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つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

津幡町発、祝電。

2011年07月18日 14時51分52秒 | 日記
シュク ハツユウショウ。
ドイツ フランクフルト ニテ ヤマトナデシコ セカイセイハ。
PKセン デ ベイコク クダシ カンキ バクハツス。

もしも「なでしこジャパン」の快挙を電文で届けるなら、こうなるだろうか。
きっと、ニュースの伝播には少々の時間を要するだろう。
しかし、今では通信に距離の観念はない。
オンタイムで伝達できる。
今朝の生放送をご覧になった方も多いはず。
僕も、その1人である。

先制されて追いつき、また先んじられて追いすがる。
引き離されても食らい付く試合展開は、ドラマチックだった。
そして、本戦、延長をタイスコアで終えて迎えたPK戦での勝利。
感動的なフィナーレを迎えた。

サッカーファンの中には、PK決着に懐疑的に考える向きもあるようだが、
僕は「1対1の果し合い」が好きだ。
PKは、運が大きく関わるという。
確かに、そこには戦略や戦術といったチームの力量は入り込む余地がない。
だが、プレイヤーが積み重ねてきた練習量や技術、覚悟の差が現れる。
120分間の死闘を経て辿り着いた、新たな戦場。
全身を包む疲労や痛みをこらえ、向かい合った戦士と戦士。
一瞬の閃きと集中が生死の境目。
決めるか、止めるか。
…「真剣勝負」を体現するスタイルだと思う。

そして、今大会の場合は「環境の差」が現われた。
開催地はドイツ・フランクフルト。
日本は、ホスト国を破った相手。当地の人々にとっては戦友である。
試合が進むにつれて日本への声援が大きくなってゆくのが、
モニター越しにもよく分かった。
また、不幸な出来事である「東日本大震災」も大きい。
打ちひしがれた日本の為に戦う。
危機にある日本を応援する。
ピッチの内でも外でも、日本を支える何かがあった。

しかし、何よりも勝利の原動力になったのは、
彼女達自身の「努力」に裏打ちされた「実力」なのは、明らかだ。
おとといの投稿に書いた、ドイツ・フランクフルト生まれの文豪…
「ゲーテ」の作品「ファウスト」の一節を、改めて贈りたい。

『つねによい目的を見失わずに努力を続ける限り、最後には必ず報われる。』
 

ちなみに最後になったが「今日の一枚」は
津幡の路上で「1対1の果し合い」真っ最中の「りくすけ」である(笑)。
コメント
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