欅並木をのぼった左手にあるお店

ちいさいけど心ほっこり、French!テイストなお店♪

愛という輝き

2009-06-03 | poem
どんなに毎日があわただしく過ぎていても。
あなたの上には空があり、星々が見守っている。
どんなに悲しみや苦しみが心を覆うようなことがあったとしても。
胸の中にある愛がこれからも消えることはない。
かけがえのないものはいつもここにある。それだけは忘れないように。

日常は心を疲弊させ、今ある形すら変えようとする。
時代は早く回転を求め、人に息つく間を与えない。
それでも、生まれ持った自然という形を変えようとしてはいけない。
わたしという輝きとともに本来の生き方はあるのだから。

多くの生命がこの世界を渡っていく。
一人ひとりの輝きをこの世界で示すために。
厳しい風が吹く。
野に咲く花も場所によっては飛ばされる。
それでも、花は人は生きていく。生命の輝きをここで示すために。
厳しい冬に身を縮めることもある。困難を抜けるためにはかたくなになること。
それでも春を待つ地中の芽のように。ひたむきに待つ時期もあるのだから。

忘れてはいけない。
人は愛を受けて輝いていける。
かたくなに自分を守る時もある。
それでも、日が差し愛を感じたなら、葉を開き、花を咲かせていくように。光を見つめるように。
愛に向き、生命の輝きを放っていくのです。

忘れてはいけない。
どんなに独りぼっちを感じていても。悲しみや困難が前に立ちはだかったとしても。
わたしの上には空がある。星々が見守っていてくれる。
わたしの輝きを放てるようにと。
胸の中にある愛と同じ輝きが、この頭上にも散らばっているから。

太陽とわたし

2009-06-01 | poem
まぶしいばかりの光がわたしにむかっている。
わたしの中の何かを呼び覚ますために。
わたしの奥深いところで、なにかがささやいている。
祈りに似た切実な声で。
わたしの中の何かを呼び覚ますために。

けっして破られることのない約束。
ある誓いがわたしの中で光を放ち始めている。
ぼんやりと聞こえる鐘のような音。胸の中に明るみが広がっていく。
"わたしはここにいる"と、胸に響く声。
そのやさしい響きが頭から足の先まで広がっていく。

まるでこの世界とはかけ離れた場所にいるような。
光に満ちていて、笑みを忘れない。
いつもおだやかにうるおっていて、わたしの胸になにかがささやき続けている。
“御心が行われるように”と。
その響きが何度も胸の中に続いている。

こんな眩しい太陽を眺めている。
目を閉じたり開いたりして。まぶしい光がわたしの中に。
悲しみにくれていた人生。こんなに小さな気持ちのわたしの中に。
輝きは全身を包んでいき、やわらかな気持ちがそこに響くものをじっと聞いている。

太陽から受けとれるもの。
現実とは違うなにか大きなものがわたしの中に。
“これが愛”と声がする。
やさしく抱きしめてくれる光にまかせて。
これからは輝いていける。ある確信が胸の中に芽生えはじめている。

光への誓いを行う時。わたしが本当のわたしに出会えた瞬間。

あなたを呼ぶ声

2009-06-01 | poem
悲しいものに目をとらわれていてはいけない。
あなたの中にあるものをしっかりと見つめて。
胸に影をさす思いや考えをあなたの一部にしてはいけない。
悲しみがわたしの一部と、そんな思い違いをかたくなに信じてしまっている。
それでは光を見失ってしまう。暗闇の中に自らを閉じ込めてしまっている。

雲の間から光がさしこみ、横切っていく渡り鳥のように。
大いなる光のあいだを進んでいく者へ。
胸のこだわりをすてて、さぁ白い光に身をゆだねていこう。
あなたを呼ぶ声がする。胸に響いてくる、やさしい声を頼りにして。

彼方にあるものを今のあなたは想像できない。
それでも白く輝く光を見つめ続けて。感覚があなたを自由にしてくれる。
明るみを信じて。喜ぶべき方向へ。
母親に抱かれる子供のように。あなたの心にもあたたかみが戻ってくるから。

光を抱き希望をうたう。
雨上がりの空に幼子がうたうように。
単純な愛への信頼が、あなたの胸に強い輝きを生む。
厳しい目の奥にある、きれいな泉がほら光をおびはじめている。

忘れていたやさしい言葉を。
愛のささやきを、その口は失っていないから。
少しずつ悲しみは溶けていく。やわらかな息吹がほらあなたの胸に。
あなたを呼ぶ声がする。そのやさしい響きを頼りにして。
白い光から伝わるものを指針に。あなたのいるべき場所へ。