ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

観音経

2010-04-15 20:13:41 | Weblog
いま少しずつ『観音経講話』を読んでいる。

今日、電車のなかで読んでいたくだりに、
高校生のときに丸暗記した経文が出てきた。

いまから20年くらい前のある日、
母が仕事先の友人から、ひらがな書きのメモをもらってきた。
「これを毎日唱えていると、元気で長生きできるんだって」
と言っていた。
母は真面目な人なので、それからずっと毎朝毎晩、唱えていたと思う。

私も、よく意味がわからないところがも残っていたけれど、
ひらがなのまま覚えた。
いまでもその字面をよく覚えている。
音引きが印象的だった。

「かんぜおーん、なむぶーつ、
よーぶつうーいん、よーぶつうーえん、
ぶっぽうそーえん、じょうらくがーじょう、
ちょうねんかんぜーおん、ぼーねんかんぜーおん、
ねんねんじゅうしんぎ、ねんねんふーりんしーん」

ようやく漢字変換できた。

「観世音。南無仏。
与仏有因。与仏有縁。
仏法僧縁。常楽我浄。
朝念観世音。暮念観世音。
念々従心起。念々不離心。」

『延命十句観音経』というものだった。

そうだよなあ。仏法僧縁だ。
当時は、仏法僧でひとくくりにする頭がなかったので、
「仏法疎遠?」と、漢字変換してしまったっけ。

ああ、スッキリした。