地酒屋のロックンロール日記

酒好き・音楽好きの仕事がらみと個人事をつらづらと・・・

平成18年2月18日(土)晴れ  亀の井酒造

2006-02-18 17:33:38 | Weblog
「くどき上手」(山形) 亀の井酒造 

今井社長より案内がありまして、今井社長の大叔父にあたる方が、
「今井 繁三郎」(1910~2002)氏という著名な画家の方で、
特集番組が下記の予定で放送されるそうです。

2月19日(日) NHK教育テレビ

「新日曜美術館」  「風土を背負って光る色~色彩の画家 今井繁三郎」
教育・前9・00~10・00  (再)後8・00~9・00

その中で「亀の井酒造」の秘蔵の作品2点と蔵が少し紹介されるそうです。
鶴岡市の名誉市民であり、地元には立派な美術館もあります。

くどき上手 出羽燦々 33%精白 純米大吟醸  3333円(税別)は
3月3日出荷予定 全国2000本限定 本数まではさん並びにはなりませんでした。
今しばらくお待ち下さい。

あともう一つ山形発のお知らせを

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※拡大して見て下さい。

詳しくはこちら→http://www.yamagata-sake.or.jp/
前売りも好調の様ですのでお早めにお問い合わせを

ただ今1.8リットル、カップを含め何種類かラベル作成中ですが、
昨日は印刷屋さんといろいろ話しました。
紙質ひとつにしてもいろんな新技術が導入されており、
デザイン次第では面白いものが出来るのではないかと思います。
しかしスーパー晩酌酒に関しては王道で行きたいと思っております。
一部を除いて・・・


平成18年2月17日(金) 曇 おとなの週末

2006-02-17 19:49:07 | 地酒カップ
おとなの週末 講談社

地酒カップ取材 第四弾

今週、取材を受けた講談社刊の「おとなの週末」が発売になりました。

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毎月15日発売 定価500円

この雑誌の特徴は覆面スタッフが実際お店で飲み食いして
味、値段、サービスに点数をつけるという本音レポート
なかなか読み物としては面白いけど、写真て内緒でとってるのかな?
そんな記事の中で「地酒カップ」は「大人のための流行案内」というくくりの中で、
紹介されています。

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日本酒大好きなイラストレイターの「佐藤 礼恵(ゆきえ)」さんのレポートです。
60酒のカップ酒を試飲されたとなると
かなりのご苦労があったのではなかろうかと・・・・一人試飲会
今度は蔵元も一緒にワイワイやりながら飲みましょう!!
佐藤さんはこの写真割りからいくと
「國権」 細井さんのお酒が一番のお気に入りではないかと思います。
さすが手間を惜しんでいません!!

私的には偶然か必然か「村祐」と「愛宕の松」の横並びのカットが
何か不穏な空気を醸し出していて好きです。
写真の大きさも大ボス、中ボス、小ボスみたいでいいです。
ここで大ボスに「豊盃」のねぷたカップが睨みを効かしていれば文句なしです!!

丸くくりぬかれた「はりきりボーイ」はちょっとまぬけ 

本日は「越後鶴亀」のニューカップが入荷

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横尾忠則デザイン純米カップ 315円(税込)

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「越後鶴亀」特別純米カップ 300円(税込)

とてもにぎやかな気分になります。。。


平成18年2月16日(木) 雨 美味しんぼ

2006-02-16 15:44:32 | Weblog
2006.2.27 NO.11 週間スピリッツ 美味しんぼ

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昨年 「美味しんぼ」の原作者 「雁屋 哲」さんがマチダヤにご来店になったのは、
この「焼酎革命」の取材の為でした。

雁屋さんは昔から「日本酒党」で菊姫がお好きでしたが、
よく菊姫の大吟醸は何故アル添なのかと 何故、純米大吟醸を造らないのかと
菊姫 柳社長とやり合っていました。 もう10年以上昔の話ですが・・・ 

そしてやっと「焼酎特集」です。
読むと社主が「富乃宝山」を飲んで「これが芋焼酎か?」
と驚くシーンがありますが、私的にはちょっと違和感があります。

東西新聞の文化部ともあろう方々が、
ここ数年の焼酎の動きをまったく無視していたのかと突っ込みたくなります

まあ第一回目ですから・・・今後の展開が逆に見逃せません!

