るーたんの日記

山歩き・食べ歩き・旅のひとりごと日記

『淳子のてっぺん』

2018-01-22 00:36:21 | 本・読書

昨年の松本「山岳フォーラム」で著者の唯川恵さんとか田部井淳子さんの旦那さんとかのトークがあって、

思わずサイン本で購入した『淳子のてっぺん』・・・ようやく読み切りました。

 

2010年10月に亡くなった田部井淳子さんの、子どものころの話、どうして山に興味をもっていったかの話。

大学生になった時の憧れからのジレンマみたいな話が・・・なんか泣けちゃいました。

あの田部井さんでも、そんなことがあったんだと。

勤労者の山岳会でのあれこれ。谷川を岩場に通っているだけあって、死との対面もあったそうで、

その話もなんか励まされることでした。

 

旦那様とのなれそめや、旦那さんの海外遠征の話。

あの穏やかそうな旦那様、猿飛佐助だったの!?

夫婦の歴史は、なんか本当に唯一の形をうまく残したなって思いました。

 

2度の海外遠征にまつわる、裏方の話も興味深かった。

大きな山を登るのには、ちょい前の映画『神々の山嶺』で深町と羽生、羽生とハセツネさんのような、登頂をめぐるいろいろな話、とかおもしろいというか新鮮でした!

 

 


読書「神々の山嶺(いただき)」

2016-01-24 00:45:47 | 本・読書

夢枕獏さんの「神々の山嶺」。

インレッドさんもお勧めの本です。

昨年、映画「エヴェレスト」を見に行った際の予告に、

邦画でもエヴェレストの作品が公開されると聞いてつぶやいたところ、

インレッドさんが原作面白いですよとコメントくださって、

ようやく冬休みごろから読み始めました。

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山登りをしていて、どんどんレベルアップして、本当にチャンスがあれば

多分いつかはエヴェレストに登ってみたいと思うのかな。

エヴェレスト登山は、実際にはお金も期間も必要なことで。

そうして山にとりつかれた男の心の変動とか葛藤とか生々しい。

そして、その男のことを調べるほどその男に執着?するもう一人。

自由に好き放題に自分のやり方を通しているように見える前者だが、

知れば知るほど興味深さ?、魅力?にはまっていく後者。

登山中に考えることって、究極はこうなのかなって。

 

阿部寛さんの羽生、岡田准一さんの深町が、どう演じられるのか楽しみで、

読んでいる時は、これどう演じるのかと余計なことばかり。

この内容が、どう2時間の映画になるのか3月の公開が楽しみです!

 

山って、確かにどうして登るのか?何があるのか?ですかね。

 


読書「貴様いつまで女子でいるつもりだ問題」ジェーン・スー著

2015-05-24 12:12:30 | 本・読書

同世代の女子が書いた本。名前はこんなだが純粋な日本人。

女子はいつまでたっても女子。

前にも女子の定義みたいな本を読んだが、

かわいく生きるタイプと強く生きるタイプがあるんじゃないかな?

「女のくせに」「女なんだから」なんていうひとくくりで言われるのは嫌だし、

「女子会」とかそういう時だけ恩恵にあずかろうってのもおかしいか?!(笑)

いずれにしても、女子も、人間全体が千差万別。違って当たり前。

うまく付き合っていくのには、自分を理解するのにも、

たまにはこんなのも読んでみても良いでしょうか?

入院初日、何もすることがなくて読み切りました。


読書「上高地ものがたり」浅野孝一

2015-03-13 18:24:32 | 本・読書

図書館でついつい手にしてしまいました。

1999年に刊行された本ですから、ちょっと古いのですが、改めて歴史を読んでみました。

すると、上高地が開かれたのは、まだ120年くらいのことなんですよね?!

ウエストン牧師の登山とかその紀行文により、上高地の魅力が伝え広がり始めたとか。

同じころにもウエストン牧師は富士山にも上っていますが、富士山については確実に富士講なる講の歴史が300年とかあり、

伝説では700年とかに聖徳太子や桓武天皇の富士登山の伝説などもあったりし、歴史は長いんですよね。

嘉門治さんとかよく聞く名前の山案内人の話やその写真を見ると、

昔の登山装備は簡易的で、それで登った皆さんの底力を感じます。

 

昔は島々から徳本峠が一般だったとか聞くと、

このクラッシッククルートは歩いていないんだよなあ?とか興味が。

でも、夏の上高地は確かにすごい賑わいだけれど、

徳本峠、霞沢岳、東鎌尾根、南岳など、静かな場所もありますよね。

この冬の上高地も、ひっそり静かで、とっても気に入りました。

次回は展望が望める冬に、また挑戦したいところです。

昨年は1度も上高地には入らなかったので、この夏はぜひとも歩いてみたいと思いました!

(行きたい山・所だらけです!)


読書「整理整頓 女子の人間関係」精神科医 水島広子

2015-03-10 20:55:43 | 本・読書

山友さんが読んだリストにあって、名前からして面白そうな本だと思って、

予約で図書館利用で読んでみました。

うーん、まず「女」の定義で、なんか自分が区分される位置がわかんない。

ケースで読んでも、なんかピンとこない感じ。

女子の人間関係は、結構ドロドロ面倒くさいと思う。

昔の会社でも、「女なんだから、朝掃除して当たり前」「お茶入れて当たり前」なんていうのも、

自分が社会人になるころからは、男女平等となり、昇格も前のような差がなくなったのが現実。

今は恵まれているのかな?でも、この本昨年の発売なんですよね。

 

女子の人間関係を円滑にする方法に、「女」度を下げる、ということを表現されてます。

「女子力」はあった方が良いと思いますが、

昔からの「女」度は、確かに面倒です。

でも自分はどうかなと?なんか、世捨て人のように低いような気もします。

あんまり気にしないし、一人でいること好きだし、自由を満喫して、

いえ、むしろ満喫しすぎか?!

問題は、なんか自分の中では「男のくせに」とかちょっと思ってしまうところが逆にある。

でも多くは、「若いなあ」とか「社会人なんだから」というような比べ方かなと…。

でも、確かに女同士の面倒な話は苦手であり、私にはあんまり女友達はいないかも。

みんな世捨て人のようなただの友達・親友である。(女だがね…少ないですが)