地酒屋のロックンロール日記

酒好き・音楽好きの仕事がらみと個人事をつらづらと・・・

平成18年7月31日(月) 晴れ 6月の収穫

2006-07-31 19:32:53 | レコード&オーディオ&ライブ
6月の収穫  コレクター日記

最近LD(レーザーディスク)に懲りLP収集が多少疎かになっております。
ただLDもLPも形は同じなのでせっせと壺にはまって集めております。
そんな中、私の大好きな「フリー」のアルバムをゲット!!  


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フリー/ハイウェイ     1971年発売

ブルースをベースとしたブリティッシュ・ハードロックの若き雄として
デビューした「フリー」
年齢に似合わぬ老け具合でアンチコマーシャルな
シンプルでうねりのあるミドルテンポのロックを聞かせてくれます。
ファースト、セカンドあたりはあまり抑揚のない曲が並びますが、
メンバーの「気」が熱く伝わる好盤 
この後3枚目の「ファイアー&ウォーター」という名盤が生まれます。
そして4枚目はデビュー時期に比べると実にリラックスした演奏が楽しめます。
その分「ポール・ロジャース」のボーカルがじっくり聞けます!!
裏ではメンバーの不仲が表面化 この後一時解散
しかしメンバーを入れ替えながらも超メジャーになることなく再び解散
それぞれの道を歩くのでした・・・

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クイックシルバー・メッセンジャー・サービス/ホワット・アバウト・ミー
                           赤盤 1971年発売


1960年後半 サンフランシスコのヒッピー文化とともに生まれた
「シスコ・サウンド」を「グレイトフル・デッド」 「ジェファーソン・エアプレイン」
らと共に代表するバンド 
デビューの時、日本では「ニューロック」のカテゴリーに入れられていたが、
泥くさい演奏とねばりのあるボーカルが特徴のやや南部系のサウンド
 バンド名 長いッス 

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フーリートウッド・マック /ブルース・ジャム・アット・チェス Vo1&2

「ピーター・グリーン」率いる「フリートウッド・マック」が
まだばりばりのホワイトブルースバンドだった頃
シカゴのブルースの名門「チェス・スタジオ」で
「オーティススパン」、「ウィリーディクソン」らシカゴブルースの大御所との
セッションに挑んだ熱いブルースバトルの記録です。

ここはピーナッツとバーボンで聞きたいところの渋いアルバム


毎度、毎度 帯付きレコードお持ちの方は 
「はりきり企画部 リサイクル課」まで
 


平成18年7月30日(日) 晴れ 会津娘るぽおでかけ篇

2006-07-30 11:10:05 | 会津娘レポート

2006.7.30 会津娘レポート 「伯楽星」「あたごのまつ」潜入編 

久々の登場です。「日本沈没」も大ヒットだそうで
たくさんの方に会津娘「小野寺酒造店」を知らしめた事でしょうか?
ここは便乗して「沈没ラベル」造りますか!
絶対沈まないお守り付き!!

では「はりきり企画部」のベタ取材してきてとの指令のもと
レポートが届きました。


蔵人「須賀」さん「大芝」くんと3人で、
宮城県古川に在る銘醸蔵『新澤酒造店』にお邪魔させていただきました!

高橋酒造からちょうど3時間、小雨が降っています。

街道に面した外観は、印象として会津坂下の会長の蔵を思い起こさせます。
なんでも自分の身近なものに喩えてしまうのが田舎モノの習慣です。

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専務であり、『伯楽星』の酒質設計者である、新澤氏が
暖かく出迎えてくださいます。

※あれ?ラーメン屋に変わったのかな??

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全国フレッシュローテーションの旅から戻ったばかりで
お疲れところにもかかわらず、とても丁寧にご案内していただき、

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 ※写真は本文とはあまり関係ありません。

これ俺じゃないの・・・・?

蔵人であり製造責任者の「横田」くんにもお会いできました。

あたごのまつ』『伯楽星』それぞれでの酒質の方向付け、
徹底した品質管理と蔵管理に新澤くんのツヨイ気持ちが感じられます。

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試飲させていただいた『伯楽星』は、まさしく『究極の三杯目』に向かって
着実に精度を上げつづけている新澤酒造店の”今”が詰まっていました。

※ラーメン3杯は無理だっつうの

新澤酒造店のみなさま、ありがとうございました!

