るーたんの日記

山歩き・食べ歩き・旅のひとりごと日記

H28.10.15-16:大天井~一ノ沢②

2016-10-25 22:30:36 | 日本二百名山

山泊のご褒美は日の入りと日の出。素敵な時間を迎えました♪

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せっかくだから4時にトイレに行きながら星撮りも挑戦しましたが、月明りが明るすぎて…失敗でした。

翌日は4:30過ぎに起きて、5:50頃、浅間山の右から上がる日の出を眺めます。

なんともいえない、厳かで静かで感動のひと時です。雲海も見事な演出なのです。

昨日の稜線もくっきり。奥には針ノ木や鹿島槍。その奥にも。右には妙高・火打でしょう。

そして…槍と穂高。ここでテン泊したら正面だね~。

 

6:15からは朝食です。美味しくって、朝もボリュームがありました。山芋って小屋飯で初めてだったかも。ツルツルいけて美味しかった。オムレツキッシュも。

お湯がもらえたので、ドリップコーヒを入れて…一息ついてから…出発です!

 

小屋番さん自ら記念シャッターを押してくださってました。ちょっと外れるから激混みはしないのかな?!

結構また中房に戻られる方もいましたが、最近無駄遣いの無い私は常念から一の沢に降りてタクシーで周回に。

7:00に小屋出発。この展望とお別れ…名残惜しくてなかなか進みません。

さようなら~!またね~!お気に入りの展望の山小屋発見しました!

この眺め、大展望で大好きです。槍から穂高。前回はここから手前の西岳を経由して表銀座を歩きました。

ここからは未踏の稜線。楽しみです。

そう表銀座の時はこの下った大天井ヒュッテに泊まったの。小屋は見えていないけど鞍部ですね。あのとんがりが牛首展望台かな。

朝の穂高。赤く色づく。

カールに小屋発見!

北穂の小屋も確認できました。北穂には行ってないんですよね…。

いよいよ見納めのこの景色。花はなかったけど…大展望を楽しませていただきました!

向かう東天井、横通、ずっしりとした三角は常念、その先は蝶。奥には南アルプスと八ヶ岳。一番奥に富士山。

初めての稜線で心が弾む。ばっちりの天気と雲と雲海がさらに演出してますよ。

 

 8:00、2750m東天井の下。歩いてきた稜線。ここまで1時間。結構ゆっくりしてますが。

 

あとは、あの常念の鞍部までです。

振り返って東天井。ピークを踏んで来ればよかった…

雲海も本当に波のような神秘の世界でした。

その先はずっと心地よい下りと登り、9:00、横通岳の巻道で最後のお茶。2600m。

前穂と上高地。奥には焼岳、乗鞍。一番奥は御嶽山かな。

だいぶ下った感じ。雲が動き出して、青空と良い感じ。

こんな展望はここあたりが最後かなあ…足が進まず、常念岳の山頂に行くなんてことはもう計画にありません。

 

常念小屋が見えてきました! かつてここには泊まったことあるんだな。激混み泊りで翌日は蝶を周回し下山した。

   

9:55,2466m。

視界は稜線に比べると狭いけど、正面に槍が見える。子槍は見えなくなってる。

こんな展望の良い日なので、頑張って1時間で常念も登りたかったけど…今回の課題は大天井~常念を繋げることだったのでパス。

ここでトイレを借りて、タクシーを予約。携帯の電池が無くなり小屋で手配をお願いしました。手数料100円。

10:15下山です。一の沢まで5.7km。かつて1度登ってきた道だが、登山を始めた頃にツアーだったので全く記憶はなし。

 

コースタイム下り40分での水場までは3カ所のベンチが適当にあり。

 

急な登山道である。

 

対岸に道が見えて沢になれば…水場に10:45、2055m。30分で400m下山!美味しい水をゲット!ここまで急です。

 

ここから沢沿いの眺め良いけど、危険な雰囲気。

 

最後は急な下り。振り返っても、いきなり下ったよ。登るのもきつそうだなあ?!

