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DJ KOOが活動再開を報告 5人組ダンス&ボーカルユニット「TRF」のDJ KOO(56)さんが、 脳動脈瘤手術を受けて、無事活動再開したというニュースがありました。 記事によると、私も取材されて、出たことのある「主治医の見つかる診療所」という番組の 「主治医が見つかる診療所」~くも膜下出血~ 「主治医の見つかる診療所」脳卒中スペシャル 『脳ドック』企画で脳ドックを受けたところ9.8ミリの脳動脈瘤が見つかったそうです。 番組に出ているカリスマ脳外科医と言われる上山博康医師の勧めで、 上山先生が脳神経外科研究所長を務める札幌禎心会病院で、手術を受けて、無事成功し、 自宅療養、リハビリを続けていたが、 医師の許可も出て、活動再開することになったと言うことです。 |
上山先生は私より1歳年上だから、実際に執刀したのは、もっと若い先生のようだけれど、 先生は、同病院で「上山博康脳神経外科塾」を開いて、若手の育成にも熱心に取り組んでいるようなので、 きっと優秀な若い医師が執刀したのでしょうね。 9.8ミリの脳動脈瘤というとかなりの大きさで、手術も難しいはずです。 5ミリを超えると破裂の可能性が急に高まるので、手術を薦められることが多いと言われています。 9月13日に手術して9月21日には退院とは、 未破裂で見つかり、すぐに名医に手術して貰えたからだと思います。 この大きさで破裂してくも膜下出血を発症していたら、 音楽活動どころか、日常生活に影響が出るほどの後遺症が残ってしまうことが十分に考えられます。 小室哲哉さんの妻のKEIKOさんがくも膜下出血を発症して未だに後遺症に悩んでいることを考えると DJ KOOさんは本当にラッキーでしたね。 |
![]() 2017.2.8 朝日新聞朝刊 ↑クリックで大きくなります |
昨日の朝日新聞の朝刊に「脳動脈瘤 抑える薬へ期待 京大仕組み解明」
という記事が掲載された。(朝日デジタル記事「脳動脈瘤、薬の治療に道 京大、炎症の仕組み解明」)
この記事によると、今まで、破裂するとくも膜下出血になる脳動脈瘤の発症については不明であったが、
京都大学の青木友浩准教授らが、白血球の一種であるマクロファージュ(よく聞きますね)という細胞の
表面にあるタンパク質が血管内に炎症を起こす物質を活発化させて、動脈瘤を作ることをラットで突きとめたそうだ。
そして、このタンパク質の働きを抑える薬を、人工的に脳動脈瘤を発生させたらラットに飲ませたら、
瘤周辺のマクロファージュが減り、瘤は大きくならなかったということだ。
ただ今回使った薬は、他の病気の治療に使って、副作用が見られたため、まだ安全性の高い薬を開発しなければならないとのこと。
脳動脈瘤の発生のメカニズムがわかって、それを抑える方法がわかったということは、くも膜下出血克服の第一歩!
期待しましょう!
遺伝リスクの高いくも膜下出血。
我が家の娘と息子に脳動脈瘤の検査を受けるように薦めているが、
忙しさを理由にまだ受けていない。
見つかった場合の不安も大きいに違いない。
以前「大動脈瘤が薬で治せる!?」なんて記事があったけど、未だ進んでいる様子はない。
この話どんどん進んで、早く薬が出来て、例え脳動脈瘤が見つかっても、大きくならず、さらに消失させることができる日が来ますように!