黒木本店さんも取材された様ですので、「蘇る大地」を使った
リサイクル理念あたりを中心に書いて頂けるといいのですがどうなりますか!?
乞うご期待!!

今月よりリニューアルした黒木本店さんのホームページはこちらから
                 ↓
 http://www.oasci.co.jp/miyazaki/kuroki-honten/


今日は「丸真正宗」(東京)と「天法」(長野)の営業の方がご来店。
この時期動けるのは営業の部署が蔵にあるところだけですものね。

「悦 凱陣」(香川) 丸尾さんとは電話で久々に会話、
造り中はお邪魔になるといけないので電話もかけずらい
少々鼻声でお風邪のご様子 一昨日は38度の熱だったそうですが、
休まず仕込み中です。 「体より酒の方が大事だから」と丸尾さん
今年も高いモチベーションで仕込んでいます。
丸尾さんも昔マチダヤつながりで「美味しんぼ」に出た事があります。
その時はいろんなところの電話が鳴りやまなかったそうです。

今年はタンク30本の仕込みで昨年より3本多く仕込んでいます。
もう少ししたら「悦 凱陣」 新酒お知らせ出来ると思います。
お楽しみに


平成18年2月15日(水) 晴れ 会津娘レポート

2006-02-15 11:25:09 | 会津娘レポート

2006.2.15 会津娘ルポ 仕込み真っ最中

2月13日の時点で甑倒しは終わりました。
甑倒しとは今年酒造りに使う米を蒸す作業が終わった事です。
これからももろみ管理、上槽、火入れとまだまだ作業は続きます。

ではあっ君よりレポートです。

朝から雨です。夕方には雪に変わります。
この何日間か、このような天気がつづいております。
蔵では11本目の
上槽を終え、20本目の醪の留仕込を終えました。。
今期の仕込みもまもなく
甑倒しを迎えます。
しかしここからが正念場です。

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甑 

上槽したお酒のその後の熟成変化は、全て積算温度でだいだい決まります。
そのため会津娘のここから先は時間との勝負です。
一日で出来る作業量には限度があるので
フルで動いてもまだ時間が足りない!とかんじることもあります。
そんなとき、心強い味方になってくれるのがサーマルタンク。
醗酵管理はもちろんですが、
むしろ上槽以降の熟成管理におおきな威力を発揮します。
(正直なところ)以前はあまり肯定的ではない時期もありましたが、
いまでは会津娘の酒質を守る大切なファクターのひとつとなりました。

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サーマルタンク

酒質によって最適の貯蔵温度を保つことにより、
滓引き、瓶詰のタイミングをよりベストに近いものにできるようになります。
そんなわけで2005年より会津娘フルサーマル化計画始動いたしました。
もちろん、瓶間急冷瓶貯蔵はいままで以上に、より精度をあげて
取り組んでいきます。

※画像用意したいのですが、間に合いませんでした。
  後日こっそうりとアップさせていただきます。

サーマルタンクとは?
こちらをクリック→http://www.zjkk.or.jp/entry/syg/sa/sa2.htm

積算温度とは?
これはちょっと説明が難しい だれか助けて~


平成18年2月13日(月) 晴れ 八海山

2006-02-13 21:49:57 | 地酒カップ
八海山カップ

やっと発売日が決まりました。
蔵出荷 3月1日予定

八海山でカップを出すと決めた時、
いろいろ意見を聞きに営業の方もお見えになり
マチダヤなりにいろいろアドバイスをしました。

こりゃ 八海山も本気で取り組んでくれるのか!
「カップブーム」で終わるわけにはいかない!
ここから日本酒に火を付けていかないと!

ここはありそうでまだ無い「八海山 純米酒」を造ったらどうかなんて話もして
八海山だからこそ出来るインパクトのあるカップをとお願いしたのですが・・・・


結局 普通酒のカップ  ラベルもそのまま
10種類もつくったラベルもどこえやら
ちょっと拍子抜け 価格も290(税込)予定 ちょっと高いんじゃないの?
本醸造だったらまだ解るけどねえ

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せっかくカップのカジュアルさで日本酒ファン拡大と、
蔵も労力、手間を惜しまずやっているのに
きっちり利益確保かな??

まあ仕方ないか・・・ 今日はぼやきのブログとなりました。

そんな時は今も弘前より全国制覇の野望を持つ蔵の紹介を

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ただ今 マチダヤ限定発売 「豊盃 発泡純米にごり」を
この三浦ぺーぺーが制作中
この真剣な眼差しは本物か?

