳動脈瘤の開頭手術をした親戚のTさんとランチ!
傷跡も全く分からないほどで、元気そのもの。

私の周りでは、肋骨まで転移した乳ガン手術、スキルス性胃ガン手術、大腸ガンと胃ガン手術、
狭心症で心臓バイパス手術、未破裂脳動脈瘤で開頭手術、そして卵巣癌手術、
それはもう色々な人がいますが、みんな元気に甦っています。

腹開き1回、頭開き3回、背開き1回の全身麻酔手術5回(ちょっと自慢<笑>)の私の周りは甦りの会となってます。
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多発性脳動脈瘤

2011-04-22 17:32:46 | くも膜下出血
Myサイトの掲示板「しぶとく生きる掲示板」にとても残念なコメントが書かれました。
「3回目のくも膜下出血を乗り越えることが出来ず、ついに亡くなられた」
というコメントでした。
亡くなった方(のりちゃさん)のコメントが掲示板に残っていて、思い出しました。
書き込まれたのは2度目の破裂を無事乗り越え、職場復帰をされたというものでした。

今回知らせて下さった方にメールで詳しいことを聴くことが出来ました。

のりちゃさんは、2003年に耳鼻科で治療の為、MRIを撮ったとき、脳動脈瘤が見つかったそうです。
そして迷った末、脳外科で治療を受けようと検査予約をして、その検査の前日、1度目の破裂を起こしたとのこと。
そして、2007年、その時に見つかって管理していた未破裂動脈瘤のコイル塞栓術を受けた。
ところが、2009年、コイル手術の時に治療適応外といわれて、経過観察をしていた小さな瘤がまた破裂。
これが2度目だったわけですが、職場の上司の機転ですぐに処置できて無事生還。
職場復帰を果たしたそうです。(このことが「しぶとく生きる掲示板」に書き込まれていました)
このときも、手術適応外の小さなものがあるようなことがいわれているとは書かれていました。
そして、今年2011年3月20日に3度目の破裂を起こして、手術は無事成功し、回復していましたが、
退院する予定の4月8日に急変して亡くなったとのこと。

Q:クモ膜下出血のうち多発性動脈瘤の割合はどの程度か?
A:男性で12.4%,女性で20.2%

Q:単発性及び多発性動脈瘤破裂の罹患率は性別年齢別にどのような特徴があるか?
A:50歳以上の年齢および女性であることが,クモ膜下出血の危険因子であり,とくに多発性動脈瘤破裂の危険因子である。


Q:単発性と多発性動脈瘤破裂では,どちらのほうが予後が悪いか?
A:多発性動脈瘤のほうが悪い。


とある文献「医療情報サービス Minds(マインズ)」
ホーム>クモ膜下出血>Minds PLUS/医療提供者向け/クリニカルクエスチョン>Q:単発性と多発性動脈瘤破裂ではどちらのほうが予後が悪いか?

に書かれている。
治療の範囲でない小さな脳動脈瘤を持つ私としては気になる話です。

今日も元キャンディーズで女優の田中好子さんが乳ガンからの多臓器不全でなくなったことが報じられている。
彼女も1992年に乳がんを発症、手術で左乳房の腫瘍を切除し、年に3、4回は定期健診を受けて、
転移した右乳房の腫瘍も切除するなど再発を繰り返したが、命に別条はなかったということだ。
乳ガンからの生還者は多い。そしてその後も検診治療など、きちんとケアを続けていれば、
平均寿命以上に生きて行かれることは多い。
でもそうしていても、救えないこともある。
彼女はまだ55才だったとか…

医療は進歩して多くの命を救えるようになった。でもまだまだ…


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BBS復旧

2011-04-10 23:04:36 | くも膜下出血
Myサイト「しぶとく生き残るためのヒント」の掲示板「しぶとく生きる掲示板」が4月7日から繋がらなくなって、
掲示板を閉めてしまったのではないかとご心配をかけていました。

私はホームページを作ったとき、コンピューターについては全く無知で(今でも分からないことだらけですが…)
掲示板を自分で作るのは難しくて、レンタル掲示板をずっと使ってきました。
ですから、繋がらなくなっても、レンタル元が、直してくれるのを待つしかありませんでした。
最初はなんの連絡もなく、どうなっているか全く分からずにいましたが、
2011/04/08 (金) 14:29にメールが来て

4月7日午後より、DNSエラーのため掲示板やウェブサイトにアクセスで
きない状態になっております。皆様にはご迷惑をおかけしておりますこと
を、深くお詫び申し上げます。

今のところ、具体的な復旧日時については未定となっておりますが、本
日中の復旧を目指して全力で作業に当たっております。
作業状況によりましては、明日以降の復旧となる可能性もございます。
なお、本障害によるデータの消失等は一切ございません。
ご迷惑をおかけいたしますが、復旧まで今しばらくお待ちいただけます様、
お願い申し上げます。


って書いてありました。
「DNSエラー」って何か、息子に訊いて、説明されてもよく分かりませんでした。
一度、臨時措置が通知され、一応閲覧は出来るようになりましたが、
コメントが書き込めず、仕方なく今日まで待っていました。

夕方、外出から家に帰ってきてブログからリンクで繋いだら見られました。
すっかり復旧した旨、メールも来ていました。

もう大丈夫です。
くも膜下出血、未破裂脳動脈瘤等について語られ、情報の場となっていた掲示板、復活しました!
どうぞ、皆さんで使って下さい!
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高血圧と降圧剤

2011-01-08 17:34:45 | くも膜下出血
高血圧や糖尿病はは万病の元といわれ、
高血圧は日本には約4,000万人もの患者がいると言われてます。(ホントかな?)
自覚症状はほとんどありません。
私は、薬を使って正常値内にうまくコントロールされていると
人間ドックにはいると言われますが、
薬を飲み始める前と自覚症状的には変わらない感じがします。
くも膜下出血になったときも(その前から、降圧剤を飲んでいました)
危険だといわれるほどの高血圧ではありませんでした。
でも高血圧の要素を持っていたから、脳卒中になったのかもしれません。
高血圧はやはり、心疾患や脳卒中の引き金になることは多いようです。

日本人の死因の一位は悪性腫瘍ですから、高血圧に気をつければ、
長生きが出来るとは限りません。
でも、後遺症が残る率の高い脳卒中の危険要素は取り除く努力をしたいものです。

高血圧の90%は原因を特定できない本態性高血圧だといわれています。
遺伝的要因と環境的要因が複雑に混ざり合って起きているので、
治療もまずは生活習慣を改善することから始めますが、
喫煙、飲酒、塩分、運動、肥満など、悪いと言われていることを改善しても
(もともと、私のように生活習慣で改善の余地のない人もいる)
治らないようなら、降圧剤を使って治療することとなるわけです。
薬の副作用をを怖がって飲まない人も多いですが、
今はよく研究されています。
医師から、降圧剤の服用を奨められたら、
薬より病気の方が怖いと思うので、
決められた量を守ってきちんと飲んだ方がいいと思います。
もちろん、薬を飲めば、多少生活習慣はルーズでも良いなんて考えはいけません。

血圧は気温が下がると高くなりがちです。
今年の日本の冬は寒いようです。

皆さん気をつけましょう!
コメント (6)
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