この右の沢の先までなんでしょうね…先は長いぞ!でも急なのは、この下に降りる胸突き八丁までかな。

この手前20mほど一気に梯子で下って11:00胸突き八丁1940m。あと4.3km。ここからは左に沢を。

 

ここからは沢の河原の道で、雨の後とか増水して危険じゃないかなとか感じました。

帰りのタクシーのおじさんが、昨年だったか雨の中常念小屋の方がやめた方がいいというのにここを下山し、

沢で流されなくなった女性がいたと言っていました。

 

紅葉も周りでチラホラ…

 

こんな歩きです。

 

左に折れると…11:25笠原沢、2本の沢の合流河原。ここで休憩。

 

ここから沢を右に見て下り。紅葉が綺麗。

 

時々、10月体育の日の連休前の台風の影響ですかね?まだ倒れたばかりの倒木も何カ所も。

とっても大きな木が、黄金色に輝いていたり…

 

紅葉もあり

 

静かな森もあり

綺麗なオレンジもあったり…

イワカガミもたくさん咲くんでしょうね

 

12:15王滝ベンチ、といってもベンチはなく、沢の中でした。1490m。

 

沢に近い登山道。雨が降ったら…濡れますね。

 

ここから1時間。ズルズル長かったですよ。タクシーの予約にちょうどだけど…大丈夫かしら?

 

アップダウンはそんなにない沢沿いの道です。古池が出たら…

 

12:55山ノ神1430m。あと500m。

 

一の沢には13:5、1360m。

 

トイレ有。タクシーの予約13:15ちょうどでした!(汗;)

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一の沢からの安南タクシー、中房までは9900円。今回、途中まで相乗りもあって若干補てん。

(9900円は…茅野駅から麦草峠のタクシーもだった。)

このところ、出費する時間がなくてお金貯まっていてよかった(笑)

13:20頃出発し、14:10頃に中房温泉に到着。

ここからはゆっくり林道ドライブでした。自宅まで135kmくらい。

林道の紅葉もなかなかきれいでしたが、運転で緊張し楽しめませんでした。

  

安曇野IC近くで竹風堂を見つけ栗おこわを買うつもりが、アイスも食べて帰宅。

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今年は仕事も異動して波に乗れず、天気とも相性が悪く…お盆以降、いえいえこのシーズン泊りで山に入れていませんでした。

ようやく、最後の最後になって週末2日間天気の週が巡ってきて…行ってこれました。

行先はいろいろ悩んだのですが、紅葉はいまひとつなら、「展望と歩いていない稜線」ということでここにしました。

天気が良くて眺めが良くて、久々で疲れているのですが、やはり山の時間は心を癒してくれます。

急がない、ただ味わって、立ち止まって、見つめる…そんな稜線歩きでした。

やはり山は良いですね~♪そして…でもやっぱりお花の時期に歩きたかった!こんなタイムでは歩けないだろうけど。

もう北アのシーズンは終わりですが、来年も狙いますよ!!

そのため冬は地図とにらめっこして、妄想しますよ。空いている山小屋がやっぱいいですね。

結局長くなった後半レポです。待った甲斐がありました!(終わり)


H28.10.15-16:合戦尾根~大天井①

2016-10-22 12:22:42 | 日本二百名山

今年は一度も山の上で泊まることはできないのか?!…そんな私にラストチャンスが!

初めて泊まった「大天荘」(だいてんそう)…ここからの展望は抜群です!

今年はまだ繋げていない、大天井~常念の尾根を歩きたいと思っていました。

 只今、仕事がピンチのため、コースタイムをメインに記録アップです。

10年くらい前に、中房から表銀座歩いた時より…キツカッタ~。

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金曜の夜に悩んで…混むかな?と11時に出発。駐車場に着いたのは12:30頃。トイレは手前のしゃくなげ荘で。

