変わる国と揺れる人々の心 (アジアを見る眼)
ティムール・ダダバエフ著、アジア経済研究所刊
私が「サマルカンドへ行く」と言うと、ほとんどの友人は、
サマルカンドが、どこの国にあるのかを知らない。
次に、「ウズベキスタンだよ」と言うと、また「?」が重なる。
私にとってはあこがれの地であるサマルカンドが、
こんなに日本人の認知度が低いところだとは思わなかった。
確かに、最近のウズベキスタンの情報は私も持っていない。
ということで、ガイドブックと併用して、この本を読んだ。
それぞれ、ある土地の一側面をよくまとめていると思う。
この本は、ソビエトが解体後20年のウズベキスタンのことをまとめているので、
旅行へ行く前に読んでおくといい一冊だと思う。
もちろん個人によって違いはあるだろうけれど、
どういった考え方をもった人たちがいま暮らしているのか、
その価値観のバリエーションのようなものを予備知識としてもっていると、
いろいろと見る目が変わって来るだろうと思う。
テレビ番組にしても、バザールにしても、
言葉は通じなくても、雰囲気で読み取れることはある。
その下準備には、とても適した一冊だと思った。
また、ここで書かれていることは、
中国の少数民族の地域にも、かなり合致することが多いと思うので、
チベットやウイグルの問題を考えるときに役に立ちそうだ。
当然、独立を求める人もいれば、求めない人もいる。
もしかしたら、広い意味で考えると、
日本の基地問題にも根底では通じるものがあるのかもしれない。
他国を見るというのは、本当に興味深いことだ。
ティムール・ダダバエフ著、アジア経済研究所刊
私が「サマルカンドへ行く」と言うと、ほとんどの友人は、
サマルカンドが、どこの国にあるのかを知らない。
次に、「ウズベキスタンだよ」と言うと、また「?」が重なる。
私にとってはあこがれの地であるサマルカンドが、
こんなに日本人の認知度が低いところだとは思わなかった。
確かに、最近のウズベキスタンの情報は私も持っていない。
ということで、ガイドブックと併用して、この本を読んだ。
それぞれ、ある土地の一側面をよくまとめていると思う。
この本は、ソビエトが解体後20年のウズベキスタンのことをまとめているので、
旅行へ行く前に読んでおくといい一冊だと思う。
もちろん個人によって違いはあるだろうけれど、
どういった考え方をもった人たちがいま暮らしているのか、
その価値観のバリエーションのようなものを予備知識としてもっていると、
いろいろと見る目が変わって来るだろうと思う。
テレビ番組にしても、バザールにしても、
言葉は通じなくても、雰囲気で読み取れることはある。
その下準備には、とても適した一冊だと思った。
また、ここで書かれていることは、
中国の少数民族の地域にも、かなり合致することが多いと思うので、
チベットやウイグルの問題を考えるときに役に立ちそうだ。
当然、独立を求める人もいれば、求めない人もいる。
もしかしたら、広い意味で考えると、
日本の基地問題にも根底では通じるものがあるのかもしれない。
他国を見るというのは、本当に興味深いことだ。