久しぶりにくも膜下出血に関する記事です。
今日のYAHOO!ニュースで
「岡山大、くも膜下出血後の血管収縮メカニズム解明 独自治療剤で改善」
というのがありました。
くも膜下出血発症後に、脳の血管が縮んで血液の流れが悪くなる状態がよく起こります。
これを脳血管攣(れん)縮といいます。
例え手術に成功しても、脳血管攣縮で死亡したり、重篤な後遺症が起こることがあります。
原因は不明といわれてきました。
私も手術後、ものすごく頭が痛かった時期がありました。
「脳血管攣縮が起きている状態です。危険な状態です」といわれました。
幸い、無事乗り越えて後遺症は遺りませんでしたが、
このブログにも、後遺症で苦しむことになった方が、何人かコメント下さいました。
岡山大学のサイトを見たら、さらに詳しく書かれていました。
「くも膜下出血後の脳血管攣縮 のメカニズムを解明 治療法開発に向けた大きな一歩に」
これによると、
ラットで、くも膜下出血後に生じる脳血管収縮を誘発するHMGB1という細胞内タンパク質を突き止め、
これを抑制する、抗HMGB1抗体の投与により、劇的に症状を改善させることがわかった。
さらに人に使えるヒト化抗HMGB1抗体の作成に成功していて、
脳血管れん縮の有望な治療法になりそうだということです。
素晴らしいことですね!医療はどんどん進歩します。
ぜひ、実用化され、脳血管れん縮なんて怖くないような日が一日も早くきて欲しいと思います。
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今日は病院で頭のMRI検査を受けてきました。 ベビー脳動脈瘤の経過観察です。 相変わらず成長なく、もうこのまま、成長せずに墓場まで 持ってけるかなと思ってます。 去年までは造影剤を入れて撮るCT検査でしたが、 病院に新しいMRIも入って、検査した画像がすぐ診察室に送られ、 とっても便利になりました。 造影剤を入れると身体がものすごく熱くなり、 気持ち悪くなりそうになって憂鬱でしたが、 MRIは工事現場のような音がしてうるさくて、 長い時間かかりますが、CTよりいいかなと思います。 でも、今日は検査を始めて少ししたら、咳が止まらなくなって、 やり直しになってしまいました。 脳の画像に少し副鼻腔炎のようなものが映っているといわれました。 |
脳全体としても変化なく、よい状態だと言われ、ちょっと嬉しかったです![]() 今日、ドクターに伺った話で、「へえー、そうなのか」 と思ったのは、血管は年齢と共に老化して硬くなっていくけど、 人によって速度も色々で、血管の一部がひどく動脈硬化を起こしていたり、 血管には元々弱い部分があったりするので、血管年齢が若いと検査で出ても部分についてはわからない。 だから、血圧が低くても動脈瘤が出来ることがあるということ。 たしかに脳動脈瘤は、若い人でも出来ていることがあって、破裂してくも膜下出血になることがある。 でも、高血圧、高コレステロールは脳卒中の重要なリスクファクターであるから、 少しでもコントロールしていい状態にしておくべきですね! ちなみに私は、3月の検査でLDLコレステロール値が181。 「9月に再検査して下がらないようなら、投薬治療かな」って言われちゃいました ![]() |
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脳動脈瘤の破裂によって起こるくも膜下出血は、 突然死の代表病で、ドラマなどによく出てくる。 突然発病するので、多くは救急車で運ばれ、緊急手術となる。 病院を選ぶ余裕も、執刀医を選ぶ余裕もないことが普通だ。 そのまま入院になるが、大きな病院では病棟では執刀医が担当でないこともある。 さらに退院後、暫くは通院となるが、外来ではまた違う医師が主治医になることも多い。 私は、2000年11月、くも膜下出血を発病して救急車で運ばれ、手術を受けたが、 一度も患者としてかかったことのない病院だった。 |
手術後、幸い病棟では、執刀医が担当医になり、 外来でも執刀医に診ていただけることになり、実によかった。 その後感染などのトラブルがあって、再入院、再手術など計4回も入院し、 すっかり脳外科のなじみの患者になってしまった。 でもその都度、丁寧な病院スタッフのおかげで、現在も元気に大病をしたとは思われない生活を送っている。 あの大変な状態から、15年が経とうとしている。 私は、数年後破裂したものと反対側に小さな脳動脈瘤が見つかり、血圧も高いので、 経過観察と血圧管理のためずっと通院している。 手術したのは大学病院だったが、執刀医の先生も数年後、アメリカに留学されて、 後を引き継いでくださった、2度目の手術の執刀医の先生も、他の病院に移られ、 現在は、自宅近くの地域の中核病院に通っている(脳外科はその大学病院医局系列の医師が多い)。 そこに通うようになってからもう、3回主治医が代わった。 個人の病院でないのだから仕方のない話し。 私は色々と病気をしたおかげで、医師とのコミュニケーションはけっこう出来るようになったが、 やはり慣れない先生には、短い診察時間の間に訊こうと思っていたことを言い出せず終わってしまうこともあった。 その病院に4月から最初の執刀医で長く診ていただいたF先生が赴任されていらした。 昨日、外来診察を受けてきました。7~8年ぶりの再会でした。 こんなラッキーなことがあっていいのかしら! 暫くは病院通いも苦になりません ![]() |