暗くてわからなかったのですが、正規の駐車スペースの残り10台くらいだったのだろうと思います。

1時頃には寝て、5時頃に起きるのですが…寒かったこと。またしても寝袋忘れちゃったんですよね(笑)。

ダウンとかザックにあるけど広げるのが面倒で、車にあったいろんなもの被って寝てました。

朝起きて満車。歩き始めて結構な路駐に驚きました。前日到着が必須かな。

最初はバスでしゃくなげ荘から乗って周回だからとも思ったのですが、始発が遅く歩き出しが8時くらいになりそうで。

(表銀座縦走した時は、穂高駅に駐車しバスで入り、上高地からバスと電車乗り継いで帰りました。)

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ここを登るのは3回目。1度目は表銀座へ。2度目はGWに残雪の中テント泊に行ったことが。登山届提出。

 中房温泉第2P6:00-トイレ登山口6:40、1440m-第1ベンチ7:15、1660mあと4.5km

 

-第2ベンチ7:40,1810mあと3.8km

 

 

ー第3ベンチ8:20、1990mあと2.8km

  

 

-富士見ベンチ8:50、2200mあと2.4km、

ここで富士山が見えます!八ヶ岳の奥に確認できるけど…映ってないな?

   

 

合戦小屋9:20-40、2350m名物のお汁粉600円。

 

合戦小屋の名物といえば、夏はスイカ!この時期はお汁粉600円!小豆たっぷり。カボチャのペースト入り♪

 

3等三角点10:5、2450m。

合戦小屋から上は樹林帯を抜け展望が開けます。ここで本日初めて槍を確認。テンションUP。アト1.3km。

この一番奥の尾根が大天井岳。本日はあそこまで歩きますよ。

行く手に「泊まりたい山小屋」ランキング1位の燕山荘も見えてきます。

その右手に、いつか行ってみたいと思っている餓鬼岳。近そうで難しそうなんですよね。

有明の奥には、浅間山とかも。左には妙高火打とかも確認できました。

 

あと少し。4時間半かかりました~!

登ってきた尾根。お花の時期だったらこんなにさっさとは登れない…。左の台形は、これも登りたい200名山の有明山。

燕山荘11:20-50、2670m。人気の山小屋にはたくさんの登山者が。右手の稜線を歩いていきます。槍を眺めながら。

 

ここでトイレ借りました。中の場合は靴を脱がないとならないので、テント場のトイレを借りました。

この先が心配なので、登頂済みの燕岳はパス。体力温存です。独特の花崗岩の白砂とハイマツの組み合わせが素敵な魅力です。

山頂までは40分とか。右奥は餓鬼岳。奥には鹿島槍の双耳峰かな。左奥の三角は立山方面かな。

 

燕岳の左、奥から立山、その手前に烏帽子。そこからは裏銀座ですね。

裏銀座の稜線。ここ一番同定しにくいのですが、白いなだらかが野口五郎?三角が水晶?しっかりした鷲羽。一番左が三俣蓮華かな。

その間の奥は黒部五郎か。歩いたのに…自信ない。

三俣蓮華と双六、そして槍、奥には穂高。槍の右奥は笠ヶ岳ですね。

しばし展望を楽しんで、懐かしんで…今年初の稜線歩きです♪

11:50、宿に向かって出発です♪ 左奥の大天井の左に山荘が見えます。コースタイム4時間弱!小屋着4時?(汗;)

こんな天気なので、展望が良すぎて…足が進まないのですよね~

 

振り返った燕岳。ハイマツと花崗岩のコントラスト、独特で美人ですよね~♪

奥には立山。その手前に烏帽子のとんがりが見えます。その右は船窪のザレですね。懐かしい。

真ん中の大下りの頭までは緩やか下り。そこで一度下ってまた登り返し。見えているけど遠い。

 

振り返れば…こちらも美しく…

大下りの頭、12:50,2678m。ここで休憩。ところどころの唐松の黄金色がアクセント♪

この先の大下りと…その先のきつそうな登り返しと最後の登りが見えます~!

 

下った鞍部に13:10、100mくらい下り。

 

13:35また100mくらい登り返します。

  

一度尾根に乗ってしまえば、それなりにアップダウンはあるけど、稜線歩きは楽しいよね。

パノラマ写真で~!

