「南」 高知県・安芸市 南酒造場
今年の「南」の新酒サンプルが届きました。
高知酵母（CEL）が出始めた頃は「無濾過生原酒」全盛の頃で
吟醸香の強いこの酵母はあっという間に高知を代表する酵母となりました。
南さんはそれまでは「玉の井」の名柄で流通していましたが、
別ブランドとして自分の名を冠した「南」を立ち上げました。
そして南さんの酒も最初はこの酵母を使い香り高く仕上げ
そのフルーティーさで「南」の酒の名前はあっという間に
酒好きの間では広まりました。
「南」のラベルを決めるのに「字体」を何枚も送って頂き
南さんと打ち合わせしたのを覚えています。
安芸市（阪神のキャンプ地）なのに巨人ファン
阪神ファンの私とは野球に関してもいろいろせめぎ合いをしています。
立ち上げの時から酒質も含めいろいろ、そんなこんなやっていたので
「南」には思い入れがあるのです。
しかしここ何年か「生酒」を取っていませんでした。
日本酒の流れも食中タイプへ酒質変更が始まり、
あまり吟醸香の高い酒を好まない方も増えてきました。
高知酵母も（CEL）以外にも開発され酸が出やすい酵母も出てきました。
昨年は南さんもその酵母を使い酒質の変更をはかって来たのですが、
バランスがいまいち 思わず「酸出せば食中酒になるんじゃ無いよ」
と言っていました。
そんな経緯もあって今年のこの酒は
今後の「南」の酒質の方向の見える酒となりました。
酸とその後のしっかりとした味わい
決してきれいな酒ではありませんが、食中のマッチングが楽しめます。
マヨネーズやオリーブオイルを使った料理とかにも好相性
南さん曰く「初めて褒められました。」
そんなことないよー南さん その調子でガンバレー！！
それと密かに開発していた「南 純米吟醸カップ」 ３００円（税込）も
同時に入荷予定 ラベル」がダサイらしい
おっと・・「土佐宇宙酒」の書こうと思ったけど長くなったので
これはまた後日 
東京はこれから雪の予報