近日公開


平成18年2月12日(日) 晴れ 味噌鍋

2006-02-12 22:44:33 | Weblog
名古屋コーチン 味噌鍋

今まで名古屋にて食したもの、きしめん、味噌カツ、海老フリャー
どれもピンときませんでした。

ところが、ふな君が送ってくれた味噌鍋!
うまかった!!

見直した!!

取り寄せた!!

届いた!!

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創業昭和8年 三和 名古屋コーチン 味噌鍋!!

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日本酒はもちろん愛知県代表 「長珍」

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まいう~


平成18年2月11日(土) 晴れ 中三郎杜氏

2006-02-11 20:12:30 | Weblog
「天狗舞」 車多酒造 「中 三郎」杜氏

昨年の話ですが、「天狗舞」 中三郎杜氏が
「現代の名工」(卓越した技能者表彰)を受賞されました。 
厚生労働省の大臣より「食品原料製造等」の部門の総代として
表彰状を拝受されました。 

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「技能功績の概要」は以下の通りです。

『日本酒製造の内、特に麹及び山廃酒母製造に関する技能に卓越し、
山廃仕込純米酒の製法を確立した。
この商品は多くの日本酒愛飲家を増やし、
近年多くの後続メーカーが商品化を推進している。
これにより山廃酒母造りの技術の伝承が
多くのメーカーでもなされる要因ともなった。
また、吟醸酒の製法も研究し、現在では多くの愛飲家に支持されている。』

素晴らしいじゃないですか。車多酒造にて約半世紀、
造り手として酒造りに心血そそがれてこられたのだと思います。

この年は「あさ開」の藤尾 正彦杜氏も受賞されています。
面白いところでは、銀座ろくさん亭の「道場 六三郎」さん

「現代の名工」 ホームページは下記をクリック
その道の職人、達人がわかります。 以外と面白いです!!

http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/syokunou/meikou/

その「中 三郎」杜氏の名を冠した16BY大吟醸 生酒が最終入荷

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1.8リットル 10500円(税込) 720ミリ 5250円(税込)


4月に17BYが出ますが、ここは-5℃でゆっくり熟成したこの味がおすすめ!
卓越した技能を味わって見てはいかがでしょうか!
極少量の入荷の為お早めに

お問い合わせは 味ノマチダヤ 03-3389-4551まで

天狗舞 車多酒造のホームページはこちらから
http://www.tengumai.co.jp/

平成18年2月10日(金) 晴れ 上原社長

2006-02-10 20:40:30 | Weblog

越後鶴亀 上原社長ご来店

カップの発売も間近の「越後鶴亀」 上原社長がご来店になりました。
カップのお話しと思いきや,取り出されたサンプルは「日本最古の酒」

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この清酒は、250年前、江戸時代宝暦年間(1751年~1763年)に
造られていた清酒の技法を古文書に基づき
5年の試験醸造を経て今に復元させました。
詳しいことは秘密だそうですが、古典醸造法とされる古式生もと造りにて
(山廃ではなくいわゆる山卸しの作業をやって)酒母を立てました。
出来た酒はアミノ酸、乳酸が通常の7倍という
「伯楽星」新澤さんに試飲コメント頂きたくなる様な数値です。

芳醇を越えた米の力強さがあります。
食前酒ではなく食中酒としてあわせてもらいたいとの事で、
飲み口をドイツワインにもたとえていらっしゃいました。
何せ上原社長の奥さんはドイツの方ですからね。

こちらからのアドバイスはラベルが地味なのと(カップと余りにもギャップが・・・)
300㎜より180㎜の方がアプローチしやすいのではと。 カップじゃないよ!

180㎜が出来たらご案内できるかもしれません。
江戸の浪漫を感じながら飲むのがいいかな。。。

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今は蔵人が総入れ替えになり前杜氏もとで修行していた
若干28歳のこが杜氏として頑張っているとのこと。
「越後鶴亀」も変わろうとしています。

ちなみにこのカップ

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右は上原社長のデザインだそうです。

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そして横尾カップのギャラは○百万だそうです・・・

おしまい


平成18年2月9日(木) 晴れ dancyu

2006-02-09 09:57:25 | 地酒カップ

dancyu 3月号

2/6(月)「地酒カップ」特集がのった「danncyu」が発売になりました。
連続取材 第3弾です。 
しかしこの間に密かに「サンデー毎日」にてカップの記事が載ってます。
カップ取扱いの飲食店さんを取材しています。
こちらはあえて今回は最近出まくっている「buchi」さん以外での紹介

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何故かイタリアンとのカップリング!

