るーたんの日記

山歩き・食べ歩き・旅のひとりごと日記

「妙高山」・「火打山」

2008-07-29 06:49:56 | 日本百名山

    Dscn5667 海の日の3連休、何も予定が無いのと、天気がよさそうなので急遽、妙高に遠征することにしました。山小屋は混んでいるので、ふもとのペンションに泊まることにし、2山、ピストンです。この時期は雪解けで花が開きはじめ、苦しい登山もなごむ楽しい時期です。さて2山、どうだったか・・・。

妙高山はちょっとコースタイムが読めず、到着時間も遅れ焦って登ったのですが、ちょうどガスに覆われ、ゆっくり展望を楽しむでもなく頂上に着くと、なんDscn5663と頂上だけ展望が良かったのです。お花もたくさんあって。明日行く火打山もくっきっり見えました。 頂上にテガタ?チドリかな、たくさん咲いていました。

<参考にならないタイム>標高は自分の時計です。

スカイケーブル乗り場9:40→片道1千円→頂上1230m、10時発。1715m林道合流11時→1745mヒュッテ11:10→1900m天狗堂11:30~45あと1.4km→2050m風穴12:05あと1.0km→2200m鎖場→2390m頂上13:10-35(標高誤差約ー60m)→天狗堂14:25→分岐1580m14:55→1325m麻平分岐3:35→1085m燕温泉登山口下山

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翌日はDscn5797火打山です。花の百名山ということで、お花に注目ですが、あいにく稜線に出そうなところで雨です。そんな天気予報ではないはずだったのに・・・。昨日、妙高からあんなに良く見えたから、頂上に行く頃には、なんて期待しましたが、そう毎日いいことは続きません。しかし、急登で暑いピークを越えていたので、カッパも負担になりませんでした。そしてお花ですが、本当にたくさんありました。高谷池までに、キヌガサソウ、サンカヨウ、天狗の庭までにハクサンコザクラ、イワイチョウ、イワカガミ、アオノツガザクラ、ハクサンチドリ、ワタスゲ、雷鳥平までにタカネバラ、キンポウゲ、キンバイ、ウサギギク、ヨツバシオガマ、ネバリノギラン、ベニバナイチヤクソウ、マルバタケブキ、オダマキ、シャクナゲ、マイズルソウ、ゴゼンタチバナ、クルマユリ等等・・・。もうお花はいろいろたくさんでした。今年、たくさんサンカヨウとイワイチョウを見て、ワタスゲもこんなにたくさんはまた久しぶりでした。やはりお花の時期にはお花の山です!ヒュッテでトイレ借りられます。笹ヶ峰から黒澤までは緩やかな木道のハイキング。十二曲がりは本格的な急登りです。高谷池までも小ピークを2・3やりすごす横道な感じ。天狗の庭までは池周りのお花散策ですが、そこから頂上までは、また登山です。道中笹ヶ峰から頂上までが9kあるのか、「1/9」といったプレートあり。8/9からの最後が長かった・・・。

<参考にならないタイム>宿5時出発→笹ヶ峰着5:40、トイレ済ませ5:45発1320m→6:35黒澤1580mずっと木道→7:35十二曲過ぎのベンチ1905m→8:10富士見平2040m→ここからカッパ→8:50高谷池ヒュッテ(トイレ)9:10、2075m→9:30天狗の庭2125m→10:17雷鳥平2250m→11:00頂上2420m(誤差約ー40m)11:20→雷鳥平11:51→ヒュッテ12:40-13:00→富士見平13:30→十二曲14:05→黒澤14:23→駐車場115:10・・・ここから山梨まで戻ります・・・。

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今回の宿、良かったのでちょっと。

妙高高原の赤岩温泉のペンション「ルーエ」。Dscn5689 実はちょっと前まで友人と調整していて、日程が合わず一人旅に。前日に山小屋はネットで満員だし、麓に泊まろうと色々検索。そこDscn5702で6800円で夜はフルコース付き、登山口までの送迎も有りというので問い合わせ。一人で1500円UP。それでも山小屋ぐらいの値段で、料理は満腹、お風呂もある意味、温泉でした。(なんか機械を設置し、自宅のお風呂が温泉になる機械付きだったのです)夕飯はサラダ・スープ・魚・肉・アイスも付いてました。あと写真のビールは自家製ということで、なんか独特の苦さのある美味しいビールでした。朝もちょっと贅沢な感じでしたよ。300円でおにぎりも2個用意してくれました。1日目、ここに駐車し燕温泉に下山し、そこまで迎えに来てもらいました。こういうサービスも嬉しいですよね。

ちなみに、下山した「燕温泉」なかなかいい感じの温泉街だったのです。また機会があったら訪れたいところです。あと「河原の湯」というのがつり橋の下にあって、これにも時間があったら入りたかった!!余談でした。


