平成24年9月:北海道遠征:99・100座目の旅①
の続きです。
3日目の、9月21日(金)は、いよいよ99座目「幌尻岳」頂上アタックの日です。
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昨晩は、長い林道歩きに、避難小屋で何もすることもないので・・・すぐに就寝。
きっと素晴らしい星空も見たかったのですが、
なにせ避難小屋、真っ暗で、2階に寝ているのでそんな訳にもいかず・・・。
4時に起床、5時の朝食まで準備。
4時の段階で、2階の窓からも見事な星空が見えました。
そして・・・トイレに、アタックの準備。
朝食はガイドさんが用意してくれています。
5時に朝食。きつねうどん。
5:55に準備完了し、いよいよアタック。小屋は780m。
目指す幌尻岳方面です。
一緒に泊っていた、単独のnobu様は、一足早く出発。
三角屋根の右のとんがりが幌尻とのこと。
心強いのは、昨日合流したMガイドさんは、
既に前のツアーで同じルートを経験済みということです。
新冠ポロシリ山荘からは、幌尻沢を右に見ながら、ずっと上って行きます。
沢沿いの道なので、増水したときは危険と思います。
H24は初夏に大雨があって、幌尻沢が氾濫し、
右側の登山道が崩壊したりしてしまい、不鮮明でもあり、
登山口が秋までは閉鎖されていたようです。
そしてお盆明け頃から、解除になって登山者も入ってきたようで、
今回登って、確かに、沢沿いの道ですが、
不鮮明なところ、荒れているところがありました。
そして、1時間くらいの合流地点など、確かに1度来ただけでは難しいかと思いました。
この1時間後にある合流点は、地図にもあるように川の唯一の渡渉点です。
ただし、大雨の場合は渡るのは困難と感じました。ご注意を!
6:45に合流点に到着。965m。これでは合流か分かりずらいですね・・・。
この河原から登山道に取り付くまでが、人が入っていなかったせいか、
背の高い笹薮で、しかも下がぬかるんでいるのに結構な登りで、ちょっときつかったですね。
登山道には、熊のフンが所々で見られ、ちょっと緊張します。
秋っぽい、雲も出てきました。
そして、ちょっと登山道っぽくなると、今度は左が切れた感じでヤセ尾根を上がっていきます。
途中には、見晴台,8:10,
中間点、8:25,
なんていう手書きの看板も。
そして・・・尾根歩き、気持ちいいなあ~なんて思っていると、
ずっと左に見ていた沢のゴロゴロな岩場を通過します。
ここが水のポイントです。ちょっと上にも源流ポイところがありましたが、
登山道のすぐそばでも、美味しい水でした。
9:10、1630mくらいですかね。ここまで、2回休憩してます。
水場の沢からお花畑に上がるのも、結構急ですが、
次第にダムや新冠ポロシリ山荘も見えてきます。
ダムの手前の青いのが小屋だと。
ただし、幌尻岳の頂上っていうのは・・・見えないんですよね。
お花畑を過ぎて・・・お花の季節にはたくさんのお花が咲くんだろうなあ・・・
岩を過ぎて・・・・
ちょっとくたくたになりながらも、天気に恵まれ、景色を堪能して登り、
10:20に稜線に、1995m。
ここで、幌尻山荘から登るルートと合流。北カールの縁に立って、
幌尻岳の頂上も確認できます。
あと10分ですが、休憩です。左上にもう少しです。
こちらは稜線に出て左、幌尻山荘からの稜線です。
北カールと幌尻山荘への稜線。
この日は誰も登って来ませんでした。
途中でナキウサギの撮影が!この兎ちゃん、ポーズ決めてくれました!
しかし、エゾリスはなかなか素早くって、写真には収められませんでした。
そして・・・あと10分、10:40に幌尻岳の頂上に無事到着!!2052m。
nobu様、既に到着してました。
戸蔦別・北戸蔦別岳、
とか東カール方面。
北カール、幌尻山荘からのコース方面。
海も見えます。
ウラシマツツジの紅葉がはじまってました。バックは戸蔦別・北戸蔦別かな?
山頂にはnobu様のほか、チロロ林道から日帰りできたという若者に会ったきりでした。
山頂ではポロシリ山荘に泊っている我がパーティー+nobu様、一人の若者だけでした。
この日、幌尻山荘からは登った人はいなかったのでしょうか?
私たちが遅かったのでしょうかね?山頂で景色を堪能。
みんな頑張ったと、ガイドさんから眺めの休憩をいただき、11:30に下山。
9月の北海道の2000m。さすがに秋が一足早く始まってました。
さて、そして・・・また、2泊目のポロシリ山荘までの戻りです。
新冠コースの分岐でこのカールの景色とはお別れ。良く眺めました。
日本百名山の中でも難所の幌尻岳を無事登頂でき、
参加者もみんな大満足です。
ツアーの皆さんも6人、女子ばかりですから、いよいよ馴染んできました。
本日は荷物も軽いですし・・・。
秋ですから、花もなくて、その分、景色と眺望で満喫しました。
花があったら、それはそれでまた楽しいいでしょうが、
ペースは上がらないかもです。
そして、沢まで戻り、水を補給。
沢で汲んでも大丈夫だし、より綺麗な水だったら右側の水源から汲んでました。
ゆっくり休憩を取りながら、余韻を味わって下山です。
沢を渡ると展望はなくなります。
ヤセ尾根も注意し、唯一の渡渉も注意し。
渡渉の地点を上から見た感じ。
肝心の仮橋は写ってません・・・(登りを参考にしてください)