ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

花見

2010-04-08 15:51:35 | Weblog
気分転換に、近くの公園まで花見に行った。

人間は立ち入り禁止の絶好のポジションで花見をするハト。


かなり近くに寄っても逃げないカモ。


本気系のカメラをもった人もたくさん来ていた。
春は人の心も溶かす。

すでに「外賓」ではない

2010-04-08 11:13:03 | Weblog
先日邦人が中国で死刑になった。まだ日本人の死刑囚は何人かいるらしい。
中国では、年間1700人以上が死刑になっているという。
この数字のうち、いったい何割が少数民族や人権活動家なのだろうと思う。
また、把握できていない数字も含めると、いったい総数はどのくらいまで増えるのだろう。

私が中国に留学していた1993年当時、外国人は「外賓」と呼ばれ、賓客として大切にされた。
反日感情もかなり残っていたけど、
それでも、中国人の命は軽く、外国人の命は重い印象があった。

留学してすぐ先輩から、こう言われた。
基本的に外国人は何をやっても大丈夫だけど、
たまに見せしめで重い罪に問われるから、気をつけた方がいいよ。
まあ、重いと言っても国外退去で、その後ずっと入国させてくれなくなる程度だけどね。

私の通っていた大学でも公安のおじさんと留学生がグルになって、
大麻をはじめとする麻薬類の密売なんかをやっていた。
2000年に雲南地方に行った時は、公安局の裏手に大麻密売の拠点があった。
黄金の三角地帯からたくさん良品が入るし、一番危ないことは外国人にやってもらえばいい。
外国人は決して重罪には問われないから。と語っていた公安関係の人がいた。
いまはどうなのかわからないけど、
香港映画によく出て来る悪徳警官というのは、中国では普通のことなんだと思っていた。

ついに、外国人も死刑に処されるところまできたか、と思う。
他国の司法制度のなかで、根本的な感情の共有ができるかどうかわからない他国の弁護士と
通訳を介して自分の裁判を戦うなんて、それだけでおそろしすぎる。
治外法権も反対なら、死刑も反対だけど、
外国に行く時は、知らないうちにトラブルに巻き込まれてしまうこともあるし、
いろいろな意味で注意しなければならないんだな、と改めて思った。