※写真は本文と大体あまり関係ありません。

追加。

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新澤酒造では上槽したお酒はすべて3日以内に火入・瓶詰し、
全製品を瓶貯蔵しているとのこと。

詳しい説明はここでは避けさせていただきますが、
それを可能にするのが、今回みせていただいた上槽・精製設備と
新澤専務が強調された、再現性のある酒造りのためのシステム構築、
そしてなによりそれを実現している蔵スタッフの””ではないでしょうか。

積算温度を主体とした熟成管理と出荷管理により、
蔵の望む酒質により近い状態で消費者の皆様に飲んでいただく為の
様々な工夫も考えられています。

専務奥様が担当されているという資材在庫管理システムの精緻さも
さすがです。いつもバタバタしている我が身を少し反省です。

会津に帰って皆で早速飲ませていただいた伯楽星は、
本当に素敵な食中酒でした。

全国を飛び回り、どんどん吸収を続けている新澤くんと伯楽星は、
その広い視野を活かして逆に地元に太い基盤を創り出し、
宮城を代表する地酒のひとつとして内外にしっかりと確立するときが
本当に楽しみなお酒です。

私らも新澤君と伯楽星においていかれないよう、
更なる努力を重ねていきたいと思います。

※会津の酒米栽培田では出穂がはじまりました。
 来月中頃には早くも稲刈りです。

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ありがとうございました。 良い米が出来ますように 

じゃ ラーメン食べに行きまーす。。 


平成118年7月29日(土) 曇時々晴れ

2006-07-29 20:22:01 | 地酒カップ
石鎚 (愛媛) 夏吟CUP 入荷

中身はそうそうに決まり瓶詰めも終わっていたのですが
ラベルに手間取ってしまいました。

いつも無理を言う「はりきり企画部」に越智さんはいつもこころよく
しかも迅速に対応してくれます。 ありがたいことです。

今回のポイントは何とか「石鎚山」を夏らしく見せたかったので
レギュラーカップと同じベースを使いつつよりカジュアルに仕上げてみました。

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首を90度曲げながら登るところがミソです。
280円 600本限定です。
梅雨明けも間近!! 夏カップで海へ 山へ いかがでしょう!!
1.8リットルも今年の夏のヒット商品となりました。

【上高田ニュース】

上高田の御神輿が秋祭りを前にお色直しを終えて戻ってきました。
それを祝してお披露目です。
朝の品出しの合間をぬって味ノマチダヤ 御輿隊が出動

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右端の「河童の三平」こと加藤は脱水症状に陥り
御輿隊から脱落するという失態を演じました。
やはり河童は水がないと生きていけないのです・・・・・


平成18年7月28日(金) 曇  春陽米

2006-07-28 21:06:20 | 日本酒

豊盃 ぺーぺー夫妻 無事帰還

新婚旅行から無事戻られたお二人
旅の途中観光バス 炎上というトラブルに巻き込まれながらも
ラブラブな時間を過ごされたようです
戻るとビッグな取引も待っていたようで、さい先良い結婚生活のスタートです。
やはり大切なのは「仲間」ですね。

この後8月には別の素敵な「仲間」とイベントもあるようで
興味ある方は
http://www.rihga-tokyo.co.jp/event/nihonsyu/index.htmlこちらまで

ぺーぺー「仲間」から浮いてないよね?? カプロン禁止だよ
ちょっと身内ネタなのでこのあたりで・・・


【本題】

豊盃が秋田県立大学教授「岩野博士」の指導のもと生み出したこの酒
「77.7 春陽米 純米」

「春陽米」というグルテリン(消化しやすいタンパク質)が通常の飯米の約半分
逆にプロラミン(消化しにくいタンパク質)が通常の飯米の約倍
という米
これは「タンパク質」をあまりとれない病気の方の為に開発された米です。

「岩野博士」のすすめもあり、試行錯誤で何年間か造って見ましたがしっくりこず
昨年「白麹」を使うという暴挙に出た結果
博士もペーペーもびっくりしたのではないでしょうか!!
「えらい酸の高い酒が出来ちまった」と・・・

売り先に困った訳ではないでしょうけど昨年 マチダヤより先行発売したところ
「こりゃありだよね」という評価を内外よりいただき夏のヒット商品となりました。

そこで売り切っちゃえばいいのに 意地悪な「はりきり企画部」は
無理矢理30本蔵で熟成させる事を強要しました。
それがこの「一年熟成」バージョン 

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キューっと来る「酸」はそのままに控えめな旨味が残りつつきれいに流れます。
ひねはほとんど無く、熟成がこの味の出方になったのではないかと思います。
蔵がタブーとしたお燗もぬる燗あたりがグッド!!
ちょい冷えくらいが飲み頃かな!