あとはあの正面の分岐から、日影の左上がり45度の登り40分ですよ。右の槍への尾根は難所の北鎌尾根ですね。

 

 

 

鞍部には若干の梯子と小林喜作レリーフ。

 

そして14:20、最後の大天井の山頂とヒュッテの分岐に。2700m。

 

本日の全貌。合戦尾根を登って燕岳から歩いてきました~♪

 

ここから最後小屋までのひたすら登り40分、小屋には15:5、2850mくらいでしょうか。

 

受付を済ませて2食付きで9800円。

 

6人のスペースに3人でした。

  

夕飯は16:45からなので、200名山の大天井岳に2度目の登頂です!

 

再びの山頂からの来た道。針ノ木の三角。左奥は立山。

小屋方面。明日はこちらに向かいます。三角は常念か。

槍・穂高と。真ん中が表銀座の尾根ですね。素晴らしい眺めでした。

 

さて、夕飯はボリューム満点!食べきれないなんて珍しいことです。わかめの酢の物、ハンバーグ、オレンジの寒天。他

芋煮はとても温まって美味しくっておかわりしたかったのですが、お腹が満腹でした。4:45から。この日は2回転。

日没が5:15というので急いで食べて…外に。

槍の方向に沈む夕日をみんなで眺めました。今年唯一の山で迎える日の入り。

とっても感動の1日の終わりになりました。

反対側からは、大きな丸い月が登ってきました。

この日は小屋締め前日で、感謝ということで、19時から宿泊の皆さんにケーキとワンドリンクのサービスがありました♡

 

サクサクの桃のタルトとコーヒーをいただきました。ワインもありました♪

そしたら、昨日は中房の車中泊であまり眠れなかったので…8時の消灯を待てず…就寝でした。

(簡単にするつもりが、長いレポになりました。)


白駒池・天狗岳の紅葉

2016-10-08 12:46:02 | 日本二百名山

紅葉が見ごろです。青空と雲もそろえば、完璧です!

今年の紅葉で赤は貴重みたい。

雲も…あったほうが良いよね♪ 9時近くに出発。

「にゅう」から見た白駒池です。奥は北横岳とか蓼科。左は北アルプス。右は妙高・火打。

先ほどまでいた白駒池が見える「にゅう」(ニュウ・乳という表記もあり)淵に赤い紅葉。

ここまで1時間くらいで来れます。秋のハイキングにはもってこいです!10時過ぎに前進。

蓼科の横に北アルプス。

その手目に「にゅう」とならんで展望の石の小山。高見石。

揚げパンで有名な「高見石小屋」の赤い屋根が。帰りはここ経由で、また白駒池に戻りました。

北アルプスは、穂高・槍・常念・大天井・蓮華・鹿島槍・五竜・白馬くらいまでですかね?!

浅間山方面。湯の丸とか四阿山とか。

秩父の山、金峰・甲武信とか。と富士山。麓に雲海。

そして、これから進む中山峠越えの天狗岳。双耳峰までです。中山峠まではダラダラで、最後に一気に登ります。

11時過ぎに中山峠で、12時20分ごろ東天狗岳に到着。

東天狗からの展望。絶壁の稲子岳の奥のとんがりがにゅう。そこから歩いてきました。

ちょっと前に「イケメン登山部」で草彅君が登った山ですね。

イケメン登山部の向かった硫黄岳は爆裂火口のあるところ。

1年前は私も麦草峠から赤岳展望荘まで1日で歩けたけど、今は自信なし。

南アルプスの甲斐駒とか、中央アルプスも最初は見えていたのに、すぐに雲に入ってしまいました。

硫黄のすぐ後ろが赤岳。その右は中岳と阿弥陀。阿弥陀の横には編笠。1時に下山。

下りは同じ道ではもったいないので、黒百合ヒュッテ経由で下山。写真中央に小屋があるのわかります?

