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つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

寄らば、津幡の大樹の影。

2011年07月24日 22時52分31秒 | 自然
『昔々、森というのはそれだけで一つの宇宙でした。
 鳥や、 獣や、 木や、 花や、風や、 水や、 妖精たち。
 Feel The Symphony、森の散歩道。』
…毎週・日曜日の朝8時、「森本レオ」さんの決まり文句で始まる
30分間のFMラジオプログラム「森の散歩道」。
僕は、この番組が結構好きだ。
トークは、回によって概ね1つのテーマに沿っているので、
興味深い時と、それほどでもない時がある。
しかし、あの独特の声はいつも同じ。
魅力的なナレーションで、ついつい聞き入ってしまう。

そして、確かに森は小宇宙。
ドイツ・ライン川沿いの「シュヴァルツヴァルト/黒い森」などは、
開発が進んだ21世紀も、昼なお暗い大森林である。
これが「昔々」なら、規模の大きさはいかばりか。
道もなく、人の暮らしを寄せ付けないそこは、
鳥や獣や妖精が棲む、異世界に思えたとて、不思議ではない。

…さて「今日の一枚」は、旧・津幡小学校校舎があった、
大西山の忠魂碑の周辺に立つ木の幹にて撮影。
幹にしがみ付いた抜け殻。

そこには、多くの生き物が暮らしていた。
果たして殻の主なのか…木と同化したかの様な蝉がいた。
 
樹液目当てにやってくる虫を狙い、幹の近くに巣を張る蜘蛛。
 
幹を這い上がる、蟻。
地上から1メートルの位置にあるのだから、
体長1センチの彼にすれば、凄まじい高さへと到達している事になる。
 

樹にすがって生きる営みを目撃して、感動を覚えた今朝の散歩。
こう結びたい。

『一本の木というのは一つの宇宙である。
 Feel The Symphony、津幡の散歩道。』
コメント
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