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ねぷた祭りももうすぐです。


平成18年7月27日(木) 曇時々晴れ

2006-07-27 20:08:44 | 日本酒

群馬泉 島岡専務 来襲

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先日の会の時、皆様よりお預かりした義援金を島岡社長にお渡ししました。
そのお礼と近況報告に専務がお見えになりました。
写真を見せて頂くと完成までもう一息といったところです。
蔵の再建も大詰めのようです。

その建築中の写真を見ていると蔵の屋根には「うだつ」がついており、
何故「うだつ」がついているのですか?と訪ねると
「うだつ」の役目は火事の類焼を防ぐいわば防火壁の一種で
今の大工さんがこだわって付けてくれたそうです。
昔はこの「うだつ」で炎をダムのように食い止め、延焼を防いでいたのです。
今建てている大工さんは「宮大工」さんでなかなか職人気質の様です。

この「うだつ」はその分大工の手間賃もかかるので、今で言う「セレブ」な方たちの
特権だったのです。 そのことから「うだつが上がる、上がらない」という
貧富を揶揄する様な言葉が生まれました。

http://www.qkikaku.co.jp/120.html  
「うだつ」はこちらをクリック 

蔵が完成したらスタッフ全員で見に行く予定です。
なんだか今から良い酒出来るの間違いなし!!
と期待感が高まります。

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全員集合


平成18年7月26日(水) 晴れ時々曇

2006-07-26 19:48:59 | ワイン

梅雨とワイン

本日は久々に青空がのぞきました。
なんとなく健康になるような気がします。
しかしこれも長くは続かない予報が出ています。
お米は大丈夫でしょうか?

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7月23日(日) 近くの会館をかりて「ワインのミニ試飲会」を行いました。
お一人様 1000円の会費
高級ワインは出せませんでしたが、日頃気軽に飲めるテーブルワインを中心に
39アイテム試飲頂きました。

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味ノマチダヤ 「ワイン部」 総動員で対応致しました。
つまみを持ち込んだりと飲み会と化するのするのを防ぎつつ
何とか締めくくりました。
特に人気があったのがこの2点

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白ワイン 「コルテーゼ アルト モンフェラート」 イタリア ¥1418

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赤ワイン 「ベルナール プジョル エ ユベール ド ブアール」 フランス ¥2100

マチダヤにて好評発売中です。


またイベントの時は「ホームページ」 「ブログ」にて御案内致します。
是非皆様ご参加下さい。

速報  

本日 プレミアム・300の瓶がついに完成しました。

今週中には各蔵元様の方へ到着する予定です。

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8月5日入荷予定 お楽しみに

平成18年7月24日(月) 雨  Bボーイカップ

2006-07-24 19:53:09 | 地酒カップ
白隠正宗 (静岡) 夏のBボーイCUP 入荷

おしゃれにモツを焼きつつ「NOIZ」の名でアーティスト活動を続ける
「久遠」さんにラベルを描いて頂きました。

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色の構成が難しく透明シールでやりたかったのですが
予算的部分で没となりました。
しかし高嶋君はめげずに実に熱心にいろんなパターンでやってくれました。
これは前回同様です。

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日本酒ということでかなり「和」のテイストをデザインに入れて頂いたので
全体のトーンをまとめるのに配色がとても難しい・・・
ヒップホップな感じが出ない・・・・
試行錯誤の上 夏らしく「フローズン」な感じでまとめてみました。
いかがでしょう????