ずっと前に1度泊まったけれど、ごはん美味しいです。

ルートは左のゴツゴツ岩のピークを3つくらい小さく超えるのでかかるかも。ここで時間がかかったし体力消耗。

せっかくなので、有名なコケモモのカップケーキをいただきました。午後2時。

時間が押していたのでテイクアウトでいただいたのですが、温かく出てきたのでここで半分いただきました。コケモモたくさん♡

残念ながら稜線上の紅葉は終盤ですね。台風のせいか?、天気のせいか?

3時30分に高見石小屋。天気も悪そうだったので、高見石には登らず。時間も押していましたし…

夕方の白駒池には4時に着。懲りずに…半周して帰ります。

青苔荘の前のボート乗り場付近で。

そんなんで駐車場に戻ったのは5時ちょっと前。歩き始めは8時。9時間も放浪していました。

今年の秋は…難しい。でも貴重な晴れの日にこんなご褒美がいただけて…よかった。

 


7月24日花見隊「櫛形山」

2016-07-25 21:18:12 | 日本二百名山

およそ1年ぶりの櫛形山です。花見隊の招集も久しぶりでした。

8時半に池の茶屋登山口集合。我が家からは約1時間の47km。林道が約20キロ。

8時半に集合で駐車場は大丈夫かな?と心配しましたが、雲がかかっていたせいか駐車場は空いていました。

樹海以来のヨッシー隊長、久しぶりのsanaeさん・トシちゃん、はじめましてのピテカンさんとカッパさん。

出発は9時、前回同様の時計回り。鞍部の紅葉沢から、お花畑経由の裸山、そして櫛形山の周回。

参考にならないタイム:登山口9:00→紅葉沢10:30→お花畑・お昼12:30-14:30→裸山15:00→櫛形山16:10→駐車場17:10。

※前回の2015年6月28日は、お花畑が黄色でびっくりしました!

 

 

今回はクガイソウやチダケサシ、マツムシソウ、コオニユリ、コウリンカ等、お花畑が広がっていました!

一番のポイントは…動物の食害からの防護柵の効果。その成果は、この柵の中と外の違い!

外の植物はのきなみ食べ尽されています。残っているのはシダとバイケイソウかな…

防護柵の有効性が確認され、最近は裸山も防護柵が設置されました。すでにアヤメは咲き終わっていますが、

その花後がたくさん確認でき、こちらの植生の回復も楽しみです。

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9時に出発し、まず、車いすも通行可能がウリの北岳展望デッキへ。

こんな遊歩道が続きます。奥は駐車場。

グンナイフウロ・シモツケソウ・キバナノヤマオダマキ・タマガワホトトギス

オミナエシ・キオン?・ヒヨドリバナ・カニコウモリ

せっかくの北岳展望デッキですが、あいにくの曇り空。

 

バイケイソウも良く見るとキレイですよね。

 そして青スズランも、随所で確認。

ここからちょっと登って、徐々に下り気味に。最後はガーンと下って紅葉沢。

 

本日は山の上の方は雲がかかっていました。歩くのには涼しくて助かりました。

ここで、最初の休憩、ここからは徐々に登りです。

小さなお花を確認したり…

そう、本日はきのこに詳しいピテカンさんとカッパさんから、教えていただきました!タマゴダケとハナビラダケ。

タマゴダケは茎が黄色いか白いかで、黄色いとタマゴダケなんだそうです。このくらいの大きさが美味しいのだとか。

もちろん周りの白いのは剥いて食べないそうです。

ハナビラダケは出来たての小さいのが新鮮で美味しいのだとか。

田舎者の私は…食べるの勇気要るなあ~。

裸山のコルまで来たら、あと少しでお花畑。

苔も良い感じ~♪

ヨッシー隊長から、山の抱える問題の話を目の当たりにしたり…

動物も必死なのかもしれないですが、

私たちもこの楽しませていただいている自然を、どうにか手を打って守りたいですよね。

そして、3時間半かかってお花畑に到着!柵の中と外では、植物が全く違います。(あれ?!中にトシちゃん熊が…)

クガイソウ・チダケサシ・コウゾリナ?・コウリンカ・コオニユリ

 

マウムシソウ・キリンソウ・カワラナデシコ・ヤマハハコ・ニガナ?・シロバナニガナ?