以前このブログで、くも膜下出血発症時の症状のアンケートをとって発表したことがありました。
「くも膜下出血発症時の症状 アンケート結果2」
その後いくつか寄せて下さった症状を足して表とグラフで、
寄せていただいた“生の声”をPDFファイルで
発表したいと思います。全部で62名分です。
これを見れば、私が口を酸っぱくして言っているように
「くも膜下出血の症状」は「バットで殴られたような激頭痛で始まる」とは言えない ことが
分かっていただけると思います。
共通しているのは「突然」です。
アンケートに答えてくださったのは、患者本人です。
後遺症が遺った方もいらっしゃいますが、命が助かった方々です。
くも膜下出血の症状を知ることは、もし、あなたやあなたの周りの方が
「くも膜下出血」になったとしても、正しい対処をして、命を救うことになります。
病院にどんな状態で入るかが死亡か、重篤な後遺症か、無事社会復帰かの分かれ目になります。
せっかく「チョロッと漏れ」で始まっても、
「ドバッと漏れ」にしてしまって、医師の手の付けようもない状態になったら、
どんな名医でも、救うことが出来ません。
どうぞ、読んでみてください。
突然の激頭痛(バット痛) | 14 |
突然の頭の異変、のち激頭痛 | 9 |
突然の普通と異なる頭痛 | 22 |
突然の頭や身体に痛みと異なる異変 | 17 |
★患者、生の声は、多いのでPDFファイルにしました。
下記のリンクで開いて読んでください。
「アカデミヨシズミ」放送されましたね。
私の出番はホンの2カットで見逃された方も多かったと思います。
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私は、「くも膜下出血の前兆はなかった」といったのですから、このテーマの放送ではいいと思いますが、
あの時、散々ディレクターの方に話した『前兆』『前駆症状』について、理解していただけなかったことが、
何とも残念でした
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くも膜下出血の原因となる脳動脈瘤は頭の中に出来て、 かなり大きくなっても、症状はまずありません。 ごくまれにドクターが言っていたように 視神経のそばにあったり、急に大きくなった時は、 ものが二重に見えたり、 片目が開かないなどの症状が出ることがあります。 でも、神経を圧迫してこういう症状が出る場合は、 急に何時何分になったか分かるような出方ではなく、 何となく見えずらいとか、まぶたが下がってくるという、 穏やかな症状です。(これがくも膜下出血の前兆) 勿論ドクターが言っていらしたようにこういった前兆があれば、 すぐに処置(手術)をすることになりますよね |
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上の方々は、前兆があったとして放送されましたが、 「チョロッと漏れ」を「ドバッと漏れ」にしない! |
今日のモーニングバードで放送予定だった「アカデミヨシズミ~くも膜下出血~」は
来週11月17日(月)に延期になりました。
昨日、長崎旅行から夜遅くに帰ってきたので、テレビ朝日のディレクターさんからPCメールが届いていたのに、
知らずに「今日放送だわ」と思って、テレビの前で待っていたら、ちっとも放送されず、
羽生くんが怪我をして、それでも頑張って滑ったとか、錦織くんがATPファイナルで初戦勝利などばかりで
「あれっ??」と思ってパソコン開けたら、延期のお知らせが入ってました。
お知らせが遅れて、すみませんでした。
また、大きなニュースが入ったら、延期されるかも…
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いつの間にかもう11月。 |
モーニングバードにアカデミヨシズミというコーナーがあります。 9月末その番組のディレクターさんから、番組でくも膜下出血について扱うので、取材させて欲しいとの依頼がありました。 |
昨日、外来診察があって、先週したCTアンギオ検査の結果を聴きに行ってきました。
結果は変化なく、OKということでした
でも、CTアンギオ検査で色々な方向から脳血管が見られますが、
重なり合っていてよく見えないところもあります。
見落としってこともたまにあるけど、
検査って万全ではないのだと思ってます。
勿論、今回の検査でそんなことを疑っているわけではありませんが、
がんの検査などでも、ずっと検査を続けていたのに
いざ見つかった時には、かなり進行したものであったということは、よく聞きます。
検査結果は、「まぁ、大丈夫でしょっ!」くらいに考えておいた方がいいものだと思ってます。