「草津白根山」

2008-07-16 23:35:31 | 日本百名山

Dscn5634 7月15日(晴)。あまりに暑いので、避暑地に逃亡してしまいました。お花を期待して、草津の白根山です。まだ山に興味が無い頃、確か旅で来たと思うのですが、ちょっとハードなハイキング?を楽しみました。コマクサの濃い色に驚き!湯釜のエメラルドの神秘の色にも感動。自分の興味が変わるだけで、Dscn5604 こうものの見方も変わるのですね・・・。暑いときに車で標高 およそ2千mへ。お勧めのコースです!駐車場1日500円。

<参考にならないタイム>10時30分到着、10時50分出発。標高は既に1970m。逢の峰ピークを経由し山頂駅に11時15分。(高齢者もコマクサが見られるように駐車場から山頂駅は無料バス、山頂駅から有料リフトで2075mまで上がれる。)登りのみここからリフト片道350円を利用。頂上11時22分、2075m。11時50分、コマクサの見られるポイント。(ここまでそんなにアップダウンなし)ここからやや足元がごつごつした岩になりハイキング登山らしくなる。下って登り展望所に12時。下ってまた登って遊歩道最高地点に12時半、2105m。ちょっと雲行きが怪しくなってきたので急いで戻ります。リフトも経費削減で下りは歩き。無料バスには乗りたかったのですがタイミングが合わずここも歩きます。せっかくなので弓池のワタスゲがかわいかったので、ここも1周。まだ肝心の湯釜に・・・。2時ようやく湯釜。駐車場から登り15分。ちょっとまわりはガスっているのに、このお釜のエメラルドはなんともいえない神秘の色。一般観光客に混ありつつじって不思議な感じでした。2時半には戻って、余韻に浸りつつドライブを満喫し、涼しい1日が終わりました。


鳳凰三山「薬師岳」

2008-07-16 23:06:17 | 日本百名山

Dscn5589_2 毎日眺めている「鳳凰三山」。この一つに、夏山のトレーニングに向かう。珍しい登山。普通なら、この美しい稜線を縦走していくのが、このルートの楽しみだろう・・・。ナノになぜ?!ついつい口車に乗って、団塊の世代に騙されてしまった。7時20分に1250mぐらいから登り、中道コース。展望は良くない。頂上に11時50分着。12時30分に下山し、3時30分に車に戻る。まだホウオウシャジンやあの有名なビランジもまだ咲いてませんでした。梅雨の合間、頂上で雲が晴れただけでもよしとしようかな・・・。

<参考にならないタイム>7:20中道の駐車場1270m→8:25林道1600m→10:05展望ポイント2235m→10:30御座石2330m→11:00、2500m→11:40頂上2685m(標高誤差約ー95m)12:30→御座石13:25→14:30、1780m→15:00林道→15:30戻り。

今回は月末の荒川三山に向けてのトレーニング登山でした。お花が無くて、本当にトレーニングでした。厳しい!!


「キタダケソウ」

2008-07-07 23:15:06 | 日本百名山

Dscn5523 日本第2位の標高の「北岳」。この標高2700m辺りの一部にだけ咲く「キタダケソウ」。いつか見たいと思っていて、なかなか拝見できず、今年初めて見てきました。7月5日(土)始発のバスで広河原に6時。8時に二股。ここからアイゼンを装着し2時間弱、八本歯コル下まで。そこから1時間弱で尾根。トラバース道に11時過ぎ。約1時間、お花を観察。12時下山。3時広河原。4時半自宅。二股からの雪渓は落石と滑落の危険と隣り合わせ。休むに休めないし、緊張でした。くたくたになって稜線でお花、キタダケソウを見たときは、もう疲れも吹っ飛びました!苦労があって、ようやくその人だけに見ることが許される花なのかな?キタダケソウ、イワベンケイ、チョウノスケソウ、ハクサンイチゲ、オヤマノエンドウ、シオガマ・・・。感動。しかし下山時、落石に当たったという方と遭遇。止血したといっても、タオルが血でにじんでいた。怖い。温かくなって落石が多いというので、下りの雪渓は、休まず緊張してひたすら下りました。二股で休んでいると、新聞をにぎわせた誤通報の遭難・滑落騒ぎで、ヘリからアナウンスが聞こえたなんて初めてでした。「ただいま滑落、遭難の通報がありました。手を振ってください!」Dscn5517 とか。雪渓の恐怖、改めて感じました。雪渓を何もつけず登っている人も見ました。この時期、アイゼンは必携です。このタイムは、山に慣れているもののタイムです。初心者の方は方の小屋周りの1泊をお勧めします。そちらでもアイゼンは必要です。キタダケソウの見ごろは、ピークを過ぎ始めたかなという感じです。あくまで私の印象ですが。