ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

旅行の準備

2010-04-10 22:35:10 | Weblog
サマルカンドへ行くのでガイドブックを買った。

「地球の歩き方」と「旅行人ノート」の2冊。
両方とも「ウズベキスタン」で単体ではなくて、シルクロードというくくり。
情報が少ないのと、行く人が少ないんだなあ。

自然と、ウズベク以外のところもパラパラと見る。
浮気性なので、タジキスタンとかカザフスタンとかにも行きたくなる。
なぜ「スタン」系の国はこんなに魅力的なんだろう。

イスラムのモザイクは、なんでこんなに、
いくら眺めていても飽きないのだろう。
失礼のないように、イスラムのしきたりの部分だけ読んでおこう。
あとは、行ってみたらなんとかなるだろう。

ああ、でも、気候と通貨だけは見ておくか。
本当はカスピ海まで行きたいなあ。

中央アジアは、地図を見ているだけで楽しくなる。

憑き物

2010-04-10 00:46:53 | Weblog
数年前、いまは亡き父と明け方まで飲んでいた。
下北沢のどこかだった。

私が中国の少数民族の話から発展してシルクロードの話をしながら
確かトルファンに行ったときの思い出を語っていたときだった。
父がぽつりと「サマルカンド」と言った。

私が大学時代からずっと行きたいと思っていた地名が、ふと父の口から漏れた。
驚いた。

父に聞いた。「なんでサマルカンド?」と。
そしたら父は「まあな」と答えた。

あの人との会話は、不思議なことに満ちていた。
先日、たまたま父が亡くなる直前に立ち寄った、
というか倒れている父を見つけてくれた人がやっている飲み屋に行ったら、
夢に出て来たペンダントをしている女性に会った。
倒れている父を見つけて救急車を呼んでくれた人だった。

父は「このペンダントを持っている人は、世界をもってるぞ」と、
夢の中で不思議な言葉を言っていた。
その女性に、「最近買ったものですよね? でも、父はこう言っていました」と言ったら、
「少し前、もちろんお父さんの亡くなった後に買ったんだけど、重いからしばらくつけてなかった。
今日ひさしぶりにつけようと思ってつけたら、あなたが来た。なんで?」と言われた。

そして、サマルカンドに行くことにした。
サマルカンドから帰って来たら、
ひとしきり下北沢をぶらりとしてみようと思う。

きっと、なにか憑き物がおちる。