ウマノアシガタ・シモツケソウ・?・イヌゴマ?・タムラソウ?・ノアザミ?…??ばかり

シナノキンバイなのか?葉っぱが細かく裂けてないから別物?

お花畑から出てお昼を食べてもう2時半。

キンミズヒキとシュロソウ、トモエシオガマとグンナイフウロ

青・スズ・ラン。緑に白ピンクのお花。蕾はしっかり鈴のよう。

オオ・ヤマ・サギさん…知らなかった、こんなお花…多分?

写真を確認すると、茎自体にも筋とねじれがあり、お花の茎にもねじれ。

距は長くクルンと。

やけに足の長~い、キソ・チドリ風だけど?こちらはねじれもないのですよね。

たくさんのお花畑が、確認できました。時間も大分過ぎてます(汗;)

お花畑の避難小屋の近くに仮設トイレが設置されています。

さて、山頂に!と思ったら、なんと櫛形山の山頂まではあと75分!さらにまた登ります!この先、一度、柵から出ます。

森はこんな感じ…徐々に登ります

 

裸山です。でも、5分もかからないピークには誰も登りません。3時。

ここも最近、アヤメ平のお花畑の柵効果が確認され、防護柵が設置され2年目くらいでしょうか?

アヤメは大分咲いたようです。順調にこちらも植生回復することを願います。

そう、この中にホザキさんを確認したのですが、自分のカメラでは上手に撮れませんでした(涙;)

 

最後、本当の櫛形山の主峰に向かいます。まずは緩やか歩き。

マルバタケブキだらけの森を過ぎて…最後は3段階ぐらい…徐々に登って…

ようやく櫛形山です!午後4時10分。出発から7時間近くたってます!(汗;)

休憩して、3角点はこの次のピーク。また登り返します。

富士山を眺めてあとは下りです。なんと…駐車場まで45分!(今までの7時間は…)

こんなものもあって。ボケボケですが…

のんびり・・・

こんな巨木も。こちらからの周回だと、最後に紅葉沢から登り返すのが辛そうです。

ギボウシとセンジュガンピ

駐車場の手前、あと少しでサラシナショウマも開花しますかね。

ようやく、5時10分ごろに駐車場に戻りました。もちろん駐車場にはほかには車なし。

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本日は花の宝庫、日本二百名山でもあり、山梨百名山でもある櫛形山でした。

昨年、あの田中陽希さんが奈良田から広河原と歩いて巡って最後に高校生と親睦を深めたあの山です。

昨年に続き、お花の多さを実感しました。昨年と1ヶ月くらい違うと、また違ったお花に出会えてうれしいです。

天気のせいか、花見隊が遅いのはもちろんですが、この日は登山者も少なかったです。

1週間違えば咲く花も変わるようで、こんな素敵な山、たくさんの人に訪問して惜しいなとも思います。

かつてアヤメで有名だった櫛形山が裸の山になって、私も10年近くは行く価値がなくなったようで避けていましたが、

昨年、あのアヤメ平の黄色のお花畑を見て、本当に感動しました。

ここは動物からの食害か調査のため防護柵を設置し、食害を確定しさらに対策を打ってきた山。

山梨でも、北岳の草滑りや、三つ峠、仙丈など最近は対策がとられている場所も増えてきているが、

この自然の恩恵を受けている者としては、この自然を守ることが先決。

いろいろな対策に協力していきたいですね。

ヨッシー隊長の花知識の豊富さには、もう感心です。

ピテカンさんとカッパさも、花に加えてきのこの知識も半端ありません。

いろんな方と出会って、私の花知識も膨れていけばよいのですが・・・なかなかね… 

行き詰った日々の仕事からは、せめて週末ぐらいは開放されたいものです。頑張ろう!