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「会津娘」が一番激戦価格帯に第一位 あっ君おめでとう
味ノマチダヤ「地酒カップ」 第一号ですので良かったッス
しかしこのカップ今、新酒待ちで品切れなんですね・・・
その変わり今だけの「純米生カップ」なっております。

コメントも載ってます。何々・・・「カップは手間もかかるからやめるつもりだった」??
こりゃどういうことだ 本人の弁明は如何に

高橋 亘さんの証言

「ひどい話です。
こと酒造りにおいて手間を惜しんだことはいまだかつてありません

これまでのカップ酒の現状と現在の蔵の方向性・貯蔵方法との乖離について
自分なりに一生懸命説明したのですが・・・ショックです。ひどい誤解です。

でも手間がかかるのはホント。
ですが皆はりきってカップ詰めてます。
新酒蔵出しは2月後半、よろしくお願いします。

以上あっ君の証言でした。

言葉って活字になると怖いですね。
その他何カ所かやばいところあります・・・
確かに最初に話しをした時にはカップ市場は衰退気味でしたし
「会津娘」も造りへのより良い環境つくりとシフトを
いろいろ模索している時期でしたので、
カップ酒の継続か否かも考えていた時期があったのも事実です。
しかし今はこちらの提案に賛同頂き、逆提案も頂きながら前向きに
そしてはりきって取り組んで頂いております!! 誤解なき様に

これだけ雑誌が続くと全国からのお問い合わせが大変増えております。
蔵元の皆様は新酒の上槽、瓶詰め等作業の多い時期かと思いますが、
何とぞカップの瓶詰めも何とかやりくりして頂きたくお願い申し上げます。

次は「おとなの週末」 講談社です。
 


平成18年2月7日(火) 曇 群馬泉

2006-02-07 00:22:50 | Weblog

群馬泉 島岡酒造

ブログに書くべきか悩みました。 
しかし日本酒を愛する方そして「群馬泉」を愛する方々へ
お知らせすべきと思いご報告申し上げます。

2月5日(日)未明 島岡さんの試験室あたりからの出火により
仕込み蔵と貯蔵蔵が全焼に近い状態の火災が発生しました。

島岡さんの家族を含め蔵人に怪我等は無いとのことです。
これは不幸中の幸いです。

この時点で甑倒しは終わっていましたが、もろみが4本ほど有り
吟醸の造りの部分に被害が出たようです。
また貯蔵中のお酒に関しても火が回っているため
今後の確認が必要との事です。

まだ現場が混乱している為これ以上詳しいことはわかりません。
出荷作業に関しても再開まで時間がかかるかも知れません。
島岡さんもマチダヤを通しての「群馬泉」を愛飲されているお客様への
迷惑がかかる事を心配されていました。

島岡さんの方が落ち着きましたら状況を踏まえて
今後の事をお話していきたいと思います。

取り急ぎ火災の状況報告と島岡さんの1日も早い蔵の復興を祈りつつ
私たちが何か協力出来ることがあれば皆で立ち上がりましょう!!

「群馬泉」は日本酒として絶対無くしてはいけない酒ですから!!

皆さんの励ましの声お待ちしています!!

2月8日更新

日 島岡さんと話たところ、一度は島岡社長も再建をあきらめかけていましたが、
いろんな方面より応援と励ましの言葉を頂き、
改めて愛飲されているお客様の気持ちを感じありがたかったと
おっしゃった上で必ず再建するとの決意をされたそうです。
専務ご夫妻もまだ若いし タンク一本からの仕込みになるかもしれませんが、
本日より大工さんが入り、まず現状をきっちり把握した上で一番良い方法で
来年より造りを再開させたいとの事でした。

在庫に関しても全体の被害状況がまだわかりませんので
しばらく欠品の場面も出てくると思いますが、
お客様のご理解の程宜しくお願い致します。

宜しければ島岡さんへの応援メッセージをコメントにぜひ入れて下さい。
私が島岡さんへ必ず伝えます!!

最近火事の話が多いです。造り酒屋の皆さんはくれぐれも気を付けて下さい!!