津幡町から送る応援の風。

「今日の一枚」は「Ａコープつばた店」前に掲げられた幟旗。
日の丸と東北をデザインした旗に染め抜かれた文字は、
『がんばろう東日本　食べて応援しよう』。
大切な事だと思う。
今日は7月11日、震災が起こってから4ヶ月だ。

先週の金曜日、ＦＭラジオを聞いていたら、
福島から石川へ避難してきた方と電話をつなぎ、話をしていた。
その人は、こちらで運送の仕事をして生計を立てながら、
ボランティアで被災地へ送る物資を集めている様子だった。
パーソナリティとのやり取りの中で、石川県の人達への感謝を述べた後、
『直接の被害がなかった地域では
震災の記憶が、早くも風化し始めているように感じる。』
…と語っていたのが印象に残っている。

確かにそうかもしれない。
発生当時、緊急体制だった報道も通常の内容になり、
頻発していた余震も減った。
会話の中でも話題になる回数が少なくなった。
たった数ヶ月前とはいえ、
被災者ではない僕らにとっては過去の出来事なのかもしれない。
しかし、それではいけない。
自戒の意味を込め、以前、3月19日の投稿から一部を引用する。

『人生は、常に順風満帆ではない。
心が折れそうになる逆風の時だってある。
事実、今、日本には苦しんでいる方々が大勢いる。
我々が忘れてはいけないのは「応援の風」を送り続ける事。
出来る範囲で継続するのが肝心。
たまたま実害がなかっただけで、同じ国に暮らす僕達も当事者なのだ。
傍観者になってはいけない。
風を止めてはいけない。
被災地に「よい風」が吹くその日まで。』

復興支援はこれからが本番だ。