週末天気になーれ♪


北海道<2>夕張岳(下り編)

2015-07-08 23:54:20 | 日本二百名山

どうにか、5時に登りはじめ、5時間半かかって山頂に。

残念ながら展望はなし。

駐車場は590mで山頂は1669.7m。標高差は1110m。距離は6.7km。

山梨でいえば、標高1660mは2時間で登れる日向山や茅ケ岳だが、恐るべし北海道の山!

山頂をうろうろしていると・・・ミヤマオグルマ

イワウメ 

フウロはチシマフウロ?!

ハクサンイチゲ

キバナシャクナゲ

ミヤマアズマキク

ホソバノイワベンケイ

 

?このへん、区別できない・・・

山頂はガスガス、多分本日同じくらいに登ったメンバーでは一番遅く、一人ぼっち。

木道あたりまで下れば日向ぼっこもできそうなので、即座に下山。

吹き通しまであと少し。

 

ホソバツメグサ?タカネツメグサ?

ヨツバシオガマ

アブラナ科のナズナ?タネツケバナ?

エゾミヤマクワガタ?!

ナナカマドとか

ショウジョウバカマ

桜はタカネサクラでしょうか?

吹き通しで、もう一度お花撮影。

ユウパリソウ・・・一番見たかったお花!

ユキバヒゴダイのつぼみ

黄色のスミレ

こちらは葉っぱの丸いスミレ。キバナノコマノツメ?

クモマユキノシタ?1か所のみ。

ナンブイズナズナ?タカネオミナエシ?

 

テングクワガタ?・・・ほとんど自信なし

 

ミヤマキンポウゲとシオナキンバイ

タカネタンポポ?

お花畑くらいから吹き通しを振り返ります

チングルマ

ヒメシャクナゲ

お花畑の水場。ここでリスに遭遇。カメラには収められず!11:34.

ここまでの下山で2組3名の方と行き違ったのが最後でした。

ミツバオウレン

ハクサンイチゲとミヤマアズマギク

男岩とガマ岩と奥に頂上。ようやく展望が・・・

スミレ

頂上方面の眺め。最初から見えていたら・・・諦めていたかも。遠すぎ…

スダヤクシュと?

 

マイヅルソウと?

これが一番見えたかも。お花畑で上がり、吹き通しで上がり、奥に頂上。

エンレイソウ

ミヤマカラマツ

石原平あたりはダケカンバがきれい。

分岐に13:30。下山は馬の背を。

これが結構な急で厳しいコースでした!

エジノレイジンソウと1か所だけイチヤクソウ

 

もうくたくたになって、ヒュッテに到着。2:25。

駐車場に戻って2:35.下り4時間。合計9時間半。

下りながらすれ違った2組の方の車があっただけかな~。

午後は天気が回復すると期待して、登りはお花をメインに。

下りは…でも天気も雲は完全には取れなかったけど、全貌が確認できてよかった。

たくさんのお花が確認でき、中でもやはりユウバリソウは会えてよかった~!

ユウバリコザクラには遅かったようで会えず残念。

でも、全部が一度に見られることなんてないと思うので、またタイミングを変えて訪問したいと思いました。

その時は、馬の背は周回しないかなあ…結構歩きずらい急な道と感じました。

それにしても、恐るべし北海道の1660m。往復で9時間半もかかるとは・・・

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下山後の林道では、ヒュッテ泊りのツアー客のようなワゴンとすれ違ったり、

道路沿いで、変な花を見かけたり

鹿にもあったり!かわいい!!

シューパロ湖の車道脇にはマンテマ風のお花を見つけたり。

これが結構嬉しかった~。かわいいよね~。

そんなんで、無事に2日目、北海道の最大の課題を制覇して下山です。

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このあと、この日の宿は夕張岳の天気次第で決めていなくて・・・

悪戦苦闘・・・

どうにか美瑛のユースホテルに泊まれました。

女子の相部屋で2段ベッド。きれいな環境でした。

夕飯も美味しかったと評判で、外国の方が多かったです。

急な予約のため、夕飯はコンビニ。せっかくなので十勝の豚丼。

翌朝、このユースのすぐそばに映画「愛を積む人」のロケ地がるということで

ちょっと寄ってみました。

映画も見たくなりましたね~