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今日は、近くのいつも通っている久我山病院で、 脳動脈瘤のCT検査を受けてきました。 造影剤を腕から入れて脳血管を3D撮影する いわゆるCTアンギオ検査です。 造影剤は水溶性のヨード造影剤で、 注入後約6時間で90%が腎臓から尿に排出されるそうで、 腎機能に問題があると使えないということです。 喘息などのアレルギーはないか、アルコールは大丈夫かなど、 副作用に関する質問をいくつか受けます。 それがOKだ検査台に横たわって身体と頭を固定されます。 次に医師が来て造影剤を入れる点滴の針を刺します。 「ちょっと痛いですよ~!」といってぶすっと太い注射針を刺され、 かなり痛ッ!って感じ。 |
「では始めます」と言われて、この丸い大きな筒が頭の上を行き来して ヒュンヒュン音がして、始まりましたが、ちっとも身体は熱くなりません。 前回、間違えて昼食を食べていって、検査前に気付いたのですが、 面倒だからそのまま受けてしまいました。 その時、身体が凄く熱くなって吐き気がして、 終わってからしばらく廊下の待合で休んで帰ったのですが、 今回は、ちゃんと食べずに行きました。 「ちゃんと食べないできて良かった。でもからだが熱くならないなぁ」と思っていたら、 「では造影剤を入れて、本番始めます」という声 「なぁんだ、まだ入れてなかったんだ」と思った瞬間、 カーッと身体が熱くなって、凄く気持ち悪くなりました。 「まずいっ!やばっ!」と思ったら 「はい終わりました。大丈夫ですか?」 「はい、大丈夫です」と言ったけど、「これはまずいかな?」 と思いつつ立ち上がって、帰る用意をしたら、もう治まりました。 やはり前回より軽かったです。写真を写す余裕もありました。 何度も受けてますが、あの身体が熱くなって気持ち悪くなるのは、イヤですね! この検査はMRIより短い時間ですから助かります。 |
NHKの威力は凄い!
僅か3分間のあさイチの出演を見ていた色々な人から連絡をもらった。
長いこと連絡していなかった友たちから、メールや電話をもらったし、
出ることを告げてあったけど、ワシントンに住む姪っ子からも「見ましたぁ!」ってfacebookにコメント!
くも膜下出血についてもわかりやすくて良かったという評価が多かったです。
この頃、あまりくも膜下出血について調べたり、ブログに書いていなかったのですが、
今回テレビに出て、また凄く書きたくなった記事がありました。
今年2月に放送されたニュース[女優佳那晃子さんに奇跡」や
佳那さんがくも膜下出血の後遺症と闘っている様子を、夫の放送作家 源高志氏が綴っているブログです。
佳那晃子さんと言えば、映画やテレビドラマで活躍していた美人女優ですよね。
昨年(2013年)1月、重症くも膜下出血になって、奇跡的に命は取り留めたものの重い後遺症と今も闘っているそうです。
このニュースや記事で夫の源高志が発症時の様子を語っていますが、次の通りです。
二人で夜、こたつに入ってテレビを見ていたら、ふと気付くと佳那さんが、歪んだ形相ををしていた。
「どうした!」というと元の顔になるが、また歪む。
「何しているんだ!」と頬をたたくとまたもどる。
「トイレに行きたい」と佳那さんが言ったが、うまく立てないので支えてトイレに連れて行った。
すると、佳那さんは「首の後ろと肩が凝って熱い」というので、
「ここか?」といって身体に触れた時、「痛い!」と言って前に倒れ込んだ。
源さんは、「そんなに強く揉んでないぞ」と言って無理に起こそうとした。
すると佳那さんはイビキをかき出したので、
「これは脳か!」と思って救急車を呼んだ。病院でグレード5と診断された。
これを読むと、救急車を呼ぶまでに最悪の行動をとってしまったため、
大出血を起こして、重い後遺症になってしまったのではと思われます。
まず、「ふと気付くとと歪んだ形相をしていた」とありますが、
これはもうくも膜下出血を発症していた(脳動脈瘤が破裂して出血が始まっていた)状態です。
「何をしているんだ!」と頬をたたく とありますが、
これは最悪。出血を助長してます。
さらに「うまく立てない佳那さんを支えてトイレに連れて行った。」
動かせばさらに出血します。そこで、佳那さんは倒れ込みます。
最後に「そんなに強く揉んでないぞ」と言って無理に起こそうとした。
もう、これはグレードをさらに上げる行為でした。
佳那さんが「痛い!」と言ったのはトイレに行って源さんに身体を触れられた時です。
くも膜下出血は「バットで殴られたような激頭痛で始まる」とよく言われますが、
そうではないことが、案外多いんです。
佳那さんに今お聞きすることはできませんが、顔が歪んだ時、きっと頭か肩か後頭部に
「ズンッ!」「ズキッ!」「プツッ!」「パキッ!」というような衝撃を感じていたと思います。
この「衝撃」こそくも膜下出血の発症なのです。
この話を読んで、こういう風に感じて欲しいのです。
脳卒中は脳梗塞、脳出血、くも膜下出血どれもですが、
「動かさず(気道は確保)落ち着かせ」
「なるべく早く救急車で病院に」です。
源さん、佳那さん、リハビリ頑張っているようですが、さらなる奇跡が起こるといいですね!
