“シリーズ母校への惜別”。
「今日の一枚」は、かつて校舎があったスペースを
地面スレスレから撮影したもの。
画面左に写っている松の木は忠魂碑を囲む立ち木の一部。
画面奥に見える建物はJAかほく本店。
すっかり更地になってしまった大西山に立ち、
ふと「松尾芭蕉」の名句を連想する。
“夏草や 兵どもが 夢の跡”
(なつくさや つわものどもが ゆめのあと)
作者が奥の細道で訪れた、奥州・平泉。
人の姿も見当たらない荒地には、ただ夏草だけが生い茂っていた。
往時のそこは「源義経」や「藤原一族」が駆け抜けたところ。
儚い夢と消えた英雄に思いを馳せて、夏草を眺めていると、
物悲しさがこみ上げてくる。
…そんな心境を詠った作者と似た気分になってしまう。
威風堂々とした学び舎。
点在する遊具。
木霊する嬌声。
プールの水音。
僅か一年前、そこにあった風景は跡形もなく、
ただ、吹き渡る風に草が揺れていた。
“夏草や 夢幻の 母校かな”
(なつくさや ゆめまぼろしの ぼこうかな)
「今日の一枚」は、かつて校舎があったスペースを
地面スレスレから撮影したもの。
画面左に写っている松の木は忠魂碑を囲む立ち木の一部。
画面奥に見える建物はJAかほく本店。
すっかり更地になってしまった大西山に立ち、
ふと「松尾芭蕉」の名句を連想する。
“夏草や 兵どもが 夢の跡”
(なつくさや つわものどもが ゆめのあと)
作者が奥の細道で訪れた、奥州・平泉。
人の姿も見当たらない荒地には、ただ夏草だけが生い茂っていた。
往時のそこは「源義経」や「藤原一族」が駆け抜けたところ。
儚い夢と消えた英雄に思いを馳せて、夏草を眺めていると、
物悲しさがこみ上げてくる。
…そんな心境を詠った作者と似た気分になってしまう。
威風堂々とした学び舎。
点在する遊具。
木霊する嬌声。
プールの水音。
僅か一年前、そこにあった風景は跡形もなく、
ただ、吹き渡る風に草が揺れていた。
“夏草や 夢幻の 母校かな”
(なつくさや ゆめまぼろしの ぼこうかな)