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白隠正宗 純米薄濁 300円(税込) 本日より発売


平成18年7月23日(日) 曇  梅雨 

2006-07-23 20:41:13 | Weblog

東京は本日は梅雨の中休みです。

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連日ニュースでは大雨による水害の様子を取り上げています。
皆様のところはいかがでしょうか?
今年は長引く予想も出ていますので十分ご注意下さい。 

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新宿周辺の道路も大きく変わろうとしています。
特に西新宿、北新宿あたりあと2~3年したら昔の面影が
無くなるくらいになるでしょう・・・・

中野は相変わらず「光化学スモッグ」でています。

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この雨で水は充分でしょうから日照不足が心配です。


平成18年7月21日(金) 雨 月の輪

2006-07-21 20:17:15 | 日本酒

月の輪 (岩手) 月の輪酒造店

面識は前からあったのですが、先日、弘前にて初めてゆっくりお話させて頂きました。
いろいろ書くとまずいのでここでは出しませんが、
我々が惚れ込むのは酒質はもちろん やはり「人」=「造り手」なんですね。
改めて感じます。

大妻短大卒業後 広島の試験場で一年造りを勉強され
※(万齢 小松さん 豊盃 兄)らと同期だそうです。
蔵に戻り 今年より杜氏として独り立ちしました。
「横沢 裕子」さん 気負いは感じられません。 

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ここで「造り手」の気を伝えて頂きたいと思います。
一年目の造りはいかがだったでしょう!?

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「月の輪」今年の造りを終えて

杜氏として初めての造りでしたので、
かなりのプレッシャーを感じつつ、それをあまり気にも留めず。
またチーム月の輪も意気が合ってきているようで、
昨年よりも蔵全体やお酒に調和を映せていると思います。

「月の輪」のここを飲んでくれ

今年の酒は、吟醸系はきれいな甘みながらスッキリとしております。
純米系はこれから味わいが増してくると思います。今なら常温で、
秋にはぬる燗で飲んでみて下さいね。


「月の輪」今年のチャレンジ

毎年何か新しいことを、と考えております。
今年は高アミノ酸のお酒に挑戦しました。
昨年もやってみましたが、失敗に終わりましたので再挑戦。
結果は・・・おそらく成功だと。
「飲める料理酒」という位置づけに出来ればいいなぁと考えてます。

女性杜氏としての視点 ちょっと意地悪な質問かな

特別に「女性だから」ということは考えていません。
「しなやかに」「柔軟に」が、酒造りだけでなく、基本的な私のスタイルです。
酒の業界は男性が中心ですが、意地を張らず素直に酒造りをしたら、
そのまま酒に伝わっていくと思っています。

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http://www.tsukinowa-iwate.com/ 素敵なホームページはこちら

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今日は2酒を利き酒させていただきました。

一つは地元4蔵の合同企画にて町内のリンゴ園にて採取した
「紫波31号」という酵母で仕込んだもの
イソアミル系の爽やかな香りがありふっくらとした仕上がり。
なるほどリラックスした味に仕上がってます。

もう一つは県産の「ヒメノモチ」という品種のもち米を100%使い仕込んだもの
90%精米 「もちっ娘」 少し古酒ブレンドで甘と酸と熟味が混然とある飲み口 
蔵よりのお薦めは食後酒としての飲み方

いずれも企画物のニュアンスが強いので、次は直球で勝負して下さい。
もちろん女性だからといって「はりきり企画部」は手加減しませんよ。
 


平成18年7月20日(木) 曇  さよなら風呂ロック

2006-07-20 20:59:27 | 風呂ロック
風呂ロック 千秋楽

本日、吉祥寺 営業中に木曜日恒例の「風呂ロック」が開催されていました。
先日、ブログでも書いた
「遠藤 賢司の風呂ロック本番の日です。

18時過ぎに雄叫びのような声と歓声が聞こえてきました。
ああ~始まったな~って感じ

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と見ると「千秋楽」の文字が???

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そんなとき春頃の風呂ロックの時お会いしてお話しさせて頂いた、 
副代表の「岡」さんが以前お会いしましたね」と声を掛けてくれました。
すかさず「千秋楽」とは?と聞いてみると、元々一年限定のイベントだったそうで
岡さん自身も留学されるとか  う~ん残念 一度も見れずじまい

でも何かにアクションを起こすと言うことは大切なことです。
私もクリエイティブに発想してはりきらなければならないと改めて思いました。

最後に記念撮影

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さよなら 風呂ロック  岡さん 並びにスタッフの皆様お疲れ様でした。。。

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また合う日まで