No tengo dinero ni tiempo.

昔習ったスペイン語で今でも覚えている数少ない文章の1つ。

わかりやすくしたつもりがわかりにくくなっている

2021-02-22 23:00:00 | テニス観戦
なおみちゃんの優勝記念に紙の新聞を購入し、せっかくなので切り抜いておくことにした。
切り取っていて、気になる記載があった。

(2021年2月21日 京都新聞朝刊)

私に限ったことかもしれないが、テニス観戦をしていなかった頃にこういう記事を見ると総勢8人が参加する大会だと思っていた。この記事だけを見て、これが総勢128人参加の準々決勝以降の組み合わせ表だと理解できるのだろうか。
グランドスラム大会は、本戦は128人参加、さらに予選も128人参加である。今回なおみちゃんはこの頂点に立った。本当に偉業だと思うのだが、その偉業が、準々決勝以降の組み合わせ表の記載だと伝わりにくい気がする。過去に読んだ記事を思い出すと、今回購入した新聞に限らず多くはこういう記載になっている。
さらに、名前の前にシードの数字が書かれていて、(ノーシードから勝ち上がった選手には書かれていないが)それを見てテレビでは「格上」とか「格下」とか言っているのを見聞きするが、テニスでそれを使うのは違和感を感じる。シードはその時のランキングがそうである、、、すなわちたまたま昨年の同時期の試合でたくさん勝ったからポイントが多いに過ぎない。
報道ではわかりやすくするためとの理由で準々決勝以降だけを取り出して格上とか言って説明しているのかもしれないが、それではテニス観戦の醍醐味やグランドスラムで優勝した偉業が伝わらない気がした次第である。
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