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あさイチ放送されましたね!
内容は次の通りでした。
★ 危険!2つの頭痛
★ 早期発見&最新治療
★ 脳動脈瘤発見で“うつ状態”
★ 3Dで手術成功率アップへ
全体としてよくまとまっていて、森田明夫先生の解説もわかりやすくて
くも膜下出血や脳動脈瘤についてみんなに知ってもらうのにいい番組でした。
新しい治療法や3Dプリンターを使って脳動脈瘤の形を再現して治療する技術など興味深く見られました。
私は3番目の 「脳動脈瘤発見で“うつ状態”」というところにちょっぴりだけ出ました。
一度くも膜下出血になって、また、小さな脳動脈瘤が見つかって経過観察中の人として話しました。
話した内容は、くも膜下出血の後遺症は無いようだけど、
起立性低血圧を起こしてしまった時、また破裂かと心配になり、過呼吸になって救急車を呼んでしまったこと、
今は、信頼できる医師との出会いもあって、落ち着いて経過観察を受けていること等です。
信頼できる医師、Dr.栗田浩樹(埼玉医大国際医療センター教授)と撮った写真を渡してあったので、画面に出してくれました。
今は栗田先生に直接診ていただいてはいませんが、いざ、何かあったらまず相談したいと思ってます。
一緒に出た方も口を揃えて、いざ手術となったら、命を預けるわけですから、信頼関係は大事とおっしゃってました。
ひとつだけ、心残りは、警告出血を見逃して、後遺症と戦っている方の取材して
警告出血(もうくも膜下出血は始まっている)の段階で、
受診できれば、助かるし、後遺症も押さえられることを、伝えていたのに、
その段階で救急車で運ばれて手術を受け、こうして元気でいられる私に、
警告出血の症状(頭痛)をしゃべらせて欲しかった。
普通の頭痛とは全く違うのだから…。
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先日取材を受けた、NHK「あさイチ」, どんな風に仕上がっているのでしょう? |
色々取材されましたが編集されて、 私の出番はちょっぴりだと思いますが… お時間のある方は御覧ください。 くも膜下出血の新しい情報もあるみたいですよ! |
前回のブログで、
「私は脳動脈瘤が見つかって良かった。
何も知らないで、いきなりくも膜下出血になるより
破裂リスクを下げる生活を心がけるし、
経過観察していれば、急に大きくなった時に
手術という根本治療もできるから」
と書いたが、それはあくまでくも膜下出血から無事生還した
私の場合の話しで、人によって、積極的に脳ドックを受けて
脳動脈瘤があるかどうか確かめることが、いいことかどうかは違うと思った。
あさイチの取材の話をして、私は息子に向かって
「一緒に取材を受けた方たちだって、結局、見つかったからこそ、瘤を潰して命が助かったのだから良かったのよ!
お母さんも、お祖父ちゃんも、大叔母さんもくも膜下出血になったし、
Tさん(父の従妹)も大きな脳動脈瘤があって、K先生に手術してもらって助かったのだから、
あなたは、くも膜下のリスクは高いのよ。早めに脳ドックで診てもらって、もし脳動脈瘤があったら、
経過観察すればいいと思うの。もし手術が必要なら、K先生みたいに上手な先生にしてもらえばいいのだから大丈夫よ!」(「SICUで」)
といったら、とてもイヤな顔をして黙っていた。
そう、もし脳動脈瘤が見つかった場合、「良かった!」と思える人がどれだけいるだろうか?
小さくてさしあたって、今のところ破裂の可能性は低い。
経過観察で良いと言われても、脳動脈瘤があると言うことはくも膜下出血のリスクは無い人よりずっと高い。
まして、手術適応なほどの大きさや形の瘤が見つかったら、我が息子など、すぐ胃潰瘍になってしまう気がする
(だいたい男の方が、恐がりだから…)
私も、自分自身が頭の手術を受けて、大丈夫だったので、手術すればいいと思うようになったが、
その前は、友人が脳腫瘍の手術を受けた話を聞いた時は、怖くて、その友人が平然と話すのを聴いていられなかったのだからなぁ…
facebook に書き込んでくれた友人も
「私は検査は怖いから受けません!」 て、書いていた。
脳動脈瘤ってほんとに厄介者